イオンモール豊川におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みを支援
~オンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」、RPAを活用した空調ソリューション「D-Airingロボ」が運転を開始~
大阪ガスの100%子会社のDaigasエナジーは、イオンモールが運営する「イオンモール豊川」(愛知県豊川市、以下「本施設」)に導入したオンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」とRPAを活用した空調ソリューション「D-Airingロボ」が運転を開始しましたので、お知らせします。「D-Bioメタン」は、食品廃棄物を55℃の高温で発酵させ、メタンガスを製造します。本施設では、製造したメタンガスを燃料としてバイオガスコージェネレーションを運転し、カーボンニュートラルな電気と温水を作り、本施設で利用します。レストランやフードコートで発生する食品廃棄物を有効活用することで、食品廃棄物量が大幅に削減される見込みであり、サーキュラーエコノミーの実現に貢献します。さらにカーボンニュートラルな電気と温水の利用により、年間で約89トンのCO2削減効果を見込んでいます。
「D-Airingロボ」は、エネルギーマネジメント・換気等のニーズに応えるためDX(Digital Transformation)を活用し、快適な環境と省エネ・省CO2を実現する空調ソリューションサービス「D-Airing」のオプションメニューです。RPA(Robotic Process Automation)をベースに学習・判断機能を持つロボット(プログラム)が空調・換気等の制御を代行し、省エネ・省CO2と施設管理者の負担軽減を目指すサービスであり、本施設が「D-Airingロボ」稼働の第1号案件となります。本施設では、大阪ガスが保有する気象予測技術※による予測温湿度等を「D-Airingロボ」が活用し、空調の最適制御をサポートします。
Daigasグループは、2021年1月に「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」を発表し、グループをあげて脱炭素化に取り組んでいます。Daigasエナジーは、「D-Lineup」を中心にエネルギー会社の強みを活かした低・脱炭素ソリューションを提供することで、お客さまの課題を解決するとともに、社会課題であるカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
※ 2018年9月7日発表「気象予報ビジネス開始に向けた業務許可の取得について」ご参照
(https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2018/1273577_37838.html)。予測対象地域を高解像度の小さなメッシュに区切ってデータ解析を行うことで地形影響等を考慮したきめ細やかな予測が行うことができるとともに観測データに基づく機械学習も組み合わせて高精度化を図っている点が特長。
【「D-Bioメタン」イメージ】
【「D-Airingロボ」イメージ】