「子どもの就職先を見学したい」保護者が50%以上!【現役大学生の保護者による就職活動への関与に関する調査】

株式会社ODKソリューションズ

 株式会社ODKソリューションズの連結子会社である株式会社ポトス(本社:大阪府大阪市、代表:河合 勇治、以下 ポトス)は、全国の現役大学生の子を持つ保護者643名を対象に、「保護者による子どもの就職活動への関与」に関するアンケートを実施しましたので、その結果を公表いたします。

調査結果サマリー
・子どもの就活に関与しないと回答していても、「助言はする」保護者は多い
・保護者の52.6%が「子どもに助言するための業界、企業の情報」に関心を持っている
・子どもの就職先で気になる項目1位は「収益の安定性、成長性(67.6%)」、2位「勤務地(56.0%)」
・子どもの就職先の最終決定が保護者の意向にそぐわない場合に約60%が「関与する」と回答
・保護者の50%以上が「子どもの就職先を見学したい」

調査概要
・調査対象  :現役大学生を子に持つ保護者
・調査期間  :2024年5月21日~5月26日
・調査エリア :全国
・有効回答数 :643件
・調査方法  :Webアンケート

※本調査を引用・転載する際は、必ず『株式会社ポトス調べ』と記載してください。
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100%にならない場合があります。

調査結果
<子どもの就活に関わりたい保護者は約4割>
[回答者コメント]
・今は親が関わるのが当然と聞いているし、そう思って接している。(大学1年生の母)
・自分の就職先は、自分で決めた方が後悔がなくてよいと思うため「いいえ」と回答したが、子どもはまだ未熟なので、見守りながらも困った時は助言する必要がある。(大学1年生の父)

[まとめ]
 「積極的に関わりたい」、「できれば関わりたい」と回答した人は39.9%に留まりましたが、アンケートでは「いいえ」と回答していても自由記入欄では「親として知ってることは伝えたい」、「相談されたら助言する」といった回答も多数あり、一定の関わりを持ちたいと考えている保護者が多数いることが分かりました。また、保護者自身も積極的に就活に関する情報収集を行っているケースが目立ちました。


<6割以上が子どもと就活について会話する>
[回答者コメント]
・まだ1年生ですが、子どもから「周りの学生が長期インターンを開始した」、「早く活動したほうが良いか?」といった相談がある。(1年生の母)
・学生生活、就活関連のことなど、子どもからも自分からも話をしている。(3年生の父)
・業界については詳しい父が話し、就活の準備全体については母親が話をしている。(4年生の母)

[まとめ]
 就活が本格化する3年生だけでなく、1年生の家庭でも約65%が就活・キャリアに関する会話をしていることが分かりました。また父母で役割分担をしているケースも多く見受けられました。


<保護者が関心を持っているのは「就活の流れ」>
[回答者コメント]
・出遅れないためのスケジュール(就活の流れ)を把握して子どもをフォローしたい。(1年生の母)
・親世代の業界イメージが正しいわけではないし、知ってる業界も限られるため、自分自身も視野を広げたい。(1年生の母)

[まとめ]
 最も回答数が多かったのは「就活の流れ(69.1%)」、次に「親として助言するための業界、企業の情報(52.6%)」という結果になりました。
 保護者世代と現在の就活環境に大きな違いがあることを理解した上で、保護者自身も正しい知識を身に着け、時流や子どもの目線に合わせたフォローを行いたいという意見が多く見受けられました。


<会社の知名度よりも安定性や福利厚生を重視する傾向>
[回答者コメント]
・「勤務地」については、都心、地方の各々メリット・デメリットをしっかり伝えたい。できればすぐに会える距離で働いてほしい。(4年生の母)
・「知名度」はなくて良いが、安定している業界が良い。エンジニアであれば転職ありきで自分の成長につながる環境(ベンチャー等)に身を置くのも良い。(1年生の父)

[まとめ]
 最も回答数が多かったのは「収益の安定性、成長性(67.6%)」、次に「勤務地(56.0%)」という結果となりました。
 「知名度」はあれば良いが必須ではないという保護者が多く、安定性(ずっと勤められる会社か)やブラックな環境ではないかを気にする傾向にありました。
 また「勤務地」については、「娘は近くが良いが、息子は全国どこでも」といった意見も少なくなく、子どもの性別が影響することも特徴的でした。


<子どもの判断を尊重するつもりでも、保護者の意向にそぐわない場合は「助言する」>
 
[回答者コメント]
・「子どもの判断を尊重し口出ししない」つもりだが、どっちの会社が良い?と相談されると思うので、自分でも調べて助言する。(1年生の母)
・子どもは視野も広くなく、親のほうが社会経験もあるので、親としてアドバイスできることはたくさんあるので「積極的に関わりたい」。(1年生の母)

[まとめ]
 就職先の決定判断に「積極的に関わりたい」「できれば関わりたい」と回答した保護者は40.6%に留まった一方で、“子どもの就職先について気になる項目”が保護者の意向にそぐわない場合は「助言する」、「相談されたら(助言)する」と回答した人は58.4%と逆転しており、決定判断に関わらないと回答していても、ブラックな環境かどうか、安定して長く勤められる会社かどうかを親目線から伝えたいといった意見が多くありました。


<子どもの就職先を見学したい保護者は半数以上>
[回答者コメント]
・こちらから頼み込んでいくことはないが、機会があればぜひ「見学したい」。働く環境や職場の社員同士の会話している姿など、社会人経験のある立場としてみたいし、良い環境であれば子どもの決断を後押しできる(1年生の父)
・動画コンテンツなどで拝見したい。企業側が作ったものよりも、就活生やその他の保護者目線で作成されたものだと信頼感が増す。(1年生の母)

[まとめ]
 子どもの就職先を見学したい保護者は52.3%、保護者向けセミナーに参加したい人は49.8%と、どちらも約半数となりました。
 「見学したい」「参加したい」理由としては「子どもに相談された際に助言ができるように」といった意見が目立ちました。一方、「見学したくない」「参加したくない」理由としては「本人に任せているから」という意見が多く、「情報が増えると口出ししたくなってしまう」といった意見も複数見受けられました。


統括
 就活が本格化するまで2年以上ある大学1年生の保護者であっても、60%以上がキャリアに関する会話をしており、家庭内でキャリアを意識するタイミングが早期化していることが分かりました。
 一方、具体的なスケジュールや昨今のトレンドを把握しておらず、漠然とした不安を抱えている保護者が多いこと、信頼性の高い(と感じる)情報源を求める声が多いことが分かりました。

 就活への関与については、“建前”として「子どもを尊重しているので口出ししない」と回答しているものの、「相談されたら助言する」、「今は口出ししないと思っているが、その時期になったら関与してしまう」といった意見が目立ち、実際にはアンケート結果よりも多くの保護者が関与することが想定されます。
 また、保護者は「同じ会社に長く勤めてほしい」という思いが強く、安定性や環境(ブラック企業ではないか)を気にする一方、学生と同様に業界や職業に関する知識に偏りがあることが分かりました。

 このような状況において、企業は、学生のみならず保護者からの認知や関心を“早期に”“適切に”獲得する必要性が高まっています。
 近年、オヤカク(親への入社意向確認行為)という言葉をよく聞くようになりましたが、企業にとって大切なのは内定フェーズでのオヤカク活動ではなく、低学年時からの保護者への認知形成です。

 Z世代と取組む採用支援サービス『キャリポート』を提供するポトスは、大学低学年からのキャリア形成を支援するだけでなく、保護者に対しても就活、キャリアに関する正しい情報を提供し、円滑な親子コミュニケーションを促進することで、今までにない採用ブランディングを支援いたします。

※『キャリポート』は、株式会社ポトスの登録商標です。


【株式会社ポトス】
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町一丁目6番7号
代表者 :河合 勇治
設立  :2021年(令和3年)8月2日
URL :https://career-port.jp/
事業内容:採用及びインターンシップ関連サービスの提供、ソフトウェアの開発及び販売、コンサルティングサービス

【株式会社ODKソリューションズ】
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町一丁目6番7号
代表者 :勝根 秀和
設立  :1963年(昭和38年)4月1日
資本金 :6億3,720万円(2024年3月31日現在)
Tel :06-6202-3700(代表)
Fax :06-6202-0445
URL :https://www.odk.co.jp/
事業内容:教育・金融・医療分野へITサービスを提供

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