デロイト トーマツ グループ内における組織再編のお知らせ
有限責任監査法人トーマツのリスクアドバイザリー事業の一部をデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社に集約
デロイト トーマツ グループの有限責任監査法人トーマツ(東京都千代田区、包括代表 大久保孝一、以下「監査法人トーマツ」)は、2023年12月1日にグループ内で組織再編を行うことを決定しました。
監査法人トーマツ内にあるリスクアドバイザリー事業本部の一部の組織・機能を子会社のデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社に移転させ、その後の追加的な資本関係の見直しにより、同社(2023年12月4日に合同会社に変更予定)を監査法人トーマツが直接持分を保有しない、デロイト トーマツ グループ内に並列する会社とする予定です(図1)。
本組織再編は現在、監査法人トーマツ内にあるリスクアドバイザリー事業のさらなる成長と提供する業務の将来的な一層の多様化を念頭に、公認会計士法に則り、高品質な監査・保証業務を遂行する社会的責任を有している監査法人のあり方を慎重に検討した結果、監査法人トーマツは監査・保証業務とその関連業務等により注力する法人とすることが最適と判断したものです。
本組織再編後もデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社(合同会社に変更予定)は、他のデロイト トーマツ グループ内法人(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ フィナンシャルアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ税理士法人等)と同様に、監査法人トーマツが提供する監査・保証業務に引き続き貢献する予定であり、本再編が監査・保証業務に与える影響はありません。
また、監査法人トーマツは、今後もより一層健全な資本市場の発展に貢献し、経済社会からの期待に応えるために、公認会計士等の専門家が、高品質な監査業務を持続的に遂行するための組織的な基盤整備を強化していきます。
本組織再編は、デロイト トーマツ グループ内の再編であり、グループ外への非監査事業の分離(いわゆるセパレーション)を行うものではありません。デロイト トーマツ グループは今後も5つのビジネス(監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務・法務)をグループ内に抱え、マルチディシプリナリーモデル(MDM:各ビジネスのプロフェッショナルが密接に連携をすることで、より付加価値の高い業務を提供すること)を追求していきます。