子どもから大人まで気軽に楽しめるドーム型映像プログラム 新シリーズ「PLAY DOME」を7 月17 日から開始

日本科学未来館

日本初上映を含む、海外短編アニメやISS の迫力ある映像作品を上映


日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)は、気軽にドーム型映像や音楽を楽しめる新シリーズ「PLAY DOME (プレイドーム)」を2024年7月17日(水)から開始します。アルゼンチンやカナダなどの海外短編アニメーション作品や、国際宇宙ステーション(ISS)に360度カメラを持ち込んで撮影されたドキュメンタリー作品など、日本初上映を含む2つの映像プログラムを未来館内の「ドームシアターガイア」で公開します。直径15メートルの全天周を覆うドーム型スクリーンの特性を生かした大迫力の映像作品を、子どもから大人まで気軽にお楽しみいただけます。

プログラム「アニメーション・カーニバル」では、日本初上映の2作品を含む海外短編アニメーション3作品をオムニバス形式で上映します。親子向けのストーリーを楽しみながら、映像技法としての「アニメーション」の原理や技術の発展についても体感することができます。各作品をつなぐナレーションは、「<物語>シリーズ」の戦場ヶ原ひたぎ役や、「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむら役などで注目を集める声優の斎藤千和さんが担当。周囲の人と話をしながら鑑賞できますので、お子さまも入場しやすいプログラムです。

プログラム「地上400kmのドキュメンタリー ISS」は、360度カメラをISSに持ち込み、宇宙飛行士自らが地上のクルーと連携しながら撮影した映像作品で、ドーム型映像としては日本初上映です。宇宙での等身大の日常生活や女性宇宙飛行士の活躍など、宇宙飛行士を身近に感じられるストーリーです。高精細カメラで撮影された、ISSの窓「キューポラ」越しに見える太陽や地球の姿もドーム空間いっぱいにご覧いただけます。

■上映概要■
タイトル:PLAY DOME 01「アニメーション・カーニバル」、02「地上400kmのドキュメンタリー ISS」
公開:2024年7月17日(水)
上映スケジュール:「アニメーション・カーニバル」 13:20~ (本編約30分)
         「地上400kmのドキュメンタリー ISS」 10:20~、14:20~ (本編約30分)
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
上映会場:日本科学未来館 6階 ドームシアター
鑑賞料:常設展+ドームシアター 大人940円、小学生~18歳以下310円、未就学児100円
観覧方法:事前予約制(7日前から予約可能。残席がある場合に限り、当日窓口での購入も可)
     https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/dometheater/
主催:日本科学未来館
後援:カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所、アルゼンチン共和国大使館

【詳細】
■PLAY DOME 01「アニメーション・カーニバル」概要
「アニメーション・カーニバル」
 
親子で楽しめる海外短編アニメーション3作品をオムニバス形式で上映します。うち2作品は日本初上映です。アニメーションの原理やスクリーンと投影技術の変遷など、映像技法としての「アニメーション」について、ドーム型のスクリーンの特性を生かして、楽しく体感することができます。日本語吹き替え版です。各作品をつなぐナレーションは声優の斎藤千和さんが担当します。

①「不思議なドラム」 ※日本初上映
「不思議なドラム」
イラストが描かれた輪が高速回転することで流れるようなアニメーションが見られる“ゾートロープ”という技法がテーマです。ドーム空間いっぱいに巨大なゾートロープ映像が出現します。
原題:Die Wundertrommel (2014年、ドイツ・ポツダム) 
制作:Robert Becker
受賞歴:The Jena FullDome Festival(2014年)、ほか

② 「ソラリアン」
「ソラリアン」
言葉のない、音楽で表現した宇宙を旅するストーリーです。月食や重力波など、宇宙科学に関する数々の発見が登場しますが、音と映像で感覚的に楽しめます。科学をアニメーションで表現することに挑戦した作品です。
原題:SOLARIANS (2019年、アルゼンチン・ブエノスアイレス)
制作:Julia Tagger
受賞歴:国際科学映像祭 (2020年)、Siberia Fulldome Festival(2022年)

③ 「こわがりやの冒険」 ※日本初上映
「こわがりやの冒険」
暗闇をこわがる弟を、姉が冒険へと連れ出すストーリーです。そこでは怪獣や魚たちが生き生きと動き、弟は恐怖に立ち向かうことを学びます。VR用に開発された360度映像をもとに、ドーム版が制作されました。
原題:IN THE LAND OF THE FLABBY SCHNOOK (2021年、カナダ・モントリオール)
制作:Francis Gélinas
配給:Hubblo
受賞歴:The Best Of Earth Fulldome Film Awards(2021年)、ほか 
(ベネチア映像祭 VR部門 招待作品(2020年))

トレーラー映像:https://youtu.be/VINEpdqOWPA


■PLAY DOME 02「地上400kmのドキュメンタリー ISS」概要
「地上400kmのドキュメンタリー ISS」
国際宇宙ステーション(ISS)に360度カメラを持ち込んで撮影した、宇宙ドキュメンタリー作品です。2018年の第58次、及び第59次長期滞在クルーを主役に撮影されました。宇宙空間での実験の様子や、先に帰還する宇宙飛行士と新たにISSに到着する新メンバーの間でのやりとりなど、等身大の宇宙飛行士たちの様子が見られます。また、女性宇宙飛行士の活躍の姿も描かれます。ISSの窓「キューポラ」から見える太陽や地球の姿が、直径15メートルのドーム空間いっぱいに映し出される様子は必見。ドーム型映像としては日本初公開です。日本語吹き替え版で上映します。

原題:Space Explorers : The ISS Experience - Advance (2021年)
制作:Felix & Paul Studios Inc.
カナダ・モントリオールに拠点を置く、没入エンターテイメント作品を制作するスタジオ。NASAやSpaceX、オバマ前米国大統領などとのコラボレーションにより、VRなどでさまざまな作品を発表。スペースエクスプローラーズ シリーズは人類が再び月面着陸する瞬間を、臨場感あふれるVRとドーム体験で伝えることを究極の目標とした映像プロジェクト。
配給:Hubblo
受賞歴:The Primetime Emmy Award Outstanding Interactive Program(2021年、Space Explorers : The ISS Experienceシリーズとしての受賞)、ほか

■「ドームシアターガイア」について
ドームシアターガイア
直径15メートルの半球状の映像シアター。全天周を覆う広いスクリーンで壮大な世界をより身近に体感できる映像作品を上映しています。高精細な映像を高輝度RGBレーザー4Kプロジェクター2台で投影することで、空気感や気配までも感じられるような、明るく鮮やかな映像をドーム型スクリーンに映し出します。約1,000万個の恒星を映し出すプラネタリウム投影機 「MEGASTAR-Ⅱcosmos (メガスターツーコスモス)」によるリアルで繊細な星空と組み合わせて、明るく鮮やかな全天周映像作品を楽しめます。

これまでの主なオリジナル作品
「INHERIT ~はやぶさ2・宙への夢と挑戦をのせて~」 (2022年制作)
「9次元からきた男」 (2016年制作)
「ちきゅうをみつめて」 (2011年制作)
「Young Alive!~iPS細胞がひらく未来~」 (2010年制作)
「FURUSATO 宇宙からみた世界遺産」 (2010年制作)
「バースデイ ~宇宙とわたしをつなぐもの~」 (2009年制作)

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