ベビー用品総合メーカーであるコンビ株式会社の100％子会社で、お子さまとの外出支援事業・保育事業を行うコンビウィズ株式会社(本社:東京都台東区　代表取締役社長:松浦康詞)は、2023年6月に発売した「ベビーキープ・スリムW62K 車いす対応」で、第17回キッズデザイン賞の子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門を受賞しました。 【開発背景】
きっかけは、子育て経験のある車椅子利用者にインタビューをした際、従来の「ベビーキープ」(設置の高さ：床から60cm)では、お子さまを乗せて座らせることが出来ても、持ち上げるのが大変だという意見を聞いたことです。コンビウィズでは「誰もが利用しやすいベビーキープ」にすべく、車椅子ユーザーでも、健常者でも利用しやすい高さ(設置の高さ：床から45cm)を調査し、新たに設定しました。

【こだわりポイント：安全性】
単に設置する位置を低くするだけでは安全性を十分に確保できません。実際の使用環境を考慮すると、お子さまが車椅子やゴミ箱などを足がかりにしてベビーキープから脱出する可能性が想像できます。そのような状況を起こさないために、パブリックトイレの設計・施工段階から安全のための環境を整備すること、そして使用者への注意喚起を行える様に設計しました。

設計者・施工者向け
(左)設計図等を掲載したトイレプラン集　
(右)施工説明書