紙にも仮想空間にも書く(カク)ことができる新技術「kaku lab.(カクラボ)」発表

ゼブラ株式会社

創業128年の筆記具メーカーゼブラが、XR(クロスリアリティ)と生成AIで「カク」を拡張した新しい手書き体験を実現する

ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 太郎)は本日、紙にも仮想空間にも書くことができるリアルタイム3D visual生成プラットフォーム「kaku lab.(カクラボ)」を発表します。既存の筆記具の技術に、XR(クロスリアリティ)と生成AIを組み合わせることで、「カク」を拡張した全く新しい手書き体験ができる技術です。
 
まるで空中に書いているような新体験ができる
 
ラフな絵をリアルな表現や立体にできる

■開発背景
現在、仮想空間や生成AIなどの新しいデジタル技術が、ビジネスや教育など様々な分野で普及しつつあります。一方でアナログの筆記具は手を動かすことで脳と直結し、感覚的に使えることから、アイデアの創出や自由な表現など、人が創造力を発揮しやすいことが改めて見直されています。当社は、既存のアナログ技術にデジタル技術を取り入れながら、手書きの可能性を広げてお客様の創造力を高める価値の研究を、2016年から続けています。

■「kaku lab.」でできること
  1. 現実の紙にでも、仮想空間にでも「カク」ことができます。手で「カク」という感覚的な動作で、様々な創作や学びを楽しみながら行えます。
  2. 仮想空間上で手書きした文字をテキストデータにしたり、すぐに翻訳したりできます。ラフに書いた絵を自動的にリアルな表現にしたり、それを動かしたりできます。絵を書くのが苦手な人や動画制作など高度な技術がない人でも、頭の中のイメージを多彩な表現にすることができます。
  3. コンテンツを作りやすいIT技術をベースにしているため、教育や医療、エンターテインメント、クリエイティブなどの様々な分野で活用できるようになっています。
当社は「kaku lab.」で新たな付加価値を一緒に創造するビジネスパートナーを募集しています。
 
 
 

■「kaku lab.」の技術
リアルタイム3D visual生成プラットフォーム「kaku lab.」は、以下の3つの技術で実現しています。

○T-Pen:紙にも仮想空間にも書くことができる、アナログとデジタルが融合した筆記具です。
本体にセンサーを搭載し、書いている時の速度、角度、筆圧、時間などのデータを取得します。Bluetoothで様々なデバイスに接続して筆記のプロセスを可視化し、デジタル空間とつなぐことができます。
もちろん通常の筆記具(ボールペン 又は シャープペン)のように紙に書くこともできます。
全長:146mm
重量:19.6g



○kaku XR:「T-Pen」と連携し、仮想空間で「カク」ことができるデジタル技術です。「T-Pen」の動きを仮想空間で再現し、まるで空中に書いているような新しい筆記体験をすることができます。
仮想空間は、ヘッドマウントディスプレイ、PC、タブレットなど、様々なデバイスで表示できます。

○kaku AI:複数の生成AIをつなぎ合わせて、様々なクリエイティブ表現や体験ができます。描いた文字やイラストを生成AI使って清書、立体化、動画化することができます。
必要な生成AIをAPIで複数組み合わせ、連携させたコンテンツを作ることができます。

「kaku lab.」は、手で「カク」という動作によって人が自らの創造性を高めるきっかけになり、様々なシーンでイメージを自由に描き出せるようになることを目指しています。

■「kaku lab.」開発期間
約3年

■「kaku lab.」共同開発企業
・株式会社 N T マイクロシステムズ
・株式会社インタラクティブラボラトリー

■「kaku lab.」イメージ動画
ゼブラYouTubeチャンネル
 


■ゼブラ株式会社
1897年創業。国産初の鋼ペン先を開発して以来、128年にわたりボールペン、シャープペン、マーカーなど各種筆記具の開発・製造・販売を手がけています。両頭の油性マーカー「ハイマッキー」をはじめ、ボールペンとシャープペンを組み合わせた「シャーボ」、さらさらとした書き味のジェルボールペン「サラサ」、おだやか色のラインマーカー「マイルドライナー」など、便利で楽しい筆記具を開発しています。
ゼブラでは「カクをエンタテインメントにする」というビジョンを掲げて、書く・えがく、記録するなど、さまざまな「カク」の可能性を形にして、人々の想像力を刺激し1人でも多くのみなさまに「カク」ことの楽しさを伝えていきたい、と考えています。

 

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