東京都市大学(東京都世田谷区、学長:野城智也)総合研究所(所長:野中謙一郎)は11月16日(土)、第225回総研セミナーを開催する。今回は「半導体最前線 ~MEMSからナノデバイス、メモリ、熱、光、スピン、量子、ゲルマニウムまで~」をテーマに、ナノエレクトロニクス研究センターとマイクロナノシステム研究室が共催。同研究所の教授陣による特別講演のほか、各分野の研究開発に関わりが深く、それぞれをけん引する第一人者を招いた講演が行われる。事前申込不要、参加費無料。
東京都市大学は2004年、同大の理念である「持続可能な社会発展をもたらすための人材育成と学術研究」を実現すべく総合研究所を開設。多様な「研究センター」が先端的な研究を推進することにより、社会実装を視野に入れたイノベーションの創出を目指している。
ナノエレクトロニクス研究センターは2004年の総研発足当初から、クリーンルームを拠点としてシリコン系半導体の研究を進めてきた。2022年には新クリーンルームが世田谷キャンパスの新棟に開設され、全ての装置を移設。現在ではナノエレクトロニクス研究センターとマイクロナノシステム研究室が互いに連携を深めながら、新クリーンルームを中心に研究テーマを拡大し、ますます活発に最先端の研究開発を進めている。
今回のセミナーでは、両者の研究分野である半導体分野に関わりが深く各分野を牽引する活躍をしている、大阪大学大学院基礎工学研究科附属スピントロニクス学術連携研究教育センターの浜屋宏平教授、東京大学生産技術研究所の野村政宏教授、キオクシア株式会社先端技術研究所コアテクノロジー研究開発センターデバイスコアテクノロジー研究開発部部長の齋藤真澄氏、千葉大学大学院融合理工学府の柯梦南助教を招請し、講演が行われる。また東京都市大学からは、マイクロナノシステム研究室長の藤田博之特別教授(東京大学名誉教授)と、ナノエレクトロニクス研究センターの勝本信吾講師(東京大学名誉教授)が登壇し特別講演を行う。概要は下記の通り。
◆第225回総研セミナー
【テーマ】
半導体最前線 ~ MEMSからナノデバイス、メモリ、熱、光、スピン、量子、ゲルマニウムまで ~
【日 時】 11月16日(土)13:00~19:00
【場 所】
東京都市大学世田谷キャンパスTCUホール(7号館1階)
・オンライン
https://tcu-ac-jp.zoom.us/j/86978583599 (Zoom ID: 869 7858 3599)
【プログラム】
・13:00~13:05 開会挨拶
東京都市大学 学長 野城智也
・13:05~13:20 はじめに
東京都市大学ナノエレクトロニクス研究センター長 澤野憲太郎
・13:20~14:05 《特別講演》 MEMSを巡る研究の広がり ― 光からバイオまでの応用と国際展開―
東京都市大学 特別教授(東京大学名誉教授) 藤田博之
・14:05~14:40 〈招待講演〉 強磁性体/半導体・圧電体ヘテロ接合が拓くスピントロニクス技術
大阪大学大学院 基礎工学研究科附属スピントロニクス学術連携研究教育センター 教授 浜屋宏平
・14:40~14:55 〈休憩〉
・14:55~15:30 〈招待講演〉 フォトニクスの視点からみる半導体ナノ構造の熱伝導
東京大学生産技術研究所 教授 野村政宏
・15:30~16:05 〈招待講演〉 3D不揮発メモリの主要デバイス技術と課題
キオクシア株式会社 先端技術研究所 コアテクノロジー研究開発センター デバイスコアテクノロジー研究開発部 部長 齋藤真澄
・16:05~16:20 〈休憩〉
・16:20~16:55 〈招待講演〉 Ge MOSFET実用化への信頼性課題と期待
千葉大学 大学院融合理工学府 助教 柯梦南
・16:55~17:35 《特別講演》 スピン軌道相互作用による高速スピン量子ビット操作
東京都市大学 ナノエレクトロニクス研究センター 講師(東京大学名誉教授) 勝本信吾
・17:35~17:40 閉会挨拶
東京都市大学 副学長 柴田随道
・17:40~19:00 ポスターセッション
●東京都市大学総合研究所
https://www.arl.tcu.ac.jp/
・ナノエレクトロニクス研究センター
https://www.arl.tcu.ac.jp/research/nano.html
・マイクロナノシステム研究室
https://www.arl.tcu.ac.jp/research/micronano.html
▼イベントに関する問い合わせ先
東京都市大学総合研究所
E-mail: souken@tcu.ac.jp
▼本件に関する問い合わせ先
企画・広報課
住所:東京都世田谷区玉堤1-28-1
メール:toshidai-pr@tcu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/