国際協力機構(JICA)研修員が、特例子会社のエスコアハーツを障がい者雇用の先進事例として視察

株式会社 ノーリツ

 湯まわり設備メーカーの㈱ノーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証プライム上場)の特例子会社である株式会社エスコアハーツ(本社:兵庫県加古郡、代表取締役社長:永安 弘喜)に2023年6月8日(木)、国際協力機構(JICA)とスリランカの社会福祉や労働に関わる行政官(JICA関係者4名、スリランカ関係者9名、スタッフ3名の全16名)が視察に訪れました。

 
 この視察は、JICAが実施中の技術協力プロジェクト「スリランカにおける障害者の就労支援促進プロジェクト」の一環として行われており、今回は、「The Valuable 500」に加盟している大企業の特例子会社として視察を受けました。エスコアハーツグループでは、給湯器の部品組立や事務代行業務のほか、2011年より障がい者の就労機会創出を目的に給湯器リサイクル事業を行っています。この事業では、使用済みの給湯器を回収し、分解、分別を行い、銅や鉄を中心とした多様な素材を資源としてリサイクルしています。当日は実際に業務に携わる従業員の様子を見学した後、障がい者雇用に対する取り組みのヒアリングなどが行われました。
 

 ノーリツは、2021年に障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブ「The Valuable 500」に加盟し、“1.障がい者の雇用と活躍の促進。”“2.障がいのあるお客さまに寄り添った商品・サービスの提供”という2点にコミットメントし続けています。


■視察参加者 スリランカに派遣中のJICA専門家 清水貴さまのコメント
 JICAは、現在、スリランカにおいて障がい者の就業支援制度づくりを支援しています。障がい者雇用の好事例を学ぶために、数ある日本企業の中でも「The Valuable 500」に加盟しており、さらに障がいのない同僚と共に障がい者が業務を行う体制づくりや、適性にあった多様な職種および人事交流を提供するエスコアハーツへの視察を希望しました。
 視察中の研修員の表情や質問の内容から、エスコアハーツグループの取り組みに対しての関心がとても高いことを実感しました。同国では「障がい者は働けない」という偏見が強いため、障がい者がいきいきと働く職場を視察して感銘を受けたのだと思います。また、視察中に障がい特性に合わせた具体的な工夫や取り組みも見聞きし、座学の研修では得ることができない情報をたくさんいただきました。とても良い機会を下さり大変感謝しております。
 

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