ネットワンシステムズ、「匠制度」を新設 ― 高度専門人財の認定を通じて人的資本経営を強化

~プロフェッショナル人財の継続した創出で企業価値向上を加速~

 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:竹下 隆史)は、当社事業領域において高度な専門性と実行力を持ち、社会や顧客の課題解決を牽引する人財を「匠」として認定する社内制度「匠制度」を導入しました。8月1日付けで初の認定者を7名発表しました。
 当社は社会価値、経済価値の創出に向け、中期経営計画の中で人財戦略を中核に据えています。本制度は当社の人財マネジメントポリシーの一つである「TAKUMI」(各人が“匠”として周囲に貢献できるよう、各領域の専門性向上を支援する)に沿って新設されました。顧客への価値向上につながる卓越した専門性と実行力を備えた人財を社内で認定・評価する仕組みです。

 今後デジタル化の加速により、ネットワークは「つながる対象」と「制御技術」の更なる拡大が見込まれることから、専門領域を明示した職位設定によるキャリアパスの多様化と、技術進化に伴い複雑化するICT社会への対応力を強化し、プロフェッショナル人財の活躍の場を広げることで持続可能な社会への貢献と持続的な企業価値向上を目指します。

■制度の背景と導入目的
 現代社会が直面するエネルギー、環境、医療、地域などの社会課題を解決するためには安全かつ柔軟なICTインフラの整備と、高度な知見を有する専門人財の確保が不可欠です。特にネットワークやクラウド、セキュリティをはじめとするインフラ領域では、技術難易度が加速度的に上昇しており的確かつ迅速に対応できる人財の重要性が以前にも増して高まっています。
 こうした環境下において、当社は「ICT業界のリーディングカンパニー」を目指す経営方針のもと、自社内で持続的な人財育成と事業変革との連動を実現する人財戦略を進めてきました。
 今回創設した「匠制度」はICTインフラ領域にとどまらず、当社事業を構成する幅広い領域において高度な専門性と課題解決力を併せ持ち、社会や顧客の変化に先回りして価値を創出できる人財を認定・評価する制度です。
社員一人ひとりの専門性を軸とした活躍の場を創出し、事業の競争力強化と拡大を目指します。

■「匠制度」の概要
  • 名称:匠制度
  • 対象者:社員・嘱託社員
  • 対象領域:ビジネスアーキテクト・コンサルタント・マーケティング・ITアーキテクト・ITスペシャリスト・プロジェクトマネジメント・カスタマーサービス・教育
   ※営業、コーポレートの領域においては段階的に検討
  • 認定指標:本制度は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が策定する「ITスキル標準(ITSS)」に準拠したフレームワークを基盤としています。さらに下記の通り、匠として期待する指標を設定し、認定基準を設けています。
   【影響/貢献】全社観点による事業拡大・付加価値創造への期待
   【革新性】業界、市場動向に対して先進的な知識と目利き力
   【知識】活動を通じて業界や社内外に認知される専門性
  • 任期:中期経営計画に合わせ3年を1期とする
 本制度により認定された匠は、部門の枠を超えて全社横断的に高い専門力を発揮し、顧客へのさらなる付加価値の創出や当社事業の成長に寄与することが期待されています。
匠は、社内のエンジニアの目指すべきキャリアパス・将来像として模範となる存在であり、現在の専門性にとどまることなく、常に自身のスキル・知見の向上に努めます。当社では、こうした研鑽活動を支援し、匠が継続的に自己成長できる環境を整えます。
 また、社内で任用されている既存の役割に加え、匠として期待される役割指標を評価・報酬へ反映するなど、匠の期待役割に応じた処遇や働き方の推進にも取り組んでいます。これにより、社員の成長意欲を促し、人財の活性化および競争力のある技術力・専門性向上につながる好循環を生み出します。
 さらに、匠はこうして培った高度な技術力・知見を社外に発信するという重要な役割も担っています。具体的には、講演登壇や専門誌への寄稿執筆、外部コミュニティへの参画など多様な機会を通じて広く発信し、顧客および社会全体の課題解決に貢献してまいります。

■FY25匠制度 認定者プロフィール
ITスペシャリスト(ネットワーク):3名
池田 信明(東日本第2事業本部 サービスプロバイダー第2技術部 第2チーム)

通信業界で20年以上の経験を持ち、NGN(次世代ネットワーク)やMPLS/VPN等を用いたキャリアバックボーンの設計構築で高い実績を挙げたスペシャリスト。近年はAI基盤のGPUクラスタネットワークをはじめ、国内主要サービスプロバイダーへの技術支援と人財育成を通じ、インフラ技術の高度化と次世代技術者の育成に貢献している。

平河内 竜樹(東日本第2事業本部 サービスプロバイダー事業戦略部 第2チーム)
対象市場と顧客ライフサイクル全体に関与してきたネットワーク分野のスペシャリスト。
AI基盤領域ではGPUクラスタネットワーク構築やオープンソースネットワークOS「SONiC」の技術評価を主導し、先進的なサービスインフラ開発と事業拡大に大きく貢献している。

堅田 卓一(西日本事業本部 パブリック第2技術部 第3チーム)
当社において文教市場で高い貢献実績を持つネットワーク領域の第一人者。
幅広いマルチレイヤの知見を活かし、教育機関との共創やベンダーとの強固な関係構築に貢献。
主要ネットワークベンダーからの受賞歴や技術者向けプログラムでの講演を通じ、技術力とSEとしての心構えを広く発信し、マーケット全体に貢献している。

ITスペシャリスト(セキュリティ):1名
渥美 淳一(ビジネス開発本部 応用技術部 クラウドアプリケーションチーム)

豊富な技術知識と社内外での活動実績を兼ね備え、業界をリードするセキュリティスペシャリスト。ゼロトラスト戦略や認証基盤、仮想デスクトップなどの領域で大型案件を統括し、業界団体での技術記事執筆やイベント登壇を通じて高い発信力を発揮している。

ビジネスアーキテクト(ビジネスディベロップメント):2名
黒田 宜範(東日本第3事業本部 エンタープライズ事業戦略部 プリセールスチーム)

当社における、スマートマニュファクチャリング分野の第一人者として高い専門性と実行力を発揮。製造業界向けの戦略策定や部門横断型プロジェクトを牽引し、業界セミナーにて専門企業と共に登壇し、製造業におけるスマート化とセキュリティの融合について専門的見地から発信するなど、社外への影響力も発揮している。

片山 千穂子(ビジネス開発本部 イノベーション推進部 ビジネス開発チーム)
ビジネス開発と先進技術導入の専門家として、Liquid Cooling(水冷・液浸)技術を中心に技術トレンドの把握から事業創出まで一貫して推進。GPUサーバーへの水冷ファシリティ導入や液浸冷却システムの導入支援において中心的な役割を担い、技術Blogでの情報発信を通じ実案件創出にも結び付けた。AIデータセンター分野で突出した専門性と事業開発力が高く評価されている。

カスタマーサービス(カスタマーサクセス):1名
伊藤 直樹(セールスエンジニアリング本部 第1カスタマーサクセス部 第1チーム)

運用設計部門等の整備を通じて、事業成長の土台を築いたスペシャリスト。
運用事業の基盤構築に取り組み、運用センター立ち上げの第一人者として実績を有する。CXM(カスタマーサクセスマネージャ)として案件全体を統括し、カスタマーサクセスに求められる高度な概念化力を発揮して顧客課題を的確に把握し、改善策を実行してきた点が高く評価されている。提供品質の継続的改善により、顧客満足度の向上と信頼関係の構築にも貢献。

 今回の認定者は、いずれも高い実績と専門性を有し、当社事業への大きな貢献が認められました。とりわけ、専門領域において卓越した知見を有し、社内外において第一人者(匠)として広く認知される存在であることが確認され、専門性を活かした競争力の向上やブランド価値の強化に対し、高い水準での活動実績を有している点が評価されました。継続的な学びを通じて専門性の深化に努める姿勢と意欲も認められ、これらを総合的に勘案し、匠としての認定に至りました。
 本制度を通じて、匠の専門知見・実績を社内外に発信し、社会と顧客の課題解決に寄与する技術と信頼のフロントランナーとしての活躍をさらに後押ししてまいります。

■今後の展望
 ネットワンシステムズは、本制度を通じて、高度専門人財を継続して創出する事により人的資本経営の強化を図ります。
 また、認定者を社内外に発信していくことで、社員の成長意欲を高めるとともに、顧客や社会に対して専門力の高いパートナー企業としての信頼性を確立してまいります。
 今後は、技術系領域にとどまらず、営業やコーポレート部門など全社的に対象を拡大していくことで、“価値を創造する専門人財”を多様な分野から可視化する仕組みへと進化させていく予定です。

ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせるICTの目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値aを創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。

※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です

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この企業の情報

組織名
ネットワンシステムズ株式会社
ホームページ
http://www.netone.co.jp/
代表者
竹下 隆史
資本金
1,227,900 万円
上場
東証プライム
所在地
〒100-7025 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー
連絡先
03-6256-0600

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