■ VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)をサポート
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VXLANはネットワーク仮想化技術のひとつで、大規模な仮想マシンを導入するクラウド環境に適した技術です。レイヤー2フレームをカプセル化することで、ルーターを介したレイヤー3ネットワーク上にレイヤー2のネットワークを延伸することが可能になります。
仮想マシンを停止させることなく、作動させたまま別のデバイスへ移すことが可能となるため、例えば仮想マシンでのサービスを提供しながらもデバイスのメンテナンスを行うことができます。また災害時に被害を最小限に抑えるディザスタリカバリーに対応するネットワークの設計が容易になります。
・対象製品…CentreCOM x530シリーズ
■ MSDP(Multicast Source Discovery Protocol)をサポート
ネットワークの中核となるランデブーポイント(RP)ルーターを中心に、ツリー状で構成するネットワーク“PIM-SM(Protocol-Independent Multicast Sparse Mode/スパースモード)”を利用する際、複数のRP間でマルチキャストパケットの転送を可能とするプロトコル“MSDP”がサポートされます。テレビ会議システムや動画配信など増大するトラフィックに対応し、スムーズな通信が可能となります。複数のネットワークでマルチキャスト通信を行う場合、RPをそれぞれのネットワークに設置することで負荷が分散されます。
・対象製品…AT-SBx81CFC960(SwitchBlade x8100シリーズ)、AT-SBx81CFC960 v2(SwitchBlade x8100シリーズ)、SwitchBlade x908 GEN2/GEN2-i、CentreCOM x950/x930/x550/x530/x530L/x320シリーズ
■ジャンボフレームサポート
現在L2フレームのみで設定が可能なジャンボフレームが、VLAN間でルーティングされるL3パケットにも設定可能となります。このサポートにより、最大9,216バイトまでフレームサイズの設定が可能となり、ネットワークをまたがるL3通信のパフォーマンスが向上します。
・対象製品…AT-SBx81CFC960(SwitchBlade x8100シリーズ)、AT-SBx81CFC960 v2(SwitchBlade x8100シリーズ)、SwitchBlade x908 GEN2/GEN2-i、CentreCOM x950/x930/x550/x530/x530L/XS900MX/GS980MXシリーズ
■メディアコンバーター向けループバックテストのサポート
ループバック機能をサポートしているMMC10Gシリーズなどのメディアコンバーター向けの、ループバックテストが可能となります。パケットの送受信数差異により、動作や障害状況の把握ができ、通信設備納品時の試験やトラブルシューティングに役立ちます。
・対象製品…全AlliedWare Plus 対応スイッチおよびルーター(※ルーター製品に関しては5.5.1-0.2でサポートとなります)