清泉女子大学が11月8日に鹿児島大学との共同シンポジウム「東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代」を開催 ― 2会場とオンラインで講演や討論を実施



清泉女子大学(東京都品川区)は11月8日(土)、鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市)との共同シンポジウム「東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代」を開催する。現在は清泉女子大学の本館として使用されている、建築家のジョサイア・コンドルが手掛けた本邸と、鹿児島市の磯にあった本邸というふたつの島津邸を通して、島津家の歴史や同家に関わった人々、島津家の行った事業などについて考察するとともに、多くの鹿児島出身者が活躍の舞台とした東京と鹿児島の繋がりについて考え、将来を展望する。東京会場(清泉女子大学)・鹿児島会場(尚古集成館)の2会場とオンラインで実施予定。また、清泉女子大学では本館見学ツアーを、鹿児島では城下町まち歩きツアーを行う。一般参加も可能、参加無料(定員:東京会場200名、鹿児島会場25名)。要申し込み(各ツアーは先着順)。




 現在は清泉女子大学のキャンパスに所在する旧島津家本邸は、1917(大正6)年に島津家第30代当主忠重(1886-1968)の邸宅として完成した。設計および施工監理は、鹿鳴館やニコライ堂などでも知られ、辰野金吾らを育てた英国人のジョサイア・コンドル(1852-1920)が手掛けている。
 1962(昭和37)年から清泉女子大学の本館となり、聖堂や教室・会議室等として現在も使用されている。2012年に東京都指定有形文化財(建造物)に、2019年には国の重要文化財に指定された。

 清泉女子大学と鹿児島県との交流は、こうした背景から2012年に始まり、2018年には包括的連携協定を締結。さまざまな取り組みを行い、交流を深めてきた。
 このたびのシンポジウムは、清泉女子大学人文科学研究所と、鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターが共同で開催するもの。東京と鹿児島の2会場をオンラインで繋ぎ、4つの講演と討論を行う。また、開会前には、東京会場の清泉女子大学で本館見学ツアー、鹿児島会場で城下町まち歩きツアーをそれぞれ実施する。
 シンポジウムの概要は下記の通り。


◆清泉女子大学人文科学研究所・鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター共同シンポジウム
「東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代」
【日 時】 11月8日(土) 13:30~17:30
【会 場】
・東京会場:清泉女子大学 140教室(東京都品川区東五反田3-16-21)
・鹿児島会場:尚古集成館 講堂(鹿児島県鹿児島市吉野町9698-1)
・オンライン:Zoomウェビナー

【参加費】 無料
【定 員】 東京会場(定員200名)・鹿児島会場(定員25名)
【申 込】

《東京会場・オンライン参加》
 下記のURLより申し込み
 https://forms.gle/mwC9kSehzrzxVF9u8
《鹿児島会場》
 下記のURLより、または、メール( kingendaijim@leh.kagoshima-u.ac.jp )、電話(099-285-7532)のいずれかで「鹿児島の近現代」教育研究センターまで申し込み
 https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=XS3LyWt-UE600-MKEoBdx2m_FKTuqqpBlsqx2PeBlsBUMU5GSjdDS1BRUTdLSEFPS0daSVRFSTJaUS4u&origin=lprLink&route=shorturl
※締切は11月7日(金)17:00まで(両会場とも定員に達し次第締切)。
【プログラム】
・10:00~12:00
 鹿児島会場:小林准教授のガイドによる鹿児島城下町まち歩きツアー(先着15名)
・12:30~
 東京会場:受付開始
・12:50~13:20
 東京会場:清泉女子大学本館見学ツアー ※清泉女子大学学生によるガイド(先着40名)
・13:00~
 鹿児島会場:受付開始
・13:30~
 開会・講演
「近世・近代鹿児島の島津邸」
 小林 善仁 氏(鹿児島大学法文学部准教授) ※鹿児島会場より登壇
「袖ヶ崎屋敷の変遷 ─仙台伊達家から鹿児島島津家へ─」
 狐塚 裕子 氏(清泉女子大学名誉教授) ※東京会場より登壇
「近代建築史の中の旧島津家本邸」
 石田 潤一郎 氏(武庫川女子大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授) ※東京会場より登壇
「大名華族島津家の家政と二つの邸宅 ─袖ヶ崎島津邸と磯島津邸を中心に─」
 寺尾 美保 氏(立教大学特任准教授) ※東京会場より登壇
・16:50~
 討論「東京と鹿児島が交流しながら、島津家および島津邸の歴史をいかに伝え、未来に活用していくか」
・17:30
 閉会
【URL】
 https://www.seisen-u.ac.jp/event/nid00002391.html


(参考)
●旧島津家本邸(清泉女子大学)
 https://www.seisen-u.ac.jp/shimadzu/
・見学ツアー
 https://www.seisen-u.ac.jp/shimadzu/tour.html

●尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)
 島津家の歴史・文化と同館の事業を語り継ぐ、鹿児島県に所在する博物館。幕末に磯に建てられた機械工場の建物を改修したもので、1962年に国の重要文化財に指定され、2015年には旧集成館・旧集成館機械工場を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録されている。
・URL: https://www.shuseikan.jp/



●鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター

 https://kadai-kingendai.jp/




(関連記事)
・清泉女子大学と鹿児島県が包括的連携協定を締結
 https://www.u-presscenter.jp/article/post-39162.html

・清泉女子大学の本館および3号館が「旧島津家本邸」として重要文化財に指定 -- 英国人建築家コンドルが設計した旧大名家の本格的な洋風邸宅
 https://www.u-presscenter.jp/article/post-42952.html


▼本件に関する問い合わせ先
入試・広報部 広報課
宮澤 弥生
TEL:03-3447-5551
FAX:03-5421-3469


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
清泉女子大学
ホームページ
https://www.seisen-u.ac.jp/
代表者
山本 達也
上場
非上場
所在地
〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21

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