近畿大学の研究用原子炉は、平成25年(2013年)12月18日に試験研究用原子炉の新規制基準が施行されたことを受け、平成26年(2014年)2月6日に運転を停止した。教育・研究利用再開に向けた「原子炉設置変更許可申請」「原子炉施設保安規定変更許可申請」の提出と認可を経て、このたび最終の使用前検査と定期検査を終え、合格証が交付された。
近畿大学の試験研究用原子炉、近畿大学原子炉は、東日本大震災後に施行された試験研究用原子炉施設の新規制基準への適合対応のために運転を停止していたが、平成29年(2017年)3月17日に原子力規制庁の原子炉施設使用前検査および定期検査が終了し、合格証が交付された。新規制基準施行後の試験研究用原子炉への合格証交付は今回が初めて。
今後は新年度からの教育・研究利用再開に向けて準備を進めていく。
なお、教育・研究利用の再開は平成29年(2017年)4月12日を予定している。
◆原子力研究所 所長 伊藤哲夫のコメント
本学原子炉施設は、平成25年(2013年)12月18日に施行された試験研究用原子炉施設の新規制基準への適合対応をこれまで行ってきました。
本日の原子力規制庁による検査が終了し、合格証を交付いただいたことで、原子炉の運転を再開できることを大変うれしく思います。
今後、1日でも早く学生や教員が研究、教育の場として活用できるよう、全力で取り組みたいと思っています。
まずは、ご尽力賜った多くの方々ならびにここまで頑張ってくれた所員に感謝いたします。
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