関西外国語大学(大阪府枚方市)では、2015年度からスタートした海外からの留学生を対象にした「海外留学生グローバルインターンシップ」が3年目を迎えた。留学生が日本企業などで就業体験をするこのプログラムには今年、留学生延べ51人が参加し、過去最多となった。また、インターンシップ先も企業18社、小・中・高校13校、行政機関1の計32と、前年度の21から増加した。
「海外留学生グローバルインターンシップ」は、海外からの留学生を対象に2015年度からスタート。初年度は28人、2016年度は32人の留学生が参加した。
今年度は留学生別科を修了した5月末から6月初めにスタートし、期間は1週間から2カ月間と比較的長く、日常業務を通した実務体験ができることが特徴。派遣先企業は、日本通運、クボタ、コマツ、三井住友銀行、阪急阪神ホールディングスなど著名企業も多く含まれている。
欧米では、大学時代のインターンシップ経験が、企業に採用される際の評価のポイントになると言われている。関西外国語大学の留学生の間でも、日本の企業でのインターンシップを希望する声が高まっていた。
日本では言葉の壁やインターンシップへの考え方の違いから、海外からの留学生をインターンシップ生として積極的に受け入れておらず、同大学のようなインターンシッププログラムは他大学ではあまり行われていない。インターンシップに参加した留学生たちからは「将来、日本語を使った仕事がしたい」「日本で働きたい」など、インターンシップ体験が将来のキャリアへの可能性を広げているようだ。
関西外国語大学は世界54カ国・地域の383大学と協定を締結。欧米を中心に年間40カ国以上の国・地域から約750人の留学生を受け入れている。
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