株式会社旅工房とユナイテッド航空、神奈川大学が協力し、本学の学生向けのPBL型(課題解決型)とフィールドワーク型(空港内視察)の2つを体験する課外研修プログラムの最終発表会が12月15日、横浜市西区の神奈川大学みなとみらいキャンパスで開かれました。学生たちはこれまでのプログラムで理解を深めた航空業界や観光業などについての知識を踏まえ、学生ならではの新たな観光プランや新ビジネスプランを提案しました。
発表のテーマは「ユナイテッド航空×グアム×新しいビジネス」。学生たちはグループごとに「海外挙式」「親子での短期留学」「LGBTQ」「海外旅行初心者」「高所得者」のターゲット層を挙げ、マーケティング規模やSWOT分析を示しながら、フライトや滞在プランを提案しました。「LGBTQ」をテーマにしたグループは、ユナイテッド航空のLGBTQ+コミュニティをサポートする取り組みに触れながら、グアムで結婚証明書を発行できるメリットなどを挙げ、多様な婚活パッケージの可能性を示しました。「海外挙式」のグループは航空券付きの結婚招待状で、航空券予約の煩わしさの回避や特別感で付加価値をつけることを提案。また、「親子での短期留学」を発表したグループは、コロナワクチン接種率90%のグアムの安全性に着目し、小中学生を対象にした新たな留学の在り方を紹介しました。
プログラムで講師を務めたユナイテッド航空の職員は「どのグループも着眼点が素晴らしく、新しい発想はとても刺激になりました。ビジネスのみならず、グアムのチャモロ文化にも理解を深めてくれました。学生のアイデアを単なる発表で終わらせることなく、商品に結びつけ、商品化の喜びを味わってほしいです」と話しました。旅工房の職員は「コロナ禍でのオンライン授業や留学に行けない学生のために何かしてあげたかった。リアルのビジネスとコミュニケーションを通じて新たな世界を体験してほしかったです」とプログラムの意図を語りました。参加した学生は「単なる航空業界に触れるのではなく、実際の会社経営やプレゼンテーション方法などを社会に出る前に学べたのがよかったです」と充実した表情を見せました。
学生たちは11月より、ユナイテッド航空やグアム政府観光局、ケン・コーポレーショングループなどの職員による講義や、ユナイテッド航空の羽田空港施設の視察など全6回のプログラムを通じてエアライン業界や観光業について理解を深めました。この産学連携プログラムはリアルなビジネスを体感する学生の学びの場の提供と、学生の新しい視点で観光業の活性化につなげることなどを目的に、神奈川大学みなとみらいキャンパス1階にあるソーシャルコモンズ観光ラウンジ(運営:KUパートナーズ(株式会社旅工房))が主催し、ユナイテッド航空を始めとする産業界の皆様のご協力のもと実施しました。
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