パルミジャーノ・レッジャーノの昨年売上高は伊+7.9%、海外+10.7%
- 2021年03月25日
- 10:00
- パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会
- ライフスタイル

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会のニコラ・ベルティネッリ会長は下記のように述べました。「パルミジャーノ・レッジャーノは9世紀前から変わらぬ材料と職人技、ほぼ変わらない完全にナチュラルな製法で、添加物を一切使わずに作られています。この土地ならではの微生物の働きを活かすため、ミルクは加熱殺菌しない、冷蔵保存しない、遠心分離しない等の厳しい規定も設けられおり、チーズを毎日休みなく製造するということも規定で定められています。製造を止めることは我々のサプライチェーンに悪影響が出てしまうので極力避けなければなりません。パルミジャーノ・レッジャーノは常に人々の支援に頼ってきました。例えば2012年にエミリア・ロマーニャ州で起きた大地震によって多くのチーズ玉が熟成庫の棚から崩れ落ちた際も、消費者の皆さんがそれらを購入することで我々を応援してくれました。この未曽有の事態に直面し、我々も地域のために出来る限りのことをしたいと思います。また食品がウィルスの感染経路になることはありませんので、皆さんも安心してパルミジャーノ・レッジャーノを召し上がってください。」パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は、1934 年に設立されたこのチーズの全生産者が所属している非営利団体です。チーズの品質審査および本物の証としての押印を行い、世界中に広く出回る模倣品から本物を守り、正しい知識や認知度、そして消費量を向上させるための活動も行っています。北イタリアの限定生産地域内に、酪農場が2,820箇所、チーズ工房が330軒あり、イタリア全土の牛乳生産量の15.9%である192万トンのミルクがパルミジャーノ・レッジャーノ用に生産されています。生産量は147,692トンで、生産出荷レベルでの推定売上高は14億ユーロと、PDO(原産地呼称保護)製品の中で価格ベースでNo.1を誇ります。サプライチェーン内で従事する人の数は50,000人です。(すべての数字は2018年のデータ)