「(仮称)三井アウトレットパーク 台湾台中港」開発決定 2018年オープン予定
- 三井不動産株式会社
- 2016年09月21日
- 10:16
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、台中市における商業施設の入札案件において事業者として正式に決定し、この度、海外子会社を通じて、土地使用権の所有者である台湾港務会社と借地契約を締結しました。本計画においては、台湾において二つ目の三井アウトレットパークとなる「(仮称)三井アウトレットパーク 台湾台中港」の開発を推進し、着工は2017年、オープンは2018年を予定しております。なお、今後、本事業についてはプロジェクト会社「三中港奧特萊斯股份有限公司」が開発・運営を行ってまいります。
本計画地は台北市から約130km南に位置する台湾第三の都市、台中市の中心部から北西へ約22kmに位置します。台中空港から約9km、台中港フェリーターミナルと隣接し、高速道路のインターチェンジや幹線道路からのアクセスも良い交通利便性の高い立地です。
台中港エリアは台湾でも有数の観光地である、美しい夕日で有名な高美湿地(年間来訪客約140万人)や観光魚市場で有名な梧棲漁港(年間来訪客約130万人)があり、多くの観光客が訪れる活気あるエリアです。また、近接してヨットハーバーも計画されるなど、都市発展計画によりさらなる発展が期待されるいます。
本アウトレット施設は、約150店舗規模のラグジュアリー、インターナショナル、スポーツ、カジュアル、日系ブランドなど幅広いファッションブランドを誘致し、台湾中部最大級の本格的アウトレットモールとなります。
当施設はウォーターフロントの立地環境を活かして、これまでの台湾になかった開放的で魅力的な商業空間づくりを目指します。また、港の借景を生かした飲食ゾーンの他、シネコンなどのエンターテイメント施設の導入を検討しており、台中都市圏居住者から国内外の観光客まで幅広い客層・ニーズに応える、家族で一日中楽しめる商業施設を目指しています。
今年1月に開業し好調に推移している「三井アウトレットパーク 台湾林口」での経験を生かして日系店舗を積極的に誘致するなど、当社グループの100を超える国内外の商業施設での開発・リーシング・運営により培ったノウハウを最大限に活かしてまいります。
【三井不動産の海外戦略について】
当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置付け、2015年5月に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017ステージII」では、2015~2017年の3か年で欧米・アジアにおいて約5,500億円の投資を行うことを表明し、現在順調に進捗しています。
アジアでは2011年に「杉井アウトレット広場・寧波」を、2015年5月に「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」を、そして今年1月には台湾で「三井アウトレットパーク 台湾林口」を開業しました。また、クアラルンプールにて「(仮称)ららぽーと クアラルンプール」を事業推進しているなど、アジアで拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、積極的に事業を推進しています。マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、中国では住宅事業も展開しており、アジアでの事業が拡大しています。
【三井不動産の台湾での事業について】
台湾においては、2016年1月に三井不動産グループ初の台湾事業である「三井アウトレットパーク 台湾林口」をオープンし、当初の想定を上回る集客により順調に売り上げを伸ばしています。
そして今後の更なる事業拡大のため、これまでの三井不動産アジア 台北支店を昇格し、本年9月13日に台湾にて現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を設立しました。今後、現地法人を投資拠点として、台湾各地でアウトレットモールのほかリージョナル型ショッピングセンターや住宅分譲、ホテル、ロジスティクス、複合開発事業などを展開する予定です。
<台湾現地法人 会社概要>
企業名称 台湾三井不動産股份有限公司
設立場所 台湾台北市松山区南京東路四段18号15階
現地代表者 董事総経理 下町 一朗
資本金 1億3000万台湾ドル(約4億6000万円)
設立日 2016年9月13日
従業員数 23名
業務内容 事業機会の獲得、事業推進など