【調査レポート】「世界プライベート・エクイティ責任投資調査2023」

PwCアドバイザリー合同会社
2023年9月5日


PwCアドバイザリー合同会社(以下、「PwCアドバイザリー」)は、この度「世界プライベート・エクイティ責任投資調査2023 ESGからアップサイドを生み出す:プライベート・エクイティにとっての機会」の日本語訳版を公開しました。

かつてプライベート・エクイティ・ファンド(以下、「PEファンド」)にとってのESG(環境、社会、ガバナンス)トピックは、リスク管理の要素としか見なされていませんでした。しかし、今では価値創造の点で注目を集めていることが本調査で明らかになっています。ESGの要素を踏まえたPEファンドの最新アプローチを分析することなどで、さらなる利益獲得に向けた展望を示しました。

調査は2023年3月から5月にかけて22カ国・地域の166社を対象に、PEファンドの経営陣や持続可能性の専門家にヒアリングを実施しました。主な結果概要は以下の通りです。

8割超のPEファンドがESGによる価値創造を志向
・80%以上のPEファンドがESGの考慮は「リターンの追求と合致する」と回答。ESG活動の原動力の首位が「価値創造」と回答したPEファンドの割合は、2020年比8ポイント増の37%に

6割超がESGデューデリジェンスを100%実施
・過去12カ月の投資対象企業でESG関連のデューデリジェンスを「100%実施した」と答えたのは64%。ESG関連のリスクと機会を変革の計画に組み込んでいるとの回答は90%超に増加

ESGファクターが投資の続行や資産購入に影響
・53%のPEファンドが過去12カ月にESGを考慮して「投資の続行を取りやめた」と回答

今回の調査では主要ファンドが投資のライフサイクル全体を通じてESG関連の機会を見出し、追求していることが明らかになりました。このことを踏まえ、PEファンドの立場で価値創造の可能性を拡大しうる4つの手法をまとめました。

・資金不足の業界・地域への投資を追求し、持続可能なディールフローを確立する
・投資判断をする前に、持続可能性をエグジット戦略に織り込む
・ディール・ストラクチャリング・プロセスの早い段階でグリーンインセンティブや節税を追求する
・低コストのグリーン資本を活用した創造的な資金調達構造を検討する

本レポート詳細につきましては、以下URLよりご覧ください。
「世界プライベート・エクイティ責任投資調査2023 ESGからアップサイドを生み出す:プライベート・エクイティにとっての機会」

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この企業の情報

組織名
PwC Japanグループ
ホームページ
https://www.pwc.com/jp/ja/
代表者
久保田 正崇
資本金
1,000 万円
上場
非上場
所在地
〒100-0004 東京都千代田区大手町1‐1‐1大手町パークビルディング
連絡先
03-6212-6810

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