本館1階アトリウム空間&本館2階 リニューアルオープン
玉川高島屋S・C(運営:東神開発株式会社/所在地:東京都世田谷区)は昨年より進めてきた
開業50周年事業が、本館1階アトリウム空間「グランパティオ」と本館2階のリニューアルオープンをもって今春完成しました。
新グランパティオのコンセプトは「ライブラリー&アート:素敵な偶然に出会える場所」。気鋭のクリエーターが集結し、豊かな自然と洗練された都市文化が共存するアーバンリゾートを象徴する空間としてリニューアルしました。
内装の設計デザインを手掛けたのは建築家 永山祐子氏。約700個のペンダントライトのきらめきが星空のように降り注ぐ中、本やアートとの新たな出会いが設計・演出されています。
また、インテリアはリユース材などを使用し、SOLSO FARMプロデュースの植栽とともに、サステナブルかつリラックス感を表現しています。
アートディレクションはキュレーター高須咲恵氏が担当し、アーティスト松下徹氏とBIEN氏を起用。作品の展示に加え、空間デザインと連動した柱面にウォールアートを施しました。
ライブラリーの選書はブックディレクター幅允孝氏がシーズンごとに実施。初回選書テーマは、顧客やスタッフへのインタビューワークを通じて「未知はまだ存在する (旅にまつわる本)」となりました。
本館2階は、“自然体で自分らしいスタイルに出会うフロア”をリニューアルコンセプトに、
新店5店舗、移転リニューアル3店舗、合計8店舗がオープンしました。
「365日とCOFFEE」(全国初出店)は、2階フロアとの一体感を形成するように開放的なオープンカフェとなります。グランパティオと連動し客席空間の設計デザインを永山氏、選書を幅氏が担当しています。
その他、新規オープンは「Hirotaka(ジュエリー)」、「SACRA(婦人服)」、「journal standard luxe (婦人服)」、「ドレステリア(婦人服・紳士服)」となります。
◆本館1階 グランパティオ リニューアル詳細
「アーキテクチャー」X「ライブラリー」X「アート」が融合するグランパティオ
【アーキテクチャー】建築家、永山祐子(ながやまゆうこ)氏による内装設計。
天井から約700個のペンダントライトをアーチ状に配置、昼と夜で変化する光はライブラリーとアートが融合する空間を包み、多様な表情を演出しています。また、インテリアは自然樹形の樹木やリサイクルウール、解体される古民家からの古木などリユース材を採用した家具等を配し、サステナブルな素材で展開しています。植栽デザインは、昨年11月にリニューアルオープンした南館屋上「PARK&TERRACE OSOTO」も担当したSOLSO FARMの齊藤太一氏が手掛けました。
【ライブラリー】ブックディレクター、幅允孝(はばよしたか)氏が選書した書籍(約40冊)を展示。書籍はインタビューワークなどを実施してテーマを定め、年3回程度の入れ替えを行う予定。さらにこの空間では“ことば”の展示も意識し、書籍の中から選定したアフォリズムを掲出しています。
・書籍(一例):石川直樹『この星の光の地図を写す』、星野道夫『長い旅の途上』など
【アート】キュレーター、高須咲恵(たかすさきえ)氏による、現代アートを中心とした作品を展示。松下徹氏、BIEN氏が新たに制作した壁画が高さ約7メートルの吹抜け天井の柱面に施されました。この壁画作品は二子玉川の”自然”や“文字”がテーマとなっており、じっくり鑑賞しながら各々の解釈をお楽しみいただけます。
・アート:松下徹氏、BIEN氏
★内装設計デザイン、永山祐子氏 コメント
アートは空間を変えてくれる大きなパワーがあるので、柱の壁画があるだけで受ける印象がかなり変わります。この空間の新しい出会い(アート&カルチャー)に触れたときに、自分の中で新しい気づきや、発見が生まれると思います。ここに来なければ出会わなかった“モノ”に出会い、ある日突然出会う“場”になる。「よくわからないけど面白そう!」という気持ちが大切。この空間に文化的な要素をいれることによって、ここでしかできない体験をする目的にもなるといいなと思っています。
【プロフィール】
2002年 永山祐子建築設計設立。住宅からホテル・旅館、神社、商業店舗の内装、展示会場までと幅広い分野で活動。
★ブックディレクター、幅允孝氏 コメント
今回の選書は一冊にポイントを置いています。読者に文章や言葉、感情などが「刺さって」残り、日々の生活(例えば、早起きしてみよう等)に作用したら嬉しいですね。本は基本的に(一部の写真集や絵本を除いて)一人でしか楽しめないものでネガティブにも捉えられるけれど、書き手が必死に絞り出した言霊みたいなものを、読み手がなんとか受け取ろうとする伝達…精神の受け渡しのような面白いコミュニケーションだと思っています。今は検索型の世の中なので、
知っている本しか手に取らないかもしれませんが、是非ここで未知との出会いを通じて、
一冊の本の世界に没入してほしいと思います。
【プロフィール】
有限会社BACH(バッハ)代表。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、動物園、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。
早稲田大学文化構想学部、愛知県立芸術大学デザイン学部非常勤講師
◆本館2階 リニューアル詳細
MDコンセプト「自分らしいライフスタイルに出会うフロア」
ゆったりと自分の時間を過ごせる開放的なカフェを核に、感性が刺激される生活雑貨や、シンプル・ナチュラル・リラックス感取り入れたファッションを集積しました。創業以来の強みでもある「ゆとり」「豊かさ」「知性」に触れ、新たな「タマガワスタイル」を見つけられる場所となりました。
また、本館インフォメーション横(1階)にエスカレーターを新設し、生まれ変わった2階へアクセスを強化します。
【365日とCOFFEE】(カフェ)★全国初出店
人気ベーカリー「365 日」がカフェをオープン!
杉窪章匡氏が今回仕掛けるのは、「食の声を聞く」をコンセプトとするカフェです。
素材や製法にこだわりぬいたパンや、自家焙煎で香り豊かに仕上げたコーヒー、ブックディレクター幅允孝氏が選書した100 冊の本に囲まれながら、食の声にじっくりと耳を傾ける時間を提供します。
【Hirotaka】(ジュエリー) ★NEW
ニューヨークデビューから、10周年を迎えるHirotaka。
国内3店舗目となる店内にはココヤシの繊維やアマニ油から作られた天然素材を使用しサステナブルな空間を作りました。
抽象度の高い、ミニマルな表現を追求するHirotaka。そこから生まれる“身につけるアートピース” をお楽しみください。
【SACRA】(婦人服) ★NEW(SC初出店)
「SACRA」の世界観が集約され、フルラインナップがご覧いただけるオンリーショップをショッピングセンターに初出店。
【journal standard luxe】(婦人服)★NEW
流行に左右されることのない独自のテイスト。世界各国のインポートアイテムやオリジナルラインを扱う。
着心地の良い上質な素材やハンドクラフトを中心に、アンティークのリネンやツール類なども展開するセレクトショップ。
【ドレステリア】(婦人服・紳士服) ★NEW
日本国内外から質の良いもの・普遍的でそこにしかないものなどをオリジナル商品と組み合わせて提案するショップ、ドレステリア。
英国の伝統的な物、イタリアの職人気質やバランスの良いモダン、単に物では表現出来ないフランスのエスプリなどをミックスし品の良いコーディネートを提案いたします。
【マリメッコ】(生活雑貨・婦人服) ★移転リニューアル
マリメッコは、1951年アルミ・ラティアにより創業。
独創的なプリントや色使いによって世界中に広く知られるフィンランドのデザインハウスです。
【プレインピープル】(婦人服) ★移転リニューアル
衣食住のライフスタイル提案型コンセプトストア、プレインピープル。
リラックス感と美しさをあわせもつオリジナルブランドのレディースの洋服と、国内外からセレクトしたモードなファッション雑貨、アートなインテリア小物、そして美味しく体にやさしいこだわりの醗酵調味料。
ご自分やご家族、ご友人のための素敵なプレゼントもきっと見つかるオールジェンダー・オールエイジ向けのお店です。
【オスカリート】(婦人服) ★リニューアル
ゆったりとした空間にリニューアル。雑貨類も充実して楽しさ溢れるショップになりました。
記載の内容は7月8日時点の情報であり、変更になる可能性もございます。