オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:有元 健太朗)は、本日、イー・ステージ株式会社(本社:長野県小諸市、社長:鈴木 宏信)とともに、静岡県南伊豆町(町長:岡部 克仁)と一般廃棄物処理委託契約を締結し、南伊豆町から排出される可燃ごみの全量処理を開始しましたので、お知らせします。
当社は、2024年に南伊豆町と「処理不能事態における南伊豆町の可燃ごみ処理に関する協定」
※1を締結しました。南伊豆町の「清掃センター」が2025年1月に稼働停止したことを受け、本協定に基づき、当社が運営する寄居工場にて一部の可燃ごみを受け入れて処理してきました。今後は、可燃ごみの運搬を担うイー・ステージと協力し、可燃ごみの全量を長期的に受け入れることで、南伊豆町の安定的な廃棄物処理体制の確立に貢献します。
当社は、2006年より埼玉県寄居町の「彩の国資源循環工場」にて寄居工場を運営しています。同工場は、焼却灰が一切発生しない熱分解ガス化改質方式を採用したゼロエミッション施設
※2として、日量450トンの処理能力を有しています。産業廃棄物に加え、関東圏および周辺地域の市町村から一般廃棄物を受託しており、受け入れ実績は90自治体を超えます。現在、同工場では施設の更新工事を進めており、2027年4月よりシャフト炉式ガス化溶融炉の本格稼働を予定しています
※3。
オリックス資源循環は今後も、これまで蓄積してきた知見を生かし、環境負荷の低減と地域社会の持続可能な廃棄物処理システムの構築に取り組んでまいります。
※1 2024年3月26日付リリース:静岡県南伊豆町と可燃ごみ処理に関する協定を締結(https://www.orix.co.jp/resource/news/pdf/news240326.pdf)
※2 処理に伴い発生する溶融固形物、金属などを再資源化することで完全リサイクルを達成し、最終処分場に依存しない施設。
※3 2024年9月30日付リリース:埼玉県寄居町で再資源化施設の更新工事に着手(https://www.orix.co.jp/resource/news/pdf/news240930.pdf)