地域の子どもたちと協力して “二子玉川の未来” を考える
株式会社高島屋(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:村田善郎)の連結子会社である東神開発株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:倉本真祐、以下「当社」)は、地域のお客様に共感頂けるショッピングセンター(以下「SC」)づくりを目的に、「株式会社こども会議(仮)」(以下「こども会議」)と “未来のSC” や ”未来のまち” の在り方を考える取り組みを行なっています。
当社は「SCという場所が、地域社会における生活インフラとして社会と共有できる価値を生み出し、お客様からの“共感”を獲得する」ことでSDGs達成に寄与するべく、様々な取り組みを実施して参りました。今回こども会議との取り組みで達成を目指すテーマの一つは「ロス低減によるサスティナビリティ獲得」です。
【サスティナブルビジョン:
場所性を活性化・見える化するスマートコミュニティの創造】
当社はSDGs活動における基本思想に従い、多様な現代的課題を克服しながら、デベロッパーとしての資質と、街や地域といった唯一無二の「場所」がもつ素晴らしさを活かした、社会の幸福度を高める「スマートコミュニティ」の創造を目指しています。
これまでも SCを中心に、廃棄物を極力出さないゼロエミッションのシステムを作るべく、従業員向けのレスキューデリ(食品再販売)や地域の子ども食堂、フードバンク団体の活動支援・啓蒙活動、アートを介した海洋プラスチックごみ削減のための啓蒙活動、厨房水の再利用などを実施してきました。
引き続き、“ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)” “食品ロスの抑止” “廃棄プラスチックの削減”といった課題に対し、地域のお客様やテナントと一体となって取り組むことで、ショッピングセンターを循環型社会の実現に向けたターミナルとして機能させていく事を目指します。
【東神開発と「こども会議」】
当社と「こども会議」との取り組みは2021年から開始しました。玉川高島屋S・Cをベースに、「ごみの分別や環境を良くするためにSCが役に立てることはあるか?」「どんなSDGsの仕掛けがあったらいいと思うか?」といった問いを“おしごと”として投げかけ、子どもたちと3ヶ月に渡って議論を行ない、独創的な視点で様々な提案がなされました。
2022年からは、そのアイデアの一つである「アップサイクルした楽器を奏でる音楽会」の具体化を目指し、月に1度、当社の事務所(会議室)に約20名の子どもたちが集い、活発な議論を繰り広げてきました。その集大成として、この度「100%、つなげる」をテーマとした音楽会が玉川高島屋S・Cで実現します。
子どもたちとの取り組みは、今後も継続していく予定です。未来のために当社が今何をなすべきか、子どもたちの協力を借りながら検討していきます。
【イベント「未来のためのニコニコ音楽会」】
子どもたちの手でアップサイクル楽器を作り、音楽会のタイトルやプログラムも全てゼロから考え、築き上げた音楽会です。テーマは「100%、つなげる」。未来に向けた子どもたちからのメッセージです。尚、本イベントは、玉川高島屋S・C「森の音楽会」イベント内のプログラムとして実施いたします。
・開催日時:10月15日(日)①12:00~ ②14:00~
・開催場所:玉川高島屋S・C フォレストガーデン[本館屋上] ※雨天時はグランパティオ[本館1F]
・音楽会コンセプト動画:
https://www.youtube.com/watch?v=2vbvkPqRtu4
【株式会社こども会議(仮)とは】
こども会議は、子どもたちの「できる!」を信じて、俳優・教師・アナウンサー・会社員・経営者など… 異業種のオトナたちが2020年に立ち上げたプロジェクトです。子どもたちを主語として彼らが活躍する場をつくり、その力を社会全体に波及させていくことをビジョンとしています。コロナ禍の2021年、オンライン上で子どもたちを交えた実際の活動が始まりました。株式会社という世界観のもと、3歳から15歳までの子どもたちが活動しています。まち、学校、企業、行政からの相談や依頼に対し、メンバーは年齢に関係なく「おしごと」として受け止め、自分らしく議論をしながら課題解決を目指しています。
2022年、こども会議の地域事業所第二号として、世田谷区二子玉川に「二子玉川事業所」が設立されました。
ミッションは「みんなでニコタマのみらいをつくる」。現在、二子玉川事業所では20名の子どもたちが中心となり活動を行っています。