センコーグループホールディングス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福田 泰久、以下「センコーGHD」)は、サービスロボットおよびロボットマネジメントシステムの販売、開発を手掛ける新会社 ヒトトロボソリューション株式会社(本社:東京都江東区、社長:福島 康人、以下「HS」)を、5月1日に設立しました。
■
HSが目指す「ヒトとロボットが共生する社会の実現」
ロボット開発会社は優れた技術を持つロボットを開発できるが販売ノウハウが十分でない、また販売後のユーザーのニーズを捉えづらい、販売先で他社ロボットとの連携が難しい、といった課題を持っています。一方で、ロボットを購入するユーザーは、自社に適したロボットの選定や自社システムとの連携に課題があります。
HSは、ヒトとロボットを共生させた社会の実現を目的に、ロボット開発者とユーザーの双方が抱える悩みを解決します。ユーザーニーズを独自でヒアリングし、それを元にした世界中の開発会社からのロボット選定、販売から導入支援・運用サポートまで一貫したサービスを提供できることが強みです。また、企業のコーポレートカラーや設置場所の内装、家具などとマッチしたラッピングデザインを取り入れるなど、さまざまな付加価値をつけ、ロボットの差別化を図ります。
■
社内大学「センコーユニバーシティ」卒業生初の会社設立
センコーGHDは、2016年の創業100周年を記念して「センコーユニバーシティ」を開学。その目的は、次の100年を見据えて、最新の知識や技術を身に付け、物流事業のみならずさまざまな事業を創出・発展させられる経営人材を育てることでした。HSはグループ会社の株式会社スマイル(本社:東京都江東区)に当時所属していた社員(現在はセンコーGHD所属)が、この制度での学びを事業化に結び付け、設立した会社の第1号となりました。
■
サービスロボットの未来
インバウンド需要増加で、ホテル、飲食などの業界では配膳や清掃などの労働力不足がさらに深刻化しており、ヒトに替わる労働力としてサービスロボットの活用が広がっています。顧客ニーズに合わせたサービスロボットの開発や、ロボットマネジメントシステム(RMS)の構築には実証実験が必須で、センコーグループにはホテル、飲食、介護といった実証実験に必要な施設が整っています。各施設で清掃や配膳の実証実験を重ねたことが認められ、大手ホテルチェーンへの導入が内定しています。
ホテルやオフィスでの実証実験の様子
今後は、グループが運営する東京イーストサイドホテル櫂会(東京都江東区)にて、実際の業務ニーズを盛り込んだ実証実験を行い、実務に適したサービスロボットを開発することで差別化と販売力アップを目指します。
またグループの国内外にある物流施設などへサービスロボットの導入を加速させ、HSが蓄積したノウハウを元にIT企業とロボットの共同開発を行い、将来的にはあらゆる場面でのサービスロボットの活用を推進していきます。
■ ヒトトロボソリューション株式会社の概要
1.本社所在地 |
東京都江東区潮見2-8-10 潮見SIFビル |
2.代表者 |
福島 康人 |
3.資本金 |
50百万円 |
4.設立 |
2025年5月1日 |
5.事業内容 |
サービスロボットおよびロボットマネジメントシステムの販売・デザイン・開発 |
6.従業員数 |
3名(2025年5月1日時点) |