デロイト トーマツ、複数の医療機関で働く医師に対応できる就業管理システムを、ヘルステック研究所と共同開発

デロイト トーマツ グループ

2024年度開始「医師の働き方改革」に向けて、副業や兼業で働く医師が労働時間をスマホで記録し、医師と医療機関の双方が通算の労働時間を把握できるクラウド型システムを低価格で実現

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社(東京都千代田区、代表取締役:岩村 篤、以下「デロイト トーマツ」)は、複数の医療機関で働く医師がスマートフォンから労働時間を記録でき、医師の通算労働時間を医療機関も把握できる就業管理支援システムを、株式会社ヘルステック研究所(京都市左京区、代表取締役:阿部 達也)と共同開発し、2023年7月7日から提供します。
医療機関では、2024年度から始まる「医師の働き方改革」により、時間外労働に上限規制が適用されます。ただ、医師の労働時間は主たる勤務先の医療機関が管理しているため、医師が副業や兼業をしている場合、複数の勤務先の通算労働時間の把握が難しいという課題があります。この課題の解決に向け、低価格で導入できるクラウド型システムを開発しました。
 
■概要
デロイト トーマツは、医療機関に対して就業管理の調査や医師の働き方改革に関するアドバイザリー業務をしてきました。そのなかで培った知見を、医療機関向けアプリケーション開発において豊富な実績のあるヘルステック研究所の開発技術と組み合わせ、「シンプル・ユーザー(医師)無料・医師が主役」をコンセプトとする就業管理アプリの共同開発を行うことになりました。
医師が就業時間を打刻する「医働日記」では、医師個人が保有するスマホで手軽に打刻ができ、複数の医療機関で勤務した場合でも簡単な操作で打刻対象の医療機関を切り替えられるなどのメリットがあります。
また、医療機関が労働時間を管理する「らくらく医働日記」では、労務管理者にとって、医師の通算労働時間の把握が容易になるとともに、システムメンテナンス等の運用負担が削減できるなどのメリットがあります。

図1:「医働日記」を導入した際の運用変化のイメージ

■特徴①医師は、打刻する医療機関を簡単に切り替えることができ、宿日直や自己研鑽等の入力も可能
ユーザー(医師)は、勤務時間を打刻する働き先の医療機関を簡単に切り替えができます。また、自己研鑽や宿日直などの非労働時間の入力も可能です。

図2:ユーザーが操作する画面(医働日記)イメージ

■特徴②医療機関は、複数医療機関の医師の通算労働時間の把握が可能
医療機関は、ライセンス費用をお支払いいただくことで、所属する医師の勤怠データを把握することが可能です。医療機関は、ユーザー(医師)がどのような働き方をしているか、通算労働時間はどの程度なのかを把握できるため(ユーザーである医師の医療機関に対して勤怠時間を「共有可」とすることが前提)、自施設で働く時間数の調整がやり易くなります。

図3:医療機関側の管理画面(らくらく医働日記)イメージ

■特徴③医師は利用無料、医療機関は低価格での導入が可能
ユーザー(医師)は無料で使用することができ、医療機関は1施設ごとに1ライセンス分の料金で所属する医師の勤務時間の把握が可能です。一般的に、就業管理に係るシステムは、院内にサーバーを立てて管理され、年間数百万円以上かけて運用されていますが、本製品では医師が自身のスマートフォンを使用し、クラウド上で自ら記録を行うことができるため、医療機関の費用負担を最小限で済ませることができます。

■製品の紹介ページ(ヘルステック研究所のページ)
 https://rakuraku-idounikki.htech-lab.co.jp/

■申し込み方法について(医療機関様向け)
本システムを試用したいご要望がございましたら、以下のURLから申し込みをお願いします。
 https://forms.gle/riE3HbD1vNxeuKkw8

■ウェビナーのご案内
本アプリケーションに関連して、医師が自分自身で勤怠管理を行うことの意義と、「らくらく医働日記」のご紹介を目的としたウェビナーを開催します。
【開催要綱】
主な対象者
医療機関の経営責任者・事務長・医師の働き方改革推進担当者・人事総務担当者
・開催日時
 2023年7月10日(月)17時00分~18時00分
・申込締切日
 2023年7月6日(木)17時00分
・会場
 Zoomを利用したオンラインセミナー
 ※お申し込みいただいた方には、後日メールにて受講方法および視聴用のURLをご案内します。
・受講料
 無料
・申込方法
 Webサイト https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/seminar/view/39716
 からお申し込みください
・講演内容
 ※講演テーマは変更となる場合がございます。予めご了承ください。
 1. 医師が個人で勤怠管理を行うことの重要性
 2. 医師の働き方改革に向けた勤怠管理アプリの必要性
 3. 「らくらく医働日記」の製品ご紹介
 

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