公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称AEAJ、東京都渋谷区)が運営するアロマテラピーの体験施設「AEAJグリーンテラス」は、このたび館内の電力を再生可能エネルギーへと切り替えました。従来から行っている木材利用によるCO₂削減や精油ビンのリサイクル活動、外壁などへの廃材活用といった環境配慮の取り組みに加え、エネルギー面でもサステナブルな選択を実現。香りと自然が共生する新しい価値体験を提供します。AEAJグリーンテラスは、今後もさらに環境にやさしい社会の実現を目指していきます。
<再生可能エネルギー導入の概要>
2025年8月より、AEAJグリーンテラスで使用する電力を100%再生可能エネルギーへ切り替え
導入背景:香りの文化を守り育てる施設として、地球環境への負荷軽減を重視
期待効果:電力由来の年間CO₂排出量をゼロへ
<既存のサステナブルな取り組みの紹介>
木材を利用したCO₂削減
日本の伝統的な建築手法である木組みを応用することで、鉄骨などを極力使用せず国産木材を活用。
約75トンに上る炭素固定に貢献
参考:林野庁「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」「令和元年度 森林・林業白書」
廃材を活かした建築デザイン
外壁には粉砕した精油ビンを、
外壁・エントランスに続く小道「アロマコリドー」には廃棄瓦を活用
精油ビンリサイクルプログラム
使用済み精油ビンを回収し、再利用(これまでに累計4,789本を回収)
リサイクルアートワーク
回収した精油ビンを使ったアート作品を展示
生物多様性への配慮
多様な植物を育む「アロマコリドー」を整備し、訪れる人々が自然とつながる空間を演出
世界最大規模のアロマテラピー団体である公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)が、アロマテラピーの魅力をより多くの方々に体感いただき、香り豊かな「アロマ環境」を守るための情報発信を行う基幹施設として、2023年2月にオープン。植物の恵みである精油がもつ力と可能性を、さまざまなコンテンツを通してご紹介します。
国産ヒノキの組積構造が印象的な空間は、建築家 隈研吾氏によるもの。ここに集うひとびとの健康と快適性、そして未来の地球環境のため、CO₂の削減や資源の循環、生物多様性などにも配慮しています。2024年1月に、ウッドシティTOKYOモデル建築賞「最優秀賞」を受賞。
<AEAJグリーンテラス常設コンテンツ>
■アロマラボラトリー:世界中から集めた約250種類の精油の香りを体験できます
■アロマライブラリー:アロマ・植物・環境に関連する書籍を約1400冊閲覧できます
■アロマテラスツアー:毎時50分頃より、3Fの「アロマテラス」をご案内いたします
(天候等により中止になる場合あり)