ジョンソンコントロールズのOpenBlueスマートビルプラットフォームがビルオーナーの効率性向上とコスト削減に寄与することが新調査で明らかに
スマートで、安全かつ健康的、そして持続可能なビルソリューションのグローバルリーダー、ジョンソンコントロールズ(NYSE:JCI)はフォレスターコンサルティングに委託し実施した最新調査の結果を発表しました。この調査では、OpenBlueプラットフォームの総経済効果(Total Economic Impact™)や恩恵が定量化されました。調査の結果、フォレスターはFM:Systemsソリューションを含むOpenBlueを活用している複数の業界のお客様へのインタビューから合成したモデルケースにおいて、3年間で最大155%の投資利益率(ROI)を達成できると試算しました。
OpenBlueはAI技術を活用し最適化されたコネクテッドソリューションとサービスのスマートビルエコシステムで、これまでに複数の賞を受賞しています。OpenBlueを活用することで、お客様は所有する建物や職場状況をほぼリアルタイムで可視化し、パフォーマンスを最大化することができます。また、先進的なAIを活用することで、使用状況や天候データに基づいてカスタマイズされた省エネ施策を提案し、オペレーションコストの削減やオートノマスビルへの進化を支援します。OpenBlueは FM:Systemsのソリューションと統合されたことでリアルタイムデータの可視性が強化され、高効率な職場環境の創出、明確でビジョンのある戦略的な資産運用の意思決定を可能にします。
モデルケースで試算されたOpenBlueがもたらす主要な効果は以下の通りです。
- 全般的な効率化で最大10%のエネルギー削減
- 最大67%のチラーメンテナンスコスト削減により、3年間で約150万ドル節減
- 3年間で320万ドル(現在価値)に相当する7%の賃料アップ効果
- もたらされる恩恵による総コストの投資回収期間は8ヵ月
ジョンソンコントロールズ 最高デジタル情報責任者 ビジェイ・サンカランは「当社のOpenBlueとFM:Systemsのソリューションは、オペレーションコストを削減するだけでなく、エネルギー使用量を最適化します。そして、エネルギー効率向上と排出量削減により、お客様のサスティナビリティ目標達成を支援することが、収益性の改善までにも寄与しているということが調査によって証明されました。多くのグローバル企業が効率化とコスト削減という課題に直面する中、当社のソリューションは環境と財務の双方に利益をもたらす点が差別化につながっています」と述べています。
この調査に協力したお客様は「OpenBlueを活用することでエネルギーコストを最大10%削減することに成功しました。当社はいくつかのコスト削減施策を過去に実施しましたが、OpenBlueにより、営業時間外の照明使用が1フロアあたり17,000ドルもかかっていることが特定されました。この洞察がなければ、省エネおよび省コストを可能にするアクションを実行することはできなかったと思います」とコメントしています。
さらに別のお客様は「ジョンソンコントロールズは、チラー、防火、セキュリティ、自動制御など施設管理における重要な機器だけでなく、それらを統合的に運用する上位管理レイヤーを通じて、一貫性のある堅実なサポートを提供してくれています」とコメントしています。
AI機能の拡張
2024年11月、ジョンソンコントロールズは、OpenBlueデジタルエコシステムの一部であるOpenBlue Enterprise Managerのデジタルソリューションスイートにおいて、AI機能を大幅に拡張しました。この機能更新には、OpenBlue初の顧客向け生成AIアプリケーション、より自律的なビル管理および大幅に改善されたユーザーエクスペリエンスが含まれています。
AIによるOpenBlueの機能拡張は以下の通りです。
- 統合生成AIツールによる効果的なエネルギー削減施策の積極的な推奨
- ユーザーエクスペリエンスの大幅なアップグレードによるカスタマイズ性能、デザイン改善、高いアクセシビリティ基準への準拠
- 室内空気質(IAQ)モニタリングとセンサー分析の強化によるよりスマートで健康的な建物の実現
また、FM:Systemsにおいても、FMS:Insights Analyticsプラットフォームに生成AI機能を付加したことで、ユーザーは建物のポートフォリオ全体の占有率と利用データについて自然言語で質問することが可能となりました。
本調査結果は、ジョンソンコントロールズの140年にわたるイノベーションの実績を証明するものです。当社は、現在も8,000以上の特許を保有するほか、過去10年間で30億ドルをエンジニアリングや研究開発に投資、次世代のスマートでサスティナブルなオートノマスビルの実現を推進しています。
調査について
フォレスターコンサルティング社はOpenBlueおよびFM:Systemsソリューションの利用経験がある5人の意思決定者にOpenBlue導入にあたる投資に関してベネフィット、コスト、リスクについて調査するインタビューを行いました。インタビュー対象者の経験を集約し、従業員1,800人、管理面積5,000万平方フィートの不動産投資および開発組織というモデルケースを合成し、成果を試算しました。インタビューで提供された情報をもとに、フォレスターコンサルティング社はOpenBlueおよびFM:Systemsソリューションへの投資を検討している組織向けにTotal Economic Impact™フレームワークを構築しました。
このフレームワーク構築の目的は、投資の意思決定に重要なコスト、ベネフィット、柔軟性、リスク要因を特定することです。フォレスターコンサルティング社は段階的なアプローチを踏んで、OpenBlueおよびFM:Systemsソリューションが組織に与える影響を評価しました。
※本プレスリリースは、現地時間2025年4月16日に米国、ミルウォーキーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。内容の正確性については、英語版を公式な参照としてご利用ください。
この調査の詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください: https://www.johnsoncontrols.com/insights/2025/case-studies/openblue-total-economic-impact-study
インフォグラフィック(英語)は、以下をご覧ください。
https://mma.prnewswire.com/media/2666393/JCI_OpenBlue_Forrester_TEI_Study.pdf?p=original
ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズ(NYSE:JCI)は、人々の生活空間や職場、文教施設からエンタメ施設まであらゆる環境を変革しています。スマートで、健康的かつサスティナブルな建物環境を実現するビルテクノロジーのグローバルリーダーとして、建物のパフォーマンスを再定義し、人と空間、地球にとってより良い未来を実現することを使命としています。140年にわたり築き上げたイノベーションの歴史は、ヘルスケア、教育、データセンター、空港、スタジアム、工場など多様な施設の未来を形作るOpenBlueデジタルソリューションパッケージを生みました。ジョンソンコントロールズのビルテクノロジー製品、ソフトウェア、サービスソリューションのラインナップは世界でも類を見ない広範さで、いくつかのブランドは業界内でも高い名声を得ています。詳細は www.johnsoncontrols.com をご覧いただくか、SNSで@JohnsonControlsをフォローしてください。
ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル(Johnson Controls International, Plc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:松下 太郎)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの設計、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細は https://www.johnsoncontrols.co.jp/ をご覧いただくか、Facebookで https://www.facebook.com/johnsoncontrols.jp.be/ もしくはXで@JCI_jpをフォローしてください。