新日鉄住金 製鉄所組織の統合・再編成について

当社は、中期経営計画において掲げた「組織・業務運営の改善」の一環として製鉄所間連携の強化について検討した結果、この度、製鉄事業競争力の更なる強化を目的として、製鉄所組織の統合・再編成を実施致します。
主な内容は以下の通りです。

1.施策の内容
(1)八幡製鐵所と棒線事業部小倉製鐵所を統合・再編成し、「八幡製鐵所」とします。
(2)和歌山製鐵所と建材事業部堺製鐵所を統合・再編成し、「和歌山製鐵所」とします。
(3)君津製鐵所と鋼管事業部東京製造所を統合・再編成し、「君津製鐵所」とします。

実施時期: 2014年4月1日

2.施策の狙い
当社はこれまで、製鉄所間でのエネルギー供給や、冷鉄源等の相互融通、物流インフラの相互活用等の製鉄所間連携施策を検討・実行してまいりました。
この度、これまでの製鉄所間連携強化施策の進捗や、製鉄所の地理的関係、鉄源分譲等の生産面での関係等を踏まえて、近隣製鉄所における組織運営の更なる効率化について検討を進めた結果、以下の項目を主な狙いとして、製鉄所組織の統合・再編成を実施致します。
(1)製鉄所組織の一体化による業務運営の効率化
(2)人員の採用・配置・育成面における人材基盤の強化
(3)技術・技能・ノウハウ等の共有化による業務レベルの向上や、新たな視点での連携施策の検討・実行の加速化

組織統合後の製鉄所においては、製鉄所の製造基盤であるインフラ、人的資源、技術・技能・ノウハウを結集し、統合シナジー効果の発揮を加速化させ、製鉄事業競争力の更なる強化を図るとともに、引き続き、お客様、地域の皆様をはじめとしたステークホルダーの皆様からの信頼を得られるよう、全力で邁進してまいります。

3.個別施策の狙いと内容
(1)八幡製鐵所―小倉製鐵所
両所は、これまでエネルギーや原料供給面、物流面等における連携施策を推進してきましたが、同一の行政区域内に立地している点を踏まえ、組織の一体化による業務運営の効率化や、インフラや人材基盤の共有化と一体活用、更なる連携施策検討・実行の加速化を図ります。

(2)和歌山製鐵所―堺製鐵所
両所は、これまで鉄源分譲等の生産面での連携施策を推進してきましたが、近隣に立地していることや生産面での連携状況を踏まえ、組織の一体化による業務運営の効率化や、人材基盤の更なる強化、鉄源~圧延での一貫製造力強化を含む更なる連携施策検討・実行の加速化を図ります。

(3)君津製鐵所―東京製造所
両所は、これまで鉄源分譲等の生産面や人材育成面での連携施策を推進してきましたが、近隣に立地していることや、従来からの連携状況を踏まえ、組織の一体化による業務運営の効率化や、人材基盤の更なる強化、更なる連携施策検討・実行の加速化を図ります。

以 上

(お問い合わせ先) 広報センター TEL: 03-6867-2977, 2135, 2146, 2147


<参考: 組織統合・再編成の対象製鉄所概要>
1. 八幡製鐵所
住所 : 福岡県北九州市
主要生産品種 : 熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板、電磁鋼板、軌条、形鋼、鋼管
粗鋼生産量*1 : 355万t
従業員数*2 : 2,778人

2. 棒線事業部 小倉製鐵所
住所 : 福岡県北九州市
主要生産品種 : 棒鋼、線材
粗鋼生産量*1 : 124万t
従業員数*2 : 1,059人

3. 和歌山製鐵所
住所 : 和歌山県和歌山市、海南市
主要生産品種 : 冷延鋼板、表面処理鋼板、鋼管
粗鋼生産量*1 : 416万t(* 日鉄住金鋼鉄和歌山(株) )
従業員数*2 : 1,197人 (* 日鉄住金鋼鉄和歌山(株)の従業員を含まない)

4. 建材事業部 堺製鐵所
住所 : 大阪府堺市
主要生産品種 : 形鋼
従業員数*2 : 324人

5. 君津製鐵所
住所 : 千葉県君津市
主要生産品種 : 厚板、熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板、線材、形鋼、鋼管
粗鋼生産量*1 : 907万t
従業員数*2 : 3,521人

6. 鋼管事業部 東京製造所
住所 : 東京都板橋区
主要生産品種 : 鋼管
従業員数*2 : 113人

*1 2012年度実績
*2 2013年3月31日時点、出向者を除く

以 上

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この企業の情報

組織名
日本製鉄株式会社
ホームページ
http://www.nipponsteel.com
代表者
橋本 英二
資本金
41,952,497 万円
上場
(旧)東証1部,名証1部,札証,福証
所在地
〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング
連絡先
03-6867-4111

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