【大京】ライオンズ京都御所南レジデンス 「2023年度グッドデザイン賞」を受賞
「ライオンズ京都御所南レジデンス」は、京町屋など老舗が残る二条城東側の、中心市街地でありながら閑静な住環境に位置し、京都市の新築分譲マンションで初めて「ZEH-M Oriented(ゼッチ エム オリエンテッド)」の仕様となる集合住宅です。
京都の歴史的な街並みに調和し、伝統を未来に引き継ぐ新たな外観とするため、軒の水平ラインを強調し縦格子をランダムに配置したほか、庇や梁の形状を工夫しました。また、柱や壁の存在感を軽減し、エントランスホールでは、やわらかな光とその向こうの風景が透過する障子などの伝統的な手法を用いて「透き」を生み出す日本的なデザインとしました。さらに、公園に面する開放的な角地という立地を生かして実現した大きなガラス開口と、建物内に設けた三つの光庭(吹き抜け)で採光と通風を確保しています。今回の受賞では、日本の美を感じさせる高い意匠性が評価されました。
当社は、今後も社会的な課題やお客さまのご要望に寄り添い、新しい商品やサービスをご提供してまいります。
1. 「ライオンズ京都御所南レジデンス」
■概要
本物件は、15mの高さ制限や庇の設置など細かな規制がある「京都市旧市街地型美観地区」内の、南北約38m、東西約22mという希少かつ開放的な角地に位置します。立地を生かしたゆとりある配棟計画で開放感を持ちながら高い断熱性を実現した、快適で環境に優しいマンションです。
■特長
歴史的景観を未来に引き継ぐ新たな外観をRC造建物に実現
鉄筋コンクリート造の重厚感を感じさせないように、柱の配置や、庇や梁の形状を工夫しました。また、軒の水平ラインを強調することで梁を隠し、柱、壁、ガラスの境界をあいまいに隠すように縦格子を設置することで、壁の存在感を低減しました。
「透き」の日本的空間を表現
エントランスホールのコーナーにある障子からは柔らかな光が入り込み、緑が見える外部と内部が連続するような、「透き」を生み出す現代的な日本的空間です。
開放感・採光・通風を享受する快適な住環境を実現
緑豊かな公園に面した角地という利点を生かすため、コーナーの柱をなくしワイドスパンの構造とし、住戸内は大きなガラスの開口部を実現しました。また、三カ所に光庭(吹き抜け)を設け、内廊下や住戸内に光を取り入れる設計にしました。
■物件概要
所在地:京都府京都市中京区西洞院通夷川下る薬師町644番1他(地番)
交通:京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車徒歩6分
京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅下車徒歩10分
京都市営地下鉄東西線「烏丸御池」駅下車徒歩10分
敷地面積:916.34 ㎡
建築面積:748.06 ㎡
延床面積:2,997.23 ㎡
構造・階数:鉄筋コンクリート造、地上5階建て
総戸数:35戸
設計:株式会社日企設計
施工:株式会社藤井組
事業主:株式会社大京
着工:2021 年8月
竣工:2022 年9月
■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
歴史的景観が保存される地区において、街並みを継承しつつ新しい外観を創っていくことは難しい課題である。「ライオンズ京都御所南レジデンス」は、京都旧市街地の恵まれた間口の広い角地に建っており、その外観が周囲に与える影響は大きいが、共用部を取り囲む住戸配置により、庇やサッシ、手すり、縦ルーバーが美しい外観を創っている。特に水平ラインを強調する庇は端部が薄くシャープで、繊細な縦ルーバーとあわせて日本の美を感じさせる。角地側の手すり壁についてはより繊細な意匠もあったのではとの意見も出たが、全体に高い意匠性が実現されており、審査委員からの評価も高かった。
2. 「グッドデザイン賞」とは
1957年に創設された通商産業省主催のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン賞公式ウェブサイト http://www.g-mark.org/
3. 株式会社大京について
設立:1964年12月
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-24-13 千駄ヶ谷第21大京ビル
事業内容:不動産開発、不動産販売、都市開発
URL:https://www.daikyo.co.jp/
(※大京はオリックスグループです。)