コロナ禍における初の受験シーズン到来
高校3年生の進路選択に関する調査を発表
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営する進学情報サイト『マイナビ進学』は、当サイト会員の高校生(高校1~3年生)を対象に「高校生進路選択状況アンケート」を実施しました。調査結果の概要(受験生である高校3年生に絞った集計を一部抜粋)は以下の通りです。
《TOPICS》
◆ 進路選択における不安の多くは、リアルイベント(オープンキャンパスなど)に参加できなかったこと(全体:64.2%、高校3年生:62.8%)だった。全体と比較して特に高校3年生が不安に感じていることは、受験対策のための学習機会および環境が不足していたこと【図1】
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高校3年生にとってオープンキャンパスの参加方法で望ましいのは、リアル(実際に学校に行く)が87.8%、WEBが12.2%【図2】
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進学先を探す方法として、各学校のHPなどのWEB情報と紙・パンフレットの両方を活用し、最新の情報を得るようにしている【図3】
▼進路選択における不安の多くは、リアルイベント(オープンキャンパスなど)に参加できなかったこと(全体:64.2%、高校3年生:62.8%)だった。全体と比較して特に高校3年生が不安に感じていることは、受験対策のための学習機会および環境が不足していたこと【図1】
コロナ禍での進路選択において不安に感じることを尋ねたところ、1・2年生を含む全体の64.2%が「志望校のオープンキャンパスやイベントに参加できない」ことだと回答した。春から秋にかけて例年行われるオープンキャンパスなどで、学校の校風や授業風景を体感できる機会が失われたことは、高校生の進路選択において大きな影響を与えたようだ。
また、高校3年生に限って集計すると、他学年を含む「全体」と比べて「学習時間が足りない」(33.8%)「学習できる環境やコンテンツが足りない」(25.0%)といった、勉強に関する時間や機会が不足したことを不安に感じる回答が多い。1回目の緊急事態宣言の休校措置における授業の遅れや、宣言解除後も学習塾での勉強方法の変化、校内自習室の閉鎖・中止、規模を縮小しての模試実施など、受験対策が想定通り進まないことを不安に感じた生徒がいたことがわかる。
【図1】コロナ禍における進路選択で不安に感じていること(n=741/高校3年生352名・複数回答)
▼高校3年生にとってオープンキャンパスの参加方法で望ましいのは、リアル(実際に学校に行く)が87.8%、WEBが12.2%【図2】
高校3年生に、オープンキャンパスの参加方法として「実際に学校に行くオープンキャンパス」と「WEBで開催するオープンキャンパス」のどちらが良いか尋ねたところ、「実際に学校に行くオープンキャンパス」が87.8%、「WEBで参加するオープンキャンパス」が12.2%だった。
進学先を選定する際は、現地に足を運んで自分の目で確かめられるリアルな環境を求めていることがうかがえる一方で、WEBのオープンキャンパスはコロナ禍をきっかけに取り入れた学校が多く、まだ実施の歴史は浅いにも関わらず、すでにWEB開催の方が望ましいとする意見が出ていると言える。
【図2】「実際に学校に行くオープンキャンパス」と「WEBで開催するオープンキャンパス」の
どちらに参加したいか(高校3年生575名・単一回答)
▼進学先を探す方法として、各学校のHPなどのWEB情報と紙・パンフレットの両方を活用し、最新の情報を得るようにしている【図3】
1回目の緊急事態宣言では、多くの高校が休校またはオンライン授業を行っていた。その最中に進学先を探さなければならなかった高校3年生が最も役立ったと感じたツールについて調査したところ、「学校のホームページ(HP)の情報」(32.5%)が最も多く、次に「学校のパンフレットを取り寄せて読む」(29.0%)だった。
現地に足を運べない分、高校生は最新の情報を得るために、WEB・紙の両方を活用しながら進学先を探していた様子が見て取れる。
【図3】外出を自粛する中、進学先を探す上で有効だと感じたツール(高校3年生575名・複数回答)
【調査概要】マイナビ進学「高校生進路選択状況アンケート」
○調査期間/2020年12月11日(金)~12月25日(金)
○調査方法/インターネット調査
○調査対象/マイナビ進学会員の高校生(高校1~3年生)
○有効回答数/1,242名
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社マイナビ
未来応援事業本部 進学情報事業部 企画統括部
事業推進部 企画調査課
Tel:050-3353-1424 Email:k-chousa@mynavi.jp
【報道機関お問い合わせ先】
株式会社マイナビ
社長室 広報部
Tel:03-6267-4155 Email:koho@mynavi.jp