~クアラルンプール初の本格的アウトレットモール~ 「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」 2015 年5 月30 日オープン
- 三井不動産株式会社
- 2015年04月28日
- 17:27
三井アウトレットパーク初の海外展開、国内アウトレット事業20 年で培ったノウハウを海外へ
■ 三井不動産株式会社は、MALAYSIA AIRPORTS HOLDINGS BHD.(以下「MAHB 社」)と共同で設立した合弁会社MFMADEVELOPMENT SDN. BHD.(以下「MFMA 社」)がクアラルンプール国際空港敷地内に、クアラルンプール初の本格的アウトレットモール「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」(以下「MOP KLIA SEPANG」)を開業する
ことをお知らせいたします。
■ 本事業は当社の日本国内12 施設と中国での1 施設のアウトレットモール開発・運営により培ったノウハウを最大限に生かしたアウトレットモール事業で、海外では当社初となるメジャー出資(70%)による東南アジアでのフラッグシップ事業となります。当施設は5 月30 日にオープンし、7 月末までに約130 店舗が順次開店いたします。クアラルンプール国際空港敷地内であり、かつ高速道路から直接アクセスできる交通至便な立地を生かし、世界各国からの来場者に当社グループの商業施設の魅力を体感いただきます。
■ 2018 年ならびに2021 年に拡張を予定しており、最終的には全体店舗面積約44,000 m2、店舗数約250 店舗の東南アジア最大級、当社では日本国内も含めて最大級のアウトレットモールとなる予定です。
<店舗構成の特徴>
◇ 高感度なラグジュアリーブランドや、インターナショナルブランドをはじめ、地元マレーシアで人気の高いブランド、日系ブランドなど様々なジャンルが集結
◇ マレー料理をはじめ和食、イタリアン、中華、タイ料理といった世界各国の食を楽しめるバラエティ豊富な飲食店舗をラインアップ。ハラル対応店舗も充実
◇ 本物の日本文化を体験できるゾーン「ジャパンアベニュー」には、マレーシア初出店となる日本の鮨店「sushi maru」と、日本のお茶を体験できる「和カフェ」や伝統工芸品の販売店舗、イベントスペースなどから構成される「fan Japan」が出店
<建物設計・デザインの特徴>
◇ 南国のリゾートをイメージした「パラダイスビレッジ」がコンセプト
◇ 全体の回遊性を考慮した2F建てとして、トップライトやハイサイドライトからの自然光と館内のグリーンがくつろいだ雰囲気の明るいリゾート感を演出、外部空間にいるような雰囲気のデザイン
◇ 熱帯気候を考慮し全館に冷房を完備したエンクローズドモール(屋内型モール)とし、快適な買物空間を創造
<国際空港敷地内ならではの取り組み>
◇ 空港と当施設をつなぐ無料シャトルバスを用意し、市内と空港を結ぶ路線バスも当施設へ運行
◇ 空港利用の来場者向けに、買物前後に搭乗手続きが出来る「自動チェックインシステム」を館内に設置
◇ フライト情報を館内にいながら確認できる「フライトインフォメーションディスプレイ」を館内に設置
◇ 手ぶらでお買い物していただけるよう「無料のお荷物預かりサービス」を提供
<「MOP KLIA SEPANG」の主な特徴の詳細>
・ 今般開業する施設:店舗面積約24,000m2、店舗数約130店の、クアラルンプールにおける初の本格的なアウトレットモール
・ 立地:空港と市街地を結ぶ幹線道路に面し、市街地から南に約60キロ、車で約50分の距離に位置。クアラルンプール都市圏居住者はもとより、クアラルンプール国際空港の利用者にとっても利便性が高い
・ ターゲット:周辺100km圏居住者873万人、空港利用者4,893万人/年(2014年)
・ 駐車場:クアラルンプール都市圏居住者の車での来場を考慮し、2,000台を超える駐車場を設置
・ 無料シャトルバス:KLIAおよびklia2(クアラルンプール国際空港第2空港)間を8:20-23:30 毎時2~3本運行
・ 自動チェックインシステム:Malaysia Airlines、Cathay Pacific Airways、KLM-Royal Dutch 、Airlines、Bangkok Airwaysの各航空会社で可能(他のWeb Check-in可能航空会社(Air Asia等)も当施設設置のPCから可能)
・ チケットカウンター:バス・タクシー・レンタカー等が手配可能
・ 海外の方向けの対応:CIMB(マレーシア本国の大手銀行)が外貨両替カウンターを設置、施設内一部ゾーンで無料Wi-Fi対応、ツーリストプリビレッジクーポン(外国人のパスポートを見せるともらえるクーポン)を発行
・ イベントスペース:施設内に計約300m2のイベントスペースを設置
・ マレーシアならではの対応:ハラル、ノンハラル、ポークフリーの飲食店舗をラインアップ、男女別室のスラウ(お祈りのスペース)を設置 ※(ハラル:イスラム教の律法にのっとった食べ物で、アルコールや作法に従って処理されていない肉、その他食物を排除したもの。 ノンハラル:ハラル以外の食べ物。ポークフリー:豚肉およびそのエキスや成分などを含まないように調理された食べ物)
<KLIAエアロポリス計画について>
クアラルンプール国際空港を含む周辺地域では、MAHB社によるKLIAという空港都市を、運搬・ロジスティックスハブ、テーマパークアトラクション、展示会場を備えながら、重要なビジネス・観光・雇用機会の創出拠点とすることを目的とした「KLIAエアロポリス計画」があり、本物件を皮切りに順次開発が推進される予定です。
<三井不動産の海外戦略について>
三井不動産グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、アジアでは、中国「杉井アウトレット広場・寧波」を2011年にオープン、現在台湾では「(仮称)台湾林口アウトレット計画」、中国では「(仮称)ららぽーと上海金橋」の開発を推進しています。シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、中国では住宅事業も展開しており、飛躍的にアジアでの開発事業の展開が拡大しています。なお2012年に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5,000億円の投資を行うことを表明しています。
<MAHB社について>
MAHB社は政府100%出資のファンド会社が株式の過半を保有し、クアラルンプール国際空港を含むマレーシア国内にある39の空港を運営する会社です。空港事業の他、ホテルや商業施設事業なども手掛けています。