【探究学習 × 高大連携】神田外語大学が渋谷教育学園幕張高等学校の生徒に「福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座」を開講



神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は、渋谷教育学園幕張高等学校(千葉市美浜区/校長:田村聡明)の生徒を対象に、2023年11月11日(土)から12月2日(土)にかけて「福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座」を5回に分けて開講します。本講座は昨年に続き、2回目。東日本大震災・福島第一原発事故により被災した福島県双葉町のフィールドワークや、神田外語グループが運営する宿泊兼国際研修施設のブリティッシュヒルズ(福島県天栄村)での宿泊研修を通し、現地の状況を学びます。その後、本学にて現地で見聞して感じたことを振り返りながら課題設定し、ディスカッションや講演を通じて探究学習を深めます。最終日には、それぞれの課題に基づいて、探究学習の集大成を研究発表します。東日本大震災から12年経った被災地の現状を見つめ、現地が抱える課題やこれからの双葉町の「人々の豊かなくらし」を探究することで、多様化していく社会でも「自ら考え、思いやる心」を育んでまいります。




■ 「自ら考え、思いやる心」を育む探究学習プログラム
~「福島の記憶と今」を学ぶ~
<福島県双葉町でのフィールドワーク>
 東日本大震災・原子力災害伝承館や請戸小学校の見学、(一社)双葉郡地域観光研究協会(※1)の協力による双葉町のまち歩き、浅野撚糸(株)(※2)の双葉事業所「フタバスーパーゼロミル」の施設見学をおこない、被災地の方から講話をいただくことで、「福島の記憶と今」を見つめます。

※1:通称F-ATRAs。福島沿岸地域に人々の交流・関係人口を生み出すことを通じて地域再生を目指すソーシャルベンチャーとして2019年11月、福島県双葉町にて設立。代表は山根辰洋氏。
※2:1967年に創業した世界初の撚糸工場。世界最高水準の技術とノウハウを詰め込んだタオル「エアーかおる」を販売している。福島県双葉町の復興支援の一つとして、本学の学生とSDGsの観点(目標12「つくる責任 つかう責任」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」など)から環境と人に優しいコラボ商品を企画した。
【詳細】
https://www.kandagaigo.ac.jp/group_news/data/9758/block/file_230904102622000000_0_1.pdf

<ブリティッシュヒルズでの宿泊研修>
 フィールドワークを振り返りながら、感想の共有をおこない、英語のエッセイにまとめます。外国人教員による原稿チェック、発表方法のレクチャーを経て、宿泊最終日には一人ずつ英語でスピーチをおこない、世界に発信する意欲を醸成します。



~神田外語大学で探究学習を深める~
<課題設定・探究学習>
 双葉町で見聞して感じたことを振り返り、課題(リサーチ・クエスチョン)を設定して、その答えを探究することで最終発表に繋げます。F-ATRAs山根氏がオンラインでフォローアップします。本学グローバル・リベラルアーツ学部の学生もサポートで講座に参加します。

<ディスカッション>
 ふくしま絵本プロジェクト「明日へのかけ橋(※3)」副代表の渡邊薫氏による『ふくしまからのメッセージ』の朗読会をおこない、福島県全体の今とこれからについてディスカッションします。
※3:震災を知る・学ぶ・考える機会を提供するとともに、新たな語り部として次の世代へ伝える役目を果たせるよう支援することを目的に活動している絵本プロジェクト。

<講演>
 経済産業省大臣官房秘書課課長補佐/福島復興推進グループ 芸術文化推進室/(元)内閣府原子力被災者生活支援チームの高橋拓磨氏をお招きし、「福島浜通りの現状と今後について」の講演をおこないます。行政の取り組みや地域のコミュニティについて学びます。

~神田外語大学で探究学習の集大成を研究発表~
 実際に双葉町を訪れて見聞して、自分なりに課題を設定し、調べながら探究した1ヶ月の成果として、それぞれの「これからの双葉町の人々の豊かなくらし=ウェルビーイング」について研究発表します。F-ATRAs山根氏、経産省 高橋氏もオンラインでゲストとして参加します。


■ 開講の背景
 本学が2021年4月に開設したグローバル・リベラルアーツ学部(以降、GLA学部)では、平和のために活躍できる人材を育てる教育をおこなっています。同学部のカリキュラムの中では、福島県双葉町を訪れ、被災地の現状を体感し「福島の記憶と今」を探究する震災復興学習をおこなっており、東日本大震災および原発事故からの復興に関する教育の知見を蓄積してきました。そのような中、自らの手で調べ、自らの頭で考えるという「自調自考」を建学の精神に掲げる、渋谷教育学園幕張高等学校から「被災地の現状について理解を深め、学ぶ機会をつくりたい」という要望や想いを受け、昨年11月に本講座を開講する運びになりました。
 神田外語グループは、今年の9月8日(金)に福島県との包括連携協定を締結し、第2回目となる本講座の開講をはじめ、今後とも福島県の震災復興や国際化推進などの一躍を担うことを目指してまいります。


■ 参 考
【神田外語大学HP】
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
【渋谷教育学園幕張高等学校HP】
https://www.shibumaku.jp/
【ブリティッシュヒルズHP】
https://www.british-hills.co.jp/
【(一社)双葉郡地域観光研究協会:F-ATRAs HP】
https://www.fukushimaseaside.jp/
【浅野撚糸(株)HP】
https://asanen.co.jp/
【ふくしま絵本プロジェクト「明日へのかけ橋」HP】
https://fukushima-ehon-project.com/


▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園(神田外語グループ) グループコミュニケーション部
三上山 雄亮
住所:東京都千代田区内神田2-13-13
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
神田外語大学
ホームページ
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
代表者
宮内 孝久
上場
非上場
所在地
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

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