デロイト トーマツ、煩雑な病院経営情報の収集・集計をわずか数分に短縮する統計プラットフォーム「Medical Business Insights」を提供開始

デロイト トーマツ グループ

行政機関の統計データを活用し域内の医療受給や将来需要等を可視化することができ医療機関を取り巻く環境変化への対応に貢献

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(東京都千代田区、代表取締役 福島和宏、以下「デロイト トーマツ」)は、医療機関に対する投融資やソリューション営業に不可欠な病院経営データ統計プラットフォーム「Medical Business Insights」(以下、MBI)を独自に開発し、9月20日より提供開始します。

本プラットフォームは、金融機関や事業会社などが医療機関との様々な取引を決定するための判断基準となる経営状況分析に資するデータ収集・集約、加工・集計工程を自動化し、これまで手作業で数日間かけて行っていた作業をわずか数分に短縮することができます。「データ分析作業をできる人材がいない」「膨大な時間がかかっている」という現場の声に応えて開発しました。

Medical Business Insights Webサイト
https://lp.mbi.fa-biz.deloitte.jp/

近年、中小規模の医療機関の乱立や政府の診療報酬の低減政策、加えて新型コロナウィルスの影響などで医療機関は厳しい経営状況に置かれています。さらに病院の地域内再編等の供給体制の見直しや病院内部での生産性向上、働き方改革なども求められています。金融機関をはじめ医療機関に対する投融資事業を運営する事業者にとっては、ソリューション営業の機会が増加するものの投融資のリスクも高まることが予測されます。対象医療機関の将来性を考慮する上では、経営状況の分析が一層重要になる一方で、そのためには様々な行政機関に分散されているデータを調査し手作業で収集・集約、加工・集計する必要があり、医療機関の経営状況の分析に知見を有するビジネスパーソンでも一定の時間を要し、業務の大きな負担となっています。

Medical Business Insightsの特徴
MBIは関連行政機関の統計データを集約することで、これまで数日かかっていた病院経営データの収集・集約、加工・集計工程をわずか数分に短縮することを実現した統計プラットフォームです。主に以下の特徴を有しています。
・集約された病院経営に関する情報が瞬時にグラフでわかりやすく表示される上、任意の地点とその地点を中心とした同心円状の商圏の外部環境調査も可能、深い洞察を得ることができる。
・将来の人口推計、人口に対する病床数において全国と対象地域の数値比較、施設別患者シェア率などから、地域内の医療受給や将来需要等をシミュレーションすることができ、より質の高い意思決定の判断材料を提供することができる。
・シンプルなユーザーインターフェースにより医療機関経営の経験や医療法人特有論点における知見の有無を問わず、容易に医療環境分析のデータを取得・整理することができ、経営分析における作業時間の短縮や、未経験者の教育コスト低減にも寄与する。

表示されるグラフのイメージ
対象地域将来人口推計:対象地域の年齢別人口の将来推計を実施し、地域の今後の人口動態を表示

 
対象地域人口当たり病床数の全国比較:対象地域の人口対比病床を全国と比較し表示

Medical Business Insightsのサービス概要
・無料のStandard、1ユーザーにつき150,000円/月のPro の2プラン
 ※サービス開始時は1ユーザーにつき90,000円/月で提供
 ※初期費用無料
・無料会員は一部の限定的な情報の閲覧が可能、有料会員はデータのダウンロード・資料の自動作成等の多彩な機能が使用可能です。
・利用申込から3営業日程度で利用開始することができます。

操作画面のイメージ
 




デロイト トーマツは、本プラットフォームを広く展開することで、医療機関に対する投融資や事業承継、地域内再編の活性化を促し、地域医療をはじめとする日本の医療業界が抱える課題の解決に貢献して行く方針です。

 

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ