シェルとのCCSバリューチェーン構築に関する共同検討の開始について
当社はシェルと、2022年6月より脱炭素社会実現に向けた幅広い分野における共同検討を開始*1しており、CO2回収・利用・貯留(CCUS)についても共同検討に向けた協議を進めてきました。
本検討では、CO2を排出する工場などに関する大阪ガスのネットワークや知見と、CO2液化輸送やCCSに関するシェルの世界的なネットワークや知見を組み合わせることにより、産業界の脱炭素化に繋がる効率的なCCSバリューチェーン構築の実現可能性を検証します。
具体的には、CO2の排出削減に課題を抱える国内の鉄鋼・セメント・化学産業の工場などのCO2排出源から回収したCO2を集約・液化した後、アジア太平洋地域の貯留地まで船舶輸送し、地中に圧入・貯留することを想定したCCSバリューチェーン全体の事業性評価を2023年5月から実施します。
Daigasグループは、今後も脱炭素社会実現に向けて、2021年1月に発表した「カーボンニュートラルビジョン」や2023年3月に発表した「エネルギートランジション2030」のもと、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
*1:2022年6月6日「シェルとの脱炭素社会実現に向けたメタネーション・水素・CCUSなど幅広い分野における共同検討の開始」で公表済
Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltdと基本合意書を締結した後、同社はShell Singapore Pte. Ltdに社名変更を行っている
https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2022/1307665_49634.html
本事業の概要
・「Daigasグループ エネルギートランジション2030」で新たに示した「CO2バリューチェーンの構築に関する取り組みのうち、CCSバリューチェーン構築に関する検討。
・CO2の排出削減に課題を抱える国内の鉄鋼・セメント・化学産業の工場などのCO2排出源から回収したCO2を集約・液化した後、アジア太平洋地域の貯留地まで船舶輸送し、地中に圧入・貯留することを想定。
各社の概要