大阪からやってきた高校生たちが、北海道網走市で東京農業大学とプロジェクト型研修 ~課題解決を通じ「大学での学び」の魅力の一端に触れる~
大阪からやってきた高校生たちが、北海道網走市で東京農業大学とプロジェクト型研修 ~課題解決を通じ「大学での学び」の魅力の一端に触れる~
東京農業大学 生物産業学部は7月下旬、大阪の複数高校の生徒たちと共に北海道・網走市のフィールドでプロジェクト型研修「網走探究プロジェクト」および「オホーツク学」を開催。高校生たちがオホーツク地域の課題を知り、体験し、課題解決に向けた探究学習に取り組む中で、東京農業大学における「大学での学び」の魅力の一端に触れていただきました。「網走探究プロジェクト」では以下の3テーマから一つ選択してグループを編成。グループ毎に網走市内の漁協やかまぼこ製造業者、エゾシカの食害がある農地やエゾシカ肉の解体施設、飲食店などを視察し、生産・加工・流通の観点から課題を発見。体験を通じて課題への認識を深めました。
【テーマ】
- 海の未利用資源に付加価値をつけるプロジェクト
- 環境と調和する地域プロジェクト
- 地域を活性化させる商品開発プロジェクト
課題解決に向けた探究学習として「網走沿岸で採れる海の未利用資源“ビノス貝”や、害獣として邪魔者扱いされているエゾシカ肉を活用したり商品化するにはどうしたらいいのか?」を、グループ毎に現地調査を行いながら議論しました。
最終日には東京農業大学の北海道オホーツクキャンパスにて成果報告会を実施し、各グループ毎に練り上げたアイデアを発表。特に優秀なアイデアを披露したグループは「網走市ジュニア観光大使」に任命されました。このグループには研修終了後も引き続き網走市の魅力を発信していただきます。
【「網走探究プロジェクト」参加高校 ※参加者計:39名】
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「オホーツク学」では「オホーツクから未来の農業を考える」をプロジェクト全体のテーマに設定し、まず初めに日本の農業、オホーツクの農業の現状について東京農業大学の模擬講義やグループワークにより事前学習し、農業の必要性について理解を深めました。
その後のフィールドワークでは網走市内の農家を中心に視察しました。全国屈指の生産量を誇るオホーツク地域の農業を題材に課題を抽出し、日本の農業と自らの生活とのつながりを主体的に学びました。
参加した高校生たちはプログラムにおいて東京農業大学の学生とも交流を深め、研究活動を介したオホーツク地域と東京農業大学の繫がりを理解し、大学での学びの魅力の一端に触れるとともに、オホーツク地域の農業における課題解決に向けた提案を通じて、オホーツクの地から未来の農業のあり方について議論しました。
【「オホーツク学」参加高校 ※参加者計:48名】
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東京農業大学は今後も、探究学習における「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」を支援し、高校の生徒たちの幅広い教養と問題解決能力の向上に貢献していきます。
■東京農業大学
大学名:東京農業大学(Tokyo University of Agriculture)
URL:https://www.nodai.ac.jp/
設立:1891年
所在地:〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
■生物産業学部(北海道オホーツクキャンパス)
所在地:〒099-2493 北海道網走市八坂196
バイオ資源、バイオ産業に関わる自然・生命・人間・社会を幅広く扱う生物産業学の先駆けというべきこの学部は、1989年(平成元年)に開学。北の大地“北海道オホーツク”でしかできない学びを展開してきました。2018年には生物産業学部4学科の名称を「北方圏農学科」「海洋水産学科」「食香粧化学科」「自然資源経営学科」とし、大学の理念である「人物を畑に還す」をモットーにした「実学主義」を北海道オホーツクの広大なフィールドで実現させています。 |