東洋大学が卒業生との対話型キャリア支援プログラム『これから、キャリアを描こう』を初開催― 卒業生の多様な働き方とリアルな体験談に触れ、低学年次からキャリア観を育む ―



東洋大学(東京都文京区/学長・矢口悦子)は、低学年(主に1・2年生)を中心としたキャリア支援プログラム『これから、キャリアを描こう』を2025年10月から12月9日までに全4回を開催しました。多様な分野で活躍する10名の卒業生が登壇し、キャリアトークやディスカッションなどを通して、自身の経験を現役学生に共有しました。卒業生との交流を通じて、学生が将来のキャリアを具体的に描くきっかけとなる有意義な機会となりました。




◆本プログラム発足の背景
近年、社会の急速な変化により進路選択が複雑化しています。学生たちの中には「どんな企業を選ぶか揺れている」「自分に向いている仕事が分からない」「働くことに不安がある」など、"キャリア迷子"になっているケースも見られます。また、本学の就職・キャリア支援課には、「学生生活の早い時期から自分のキャリアを考えたい」という声が多く届いています。
本学ではこのような状況を踏まえ、低学年という早い段階から多様なキャリアに触れ、自身の可能性を前向きに、具体的にとらえられるよう支援するためのプログラム「これから、キャリアを描こう」の実施に至りました。

◆本プログラム 『これから、キャリアを描こう』 について
本プログラムは、卒業生によるキャリアトークやQ&A、ディスカッション、クロストークなど、双方向の交流を重視したプログラム構成が特長です。初開催の今年度、全4回を実施し、総勢10名の卒業生に登壇いただきました。参加した現役学生は、自身と同じ大学で学生時代を過ごし、社会人としてのキャリアを歩んでいる卒業生たちのストーリーを通じて、自身の可能性、知らなかった選択肢、大学という環境の生かし方、好きなことを仕事にする戦略などを学びました。参加学生を対象としたアンケート調査※によると、「今回実施したキャリア支援プログラムの全体の満足度を教えてください。」という設問に対し「非常に満足」と回答した学生が54名、「やや満足」が20名となり、アンケートに回答した学生全員が肯定的な回答でした。自由にキャリア設計をしていくための第一歩として、学生にとって有意義な経験になったことが伺えます。
※参加者100名中74名が回答。「非常に満足」「やや満足」「やや不満」「不満」の4段階で、終了直後に実施。

【今年度の開催テーマ(全4回)】
第1回:IT・コンサルティング企業のキャリアと働き方(10/27開催)
第2回:国内外の文化発信や観光を仕事にする(11/11開催)
第3回:「好きを仕事にする」キャリアを考える(11/11開催)
第4回:地方創生・まちづくりへの関わり方(12/9開催)



【キャリア支援課 「これから、キャリアを描こう」担当者水上氏のコメント】
日々の授業や学生生活を送る中で、多くの学生は「将来は就職するだろう」と漠然と意識しつつも、自分がどのような仕事をしたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかが分からず、不安を抱えています。このような「なんとなくの不安」は、多様なキャリアを選択できる今の時代だからこそ、生まれるものでもあると思います。
本プログラムでは、多様な分野で活躍する卒業生の「生の声」に触れる機会を設け、学生一人ひとりが自分らしい未来を前向きに描き、新たな挑戦へ踏み出せるよう支援することを目的としました。
今回は、各回にテーマを設定したことで、すでに就職について具体的に考えている学生はもちろん、「話だけでも聞いてみたい」という学生にも参加しやすい内容となり、多くの学生が参加してくれました。
今後も、多様な価値観や生き方に触れる機会を提供することで、学生が進路選択に主体的に向き合い、自分の可能性を信じて、次の一歩を踏み出せるような支援を続けていきたいと考えています。

◆開催リポート:第1回『これから、キャリアを描こう~IT・コンサルティング企業のキャリアと働き方』
IT・コンサル業界は世間的にも就職人気ランキングでも常に上位に位置しており、本学においてもここ数年、就職先として選択する学生が最も多い業界となっています。
当日は、アクセンチュア、セールスフォース、タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)といった、外資系IT・コンサルティング企業に勤める卒業生3名が登壇し、それぞれの立場から「リアルな働き方」や「キャリア形成」について語りました。
先輩方が共通して伝えていたのは、「そもそも『好き』『やりたいこと』『自信』をうまく持てないのは自然なこと」「キャリアのゴールは、見つけるものというよりも、動きながら形づくられていくものなので、今は明確でなくても大丈夫」といった考え方でした。完璧なキャリアプランがなくても、まずは目の前の「面白そう」に飛び込んでみることが、結果的に将来につながっていくのではないか、という等身大の言葉が印象的でした。
将来が定まっていないことに不安を感じる学生も多いため、同じ学び舎で学んだ卒業生の多様なキャリアに触れ、先輩たちの率直な言葉に励まされたことにより、将来に対してポジティブに考えるきっかけになった学生が多かったように感じられました。


【参加学生コメント】
「卒業生の『自分が起こす化学反応を楽しむ』という言葉がすごく響きました。私にはどんな化学反応を起こせるのか、これから楽しみです。」(社会学部 1年生)
「やりたいが"ない"方が、可能性の塊だと言っていたことがとても励みになりました。」(経済学部 2年生)


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【東洋大学のキャリア支援について】
建学の精神、『諸学の基礎は哲学にあり』に基づいた、学生の主体的な活動"主活力"を養う
現代社会で求められる「課題発見力」「課題解決力」の根幹には、「物事の本質を考える力」が必要です。それは、事象を多元的な視野・思考で追究する哲学のベースとなる考え方に通じます。哲学教育を軸にしている本学では、単なる就職支援ではなく、主体的に考え行動する力"主活力"を養うことを重視しています。自ら課題を見つけ、解決する力を育む、多様なキャリア支援プログラムで学生をサポートしています。
「就職情報ナビサイトTO YOU」:https://www.toyo.ac.jp/campuslife/toyou/

【学校法人 東洋大学について】
東洋大学は1887年に哲学者・井上円了により「哲学館」として創立され、「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳兼全」を建学の精神としています。創立者の志を受け継ぎ、東洋大学の教育理念である「物事の本質に迫って深く考え、考察を重ねること」を基礎とし、科学する力、実践する力を育てることで、地球社会の様々な課題に取り組む力を養うことを目指しています。
2025年度現在、白山、赤羽台、川越、朝霞キャンパスに14学部51学科専攻と大学院15研究科を擁する総合大学へと発展しました。
<東洋大学HP> https://www.toyo.ac.jp/
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▼本件に関する問い合わせ先
東洋大学広報課
E-mail: mlkoho@toyo.jp



【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
東洋大学
ホームページ
https://www.toyo.ac.jp/
代表者
矢口 悦子
上場
非上場
所在地
〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20

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