新日鉄、インドネシア/ラティヌサ社の競争力向上対策を実施
- 新日本製鉄株式会社
- 2012年03月01日
- 16:04
新日本製鐵株式会社(社長:宗岡 正二 以下、「当社」)の連結子会社で、インドネシア唯一の容器用鋼板(ブリキ)の製造・販売会社であるラティヌサ社(PT. Pelat Timah Nusantara 略称:Latinusa)は、更なる競争力向上を目的とした能力増強・品質向上対策を実施しました。
同社は、今回の対策による更なる競争力向上をもとに、インドネシアの旺盛なブリキ需要を確実に捕捉し、マーケットでのプレゼンスの拡大を実現していきます。
【競争力向上対策の概要】
1.生産能力拡大
モーター更新によるラインスピード向上による能力拡大
(対策前13万トン/年 → 現状16万トン/年)
2.品質対応力向上
錫メッキプロセス全不溶性陽極システム化(*1)等によるメッキ付着精度の向上および製造可能品種の拡大(*2)。
*1:従前の錫の溶性電極を用いる方式と比較して、板のメッキ量分布の均一化が可能となり、メッキ付着精度が向上した。
*2:新たに厚目付け高耐食性ブリキ(Ex.#100 ブリキ)の製造が可能となった。
3.投資額
約16百万ドル
(参考)ラティヌサ社の概要
・設立 : 1982年
・代表者 : President Director / Ardhiman TA
・所在地 : (本社)ジャカルタ
(工場)チレゴン (ジャカルタ西 約100km)
・資本金 : 1019億ルピア(約10億円 100ルピア/円)
・株主 : 新日鉄35%、三井物産(株)10%、(株)メタルワン5%、日鐵商事(株)5%、PT. Krakatau Steel 20.1% 他
(2009年12月、新日鐵の連結子会社化)
(お問い合わせ先) 総務部広報センター TEL:03-6867-2146