ファッションブランド「HATRA」のRakuten Fashion Week TOKYO で発表の2025 秋冬コレクションに、FOREARTHでプリントした生地を提供
今回、3Dクロスシミュレーション、生成AIなどの新しいデジタルテクノロジーを積極的に取り入れられている長見氏に、生地の風合いの良さを保ったままプリントできるFOREARTHの革新的なプリント技術を評価いただき、コラボレーションが実現しました。
■長見 佳祐氏について
最近では、3Dクロスシミュレーションや生成AIの応用を通し、衣服を境界状況的な空間と捉えた「リミナル・ウェア(LIMINAL WEAR)」を新しいコンセプトとして提案しています。第10回「TOKYO FASHION AWARD 2025」を受賞するなど、今後が期待されるデザイナーです。
※1エスモード・パリ(ESMOD Paris)は、フランス・パリにある著名なファッション学校で、特にファッションデザインやファッションビジネスにおいて高い評価を受けています。1841年に設立されたこの学校は、ファッション教育の先駆者として知られ、世界中の多くの著名なデザイナーやスタイリストを輩出しています。
※2クチュール技術とは、個別の顧客のニーズに応じて手作業で仕立てられる高級オーダーメイドの衣服を作る技術です。
■長見 佳祐氏からのコメント
例えば、それは「未来の当たり前」のためのプロトタイプであるべきだと思います。HATRAでは3Dクロスシミュレーション、生成AIなどのデジタルテクノロジーを介しながら、制作工程全体が滑らかに繋がったデザイン手法を模索し続けています。従来は繊維の特性に合わせてプリント技法やデータ形式を工夫する必要がありましたが、FOREARTHでは、トリアセテートやキュプラなど今まで難しいとされていた生地に対しても、風合いの良さを保っていることに驚きました。それは単に工程を均質化するということだけではなく、「この生地にはこういう図柄」といったように、知らず知らずのうちに狭めてしまっているデザインの可能性を、軽やかに押し拡げることなのだと、加工サンプルを目の当たりにして感じました。
今回のコレクションでは氷やガラスなど透明なもののきらめきを感じさせるような、複雑な色彩表現にトライしました。「透明」を視覚的に感じさせるには、繊細なグラデーションを描写する必要があります。
FOREARTHでプリントされた加工サンプルを拝見し、その再現力の高さを実感しました。そして何より素晴らしいのは、顔料インクでは難しかった柔らかな風合いを実現している点です。生地本来の質感を全く損なうことなく、まるで元からその色であったかのような仕上がりです。
今回はリサイクルポリエステルのブロード※でとても良い結果が得られましたが、次に叶うことなら、より表情豊かな素材の応用に取り組んでみたいです。将来的には、テキスタイル、型紙、プリント図案、縫製までもがなめらかに循環する、未来の服づくりが構築できると良いと思います。
また、従来の方法と異なり大量の水を使用しないため設置場所を選ばないことは、排水問題だけでなく、運送コストの削減や衣服の製造工程そのもののアップデートを促進していくでしょう。新しい色の載せ方、これひとつで見えてくる未来像が無数にあります。
今回のコラボレーションを経て、優れたイノベーションは、目的のためにただ制約を課すのではなく、それによって創造性を触発するものなのだと感じました。
※生地面に横畝(よこうね)がある高密度な平織り生地のこと
■捺染インクジェットプリンター 「FOREARTH」
アパレル業界では捺染時の水質汚染などが長年の課題となっており、FOREARTHは環境に優しい材料を使用し、水をほぼ使用しない印刷技術を採用することで、従来の捺染方法に比べて水の使用量を大幅に削減します。また、廃棄物の削減やエネルギー効率の向上を実現することで、持続可能な生産プロセスを確立しています。このような取り組みは、ファッション業界における環境負荷の低減に寄与しています。
私たちは、持続可能な社会の実現に向けて、引き続き革新を追求し、業界全体においてポジティブな変化を促進してまいります。
https://www.kyoceradocumentsolutions.com/ja/our-business/industrial/textile-printing/index.html?utm_campaign=or&utm_medium=other-medium&utm_source=other-source&utm_term=kc-press&utm_content=forearth
<FOREARTHでプリントされた生地が使用された衣装の一覧>
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