創価大学(東京都八王子市/学長:馬場善久)は6月19日、ロシア駐日大使のミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン氏による講演会「露日友好について―教育交流を中心に」を開催した。これは、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」の一環として行われたもので、教職員や学生ら約250人が参加。ガルージン大使は、3月の駐日大使就任以降、今回の創価大学での講演が日本の大学で初めての講演となった。
ガルージン大使は、モスクワ大学で日本語を学び、1982年から83年まで交換留学生として創価大学で学んだ。こうした経緯から今回、創価大学で講演会を開催することとなった。
ガルージン大使は1983年に外務省に入職し、外交経験が豊富である。駐日公使を7年務めた経験もあり、日本語が堪能なため、これまでも元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏や元ロシア大統領のボリス・エリツィン氏の通訳として、日本とロシアの外交の一翼を担ってきた。
講演では「露日友好について―教育交流を中心に」と題して、今日までの日露関係における経済や人的交流、外交、歴史等に言及。今年5月の日露首脳会談に触れながら「ロシアのプーチン大統領と安倍総理大臣の20回目の会談が開かれました。全ての問題が解決したわけではありませんが、着々と日露の友好関係は深まっていると感じます。日本の総理大臣が初めてサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに参加するなど、新しい動きも出てきました。また、グローバル化が進む時代においては、互いを理解するために民間交流および教育交流を通した対話が重要であります」と述べた。
参加した学生からは「両国の架け橋となる大使が創価大学に留学していたことを嬉しく思います。私も日露両国の歴史を学ぶとともに、留学への挑戦等を通して国際社会に貢献できる力をつけていきます」といった感想が寄せられた。
■ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン駐日大使 略歴
モスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学に在籍中、1982年から83年まで創価大学に交換留学生として留学。駐日公使、ロシア外務省の第3アジア局長、駐インドネシア大使等を歴任し、今年3月より駐日大使に就く。
【モスクワ大学と創価大学の交流】
創価大学とモスクワ大学は1975年に学術交流協定を締結。学生間の交換留学等を通して、これまで500名以上におよぶ学生交流を行ってきた。また、2011年に創価大学理工学部とモスクワ大学との共同研究事業として、日露イノベーション科学技術センターをモスクワ大学内に設置。そのほか、2015年には交流40周年を記念して両大学で記念シンポジウムを実施するなど、交流を重ねている。
▼本件に関する問い合わせ先
創価大学 企画部企画広報課
住所:東京都八王子市丹木町1-236
TEL:042-691-9442
FAX:042-691-9300
メール:publicrelation@soka.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/