住友電工情報システム株式会社は、文書管理・情報共有システム「楽々Document Plus(らくらくドキュメント プラス) Ver.6.7」を2025年2月28日より販売開始しました。本バージョンでは、新たに生成AI *1との連携機能を搭載し、登録された文書にもとづいて、ユーザが必要とする情報を自然言語で回答できるようになりました。加えて、電子契約サービスとの連携機能の強化や、サーバ負荷の低減を目的とした機能追加により、利便性が向上し、社内DX推進に貢献します。
楽々Document Plus Ver.6.7で新たに搭載した主な機能は下記の通りです。
1. 生成AI連携(オプション)
楽々Document Plusに登録された文書から、ユーザが必要とする情報を生成AIが適切に回答する質問応答機能を提供します。
たとえば、社内規程や業務マニュアルをもとに「海外出張の旅費について教えて」や「申請の手順を教えて」といった自然な言語での質問に、的確に回答します。
●文書一覧から立ち上げたAI-Chat画面
対話によって回答の質がさらに向上
生成AIからの回答に対して「もう少し簡潔にまとめて」や「箇条書きにして」など、追加で指示を出すと、対話によってユーザが知りたい情報を知りたい形で得られます。
文書のバージョン・閲覧権限を考慮
楽々Document Plusでは常に最新かつ正式版の文書のみが公開され、ユーザの閲覧権限も考慮されます。その中から抽出した情報が生成AIに連携されるので、セキュリティを確保しつつ、最新で精度の高い回答が得られます。
生成AI連携機能に関する詳しい情報は、下記のページをご覧ください
https://www.sei-info.co.jp/document-plus/functions/generative-ai/?argument=EkZKmXCQ&dmai=20250305_D
2. 電子契約サービスとの連携機能の強化
楽々Document Plusは電子契約サービスと連携することで、契約書の申請から締結・保管までをシステム上で一貫して管理できます。今回、電子契約サービスとの連携をスムーズにする機能を強化しました。
ダウンロード連携対象の期間指定
電子契約サービス上で作成・送信した契約書や相手方から受信した契約書を、楽々Document Plusに自動で取り込み、保存する「ダウンロード連携」という機能があります。「ダウンロード連携」を行う際、取り込む対象を、契約書の作成日で期間指定できるようになりました。これにより、「過去の古い契約書は取り込みの対象外にしたい」というようなご要望にも対応できます。
連携項目の設定簡易化
電子契約サービスと連携する項目について、項目コードに縛られることなく画面上から直感的にシステム間で項目を紐づけられるようになりました。従来は、契約名などの既存項目に加え、新たに連携したい項目がある場合、楽々Document Plusへ指定の項目コードを使用して項目を追加する必要がありました。今回の機能追加により、指定する項目コードを調べる手間もなくなり、よりスムーズに設定を行っていただけます。
3. ビューワ表示時のサーバ負荷低減(添付ファイルのページ数制限)
お客さまのサーバの負荷を低減するため、新たにビューワ表示のページ数制限機能を追加しました。指定したページ数を超過するファイルが添付された場合、ビューワアイコンを非表示にすることで、メモリー消費量を抑えます。
*1:楽々Document Plusの生成AI連携オプションでは、OpenAI社のChatGPTとMicrosoft社のAzure OpenAI Serviceの両方に対応しています。Azure OpenAI Serviceの利用により、高度なセキュリティ環境で対話型生成AIを活用できます。なお、将来的にはGemini(Google社)やClaude(Anthropic社)などの生成AIモデルとも連携予定です。
以上
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