DoubleVerify、マーケターのおよそ84%が課題解決に向けアテンション指標を新たなKPIとして期待
ビューアビリティ、ブランドセーフティなど、広告品質に関連した指標を重視
~広告品質およびアテンション指標に関する意識調査~
2024年3月6日 - デジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerify Japan(本社:東京都渋谷区、代表取締役・日本法人代表 武田 隆)は本日、マーケターを対象としたデジタル広告の品質向上への取り組みと「アテンション指標 (1)」の導入意欲に関する調査結果を発表しました。
動画プラットフォームやソーシャルメディアの急速な普及、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の大量投稿などもあいまって、個人がアクセスできるデジタルコンテンツが爆発的に増加し続けています。このような環境におけるデジタル広告運用では、ユーザーからの信頼性を担保しつつ、いかにアテンションを獲得できるかが非常に重要となっています。しかしながら、アテンションの獲得を最優先とするMFA(Made-for-Advertising)のようなWebコンテンツを、AIを使うことで短期間に大量生産できることから競争が激化し、広告主が本当に届けたいメッセージが消費者に届かないという状態が拡大しています。
本調査結果から、マーケターの94.5%が「広告の品質が重要」であると考えており、ビューアビリティ(可視性)、ブランドセーフティ、アドフラウド(不正行為)などの広告品質に関連した指標を重視していることが顕在化しました。また、マーケターが抱える課題解決に向け、83.7%が「従来のKPI指標に加え、アテンション指標を活用したい」と考えていることから、CPAの改善といったパフォーマンス向上やブランディングなどへの利用検討が加速することが見込まれます。
デジタル広告指標のうち重視している指標として、54.9%が「コンバージョン」、51.1%が「獲得単価」と回答するなど、半数以上が最終的な事業成果にできる限り近いKPIを重視している傾向にあると分析できます。しかしながら、本調査結果の分析から、広告の品質に関連した指標と、ユーザーの行動としてのコンバージョンやブランドリフトなどの最終的な成果に至るまでの有効なパフォーマンス指標が存在していないと考えられます。
従来のクリック数といったKPIだけでは、広告が視聴者に与える効果を測定するには不十分であり、サードパーティクッキー廃止などの規制により、さらにその測定が制限されてしまいます。このような状況から、DVが開発した「アテンション指標」は、プライバシーに配慮していることからも、業界の新たなビジネス成果に結びつく強力な指標として、グローバル市場での採用が進んでいます。
本調査から、日本市場においては、国内マーケターの31.3%が「アテンション指標という単語を耳にしたことがない」という状況であり、アテンション指標の認知度および普及率は、まだ限定的ではあると言えます。アテンション指標に基づき、より適切なターゲットユーザーに対して、より適切な配信面に、より適切なメッセージやクリエティブの配信が可能になれば、デジタル広告運用から得られるビジネス成果は確実に高まります。また、マーケターが抱える課題解決に向け、アテンション指標がデジタル広告運用における「新たなKPI」となり得るものと言えます。
DVは、メディア品質およびパフォーマンスソリューションの開発により、広告主にとってより良い成果を導くために尽力してまいります。
本調査レポートは下記URLよりご確認いただけます。
https://doubleverify.com/attention-metrics-user-survey-report-2023-japan-jp/
アテンション指標 (1): ①エクスポージャー指標(平均視聴時間、視聴完了率、広告占有率など)と、②エンゲージメント指標(広告とのインタラクション:タッチ、画面表示の向き、再生、ボリューム調整など)を、総合的に評価・分析した指標のことを言う。
◾️調査概要
DoubleVerify Japan株式会社は、株式会社デジタルインファクトの協力のもと、デジタル広告に関与している広告主および広告代理店に属しているマーケターを対象に、2023年9月からオンラインでの調査を実施しました。アンケート回答者のほぼ半数が広告主および広告代理店であり、有効回答数は233(総回答数294)でした。
調査名:「広告品質およびアテンション指標に関する意識調査」
調査期間:2023年9月28日〜2023年10月24日
DoubleVerifyについて
DoubleVerifyは、デジタルメディアの測定と分析のための先進的なソフトウェアプラットフォームを開発・運用しています。当社のミッションは、デジタル広告を取り巻くエコシステムを、より強固にし、より安全かつ安心なものにすることです。これを前提として、デジタルメディアの買い手と売り手の間の公正な価値交換を確保することです。フォーチュン500社のうち数百社もの広告主が、DoubleVerifyの公平なデータと分析を利用することでキャンペーンの品質と効果を高め、デジタル広告への投資対効果(ROI)の最大化を図っています。
DoubleVerify Japan公式サイト
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