未来技術遺産に登録された 世界初の実用PCMデジタル録音機「DN-023R」の 実機デモンストレーションを50年ぶりに実施
2025年は、日本でラジオ放送が開始されて100年という節目の年にあたります。この100年の間に、日本放送協会(NHK)と当社は互いに協力し、放送と録音においてそれぞれの役割を担ってまいりました。
特に、1960年代後半からの高品質録音に向けた取り組みでは、両社とも当時の最先端技術であるデジタルに着目し、実験的にNHKが製作したPCMデジタル録音機に新たな可能性を見出した当社は、数多くの機能を実装した世界初の実用PCMデジタル録音機「DN-023R」を開発いたしました。
国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典である「OTOTEN2025」では、ラジオ放送開始100年を記念した展示コーナーにて、この世界初の実用PCMデジタル録音機「DN-023R」とデジタル記録用のVTR「SV-7400B」を展示いたします。
また、1970年代にアメリカで初めてPCM録音され、のちに「Billboard Trendsetter Award1977」を受賞した貴重なデジタルマスターテープも用意し、会場にて実際に再生デモンストレーションを行う予定です。「DN-023R」が社外で使用されるのは、およそ50年ぶりとなります。
ぜひこの機会に「OTOTEN2025」の会場にご来場いただき、貴重なデモンストレーションを体験ください。
■「OTOTEN2025」
日程:6月21日(土) 10:00 ~ 19:00
6月22日(日) 10:00 ~ 17:00
展示場所:東京国際フォーラム ガラス棟5階 G502
公式サイト:https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/
※両日「DN-023R」機のデモンストレーションは12:00頃、15:00頃を予定しています。
※予定時間は変更になる可能性がございます。詳細なスケジュールなどは、公式サイトや当日会場にてご確認をお願いいたします。
■「DN-023R」について
後のデジタル録音機でも持ちあわせない多くの特徴を有していましたが、プロセッサ部が180kg、当時のVTRも250kgを超える重量だったため、国内録音でしか使用されませんでした。
その後、より高機能で軽量化された2号機:DN-023RA、3号機:DN-034Rが開発され、ヨーロッパでのクラシック録音、アメリカでのジャズ録音で活躍しました。
なお本機は、国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 重要科学技術史資料(未来技術遺産)に、第00198号【デジタル録音機とその制作レコード】として2015年に登録されました。
■日本コロムビア スタジオアーカイブについて
「伝統と革新の技術力」
https://columbia.jp/columbiastudio/
※本ニュースリリースに記載している会社名、製品名は、各社および各団体の商標または登録商標です。
[ 日本コロムビアについて ]
会社名 日本コロムビア株式会社 (フェイス・グループ)
所在地 東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山
代表者 代表取締役社長 土門 義隆
事業内容 ミュージックソフト・ゲームソフト等の制作、宣伝、販売 および音楽アーティストのマネジメント
資本金 100,000,000円
URL https://columbia.jp/
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