GitHub、GitHub Copilotにエージェントパネルを導入
進捗の追跡が可能に
統合的かつシームレスなワークフロー
GitHub Copilotコーディングエージェントは、GitHub.com、VS Code、GitHub Mobile、GitHub Copilot Chat、そしてGitHub MCPサーバーにも統合されており、GitHub上のどこで作業していてもGitHub Copilotと協働できます。開発者は、GitHubやVS Codeでタスクの追跡とレビューを通じて常に状況を把握することが可能です。
エージェントパネルは、現在開いているページから移動することなく、新たなタスクのGitHub Copilotへのアサインや、進行中タスクの追跡を行える軽量なオーバーレイ機能です。ナビゲーションバーの「Agents」ボタンをクリックすることで起動できます。
エージェントパネルでは以下の操作を可能にします。
- ページ移行を行わずにタスクをアサイン可能
- 実行中のタスクをリアルタイムで監視可能
- 完了済みタスクのプルリクエストに直接アクセス可能
作業の流れを止めずに新しいタスクを起動
エージェントパネルでは、簡単なプロンプトでGitHub Copilotの新しいタスクを開始できます。GitHub上のいずれかのページでパネルを開き、自然言語で目標を記述し、関連リポジトリを選択することで、Copilotが以降の作業を引き継ぎ、計画の作成、変更のドラフト、テスト実装、プルリクエスト準備までを実行します。
- 単純なタスクを指示
「LoginControllerにインテグレーションテストを追加して」
「WidgetGeneratorをリファクタリングしてコードの再利用性を高めて」
「ダークモードとライトモードの切り替え機能を追加して」 - Issueやプルリクエストを参考に指示
「プルリクエスト#855を参考にして、#877の問題を修正して」
「#1050の問題を修正して、READMEのスクリーンショットも更新することを忘れないで」 - 複数のタスクを並行して実行
「utils.goに単体テストを追加」+「helpers.goに単体テストを追加」
GitHub Copilotコーディングエージェントの主な機能
Copilotコーディングエージェントは、課題修正、テスト作成、コードリファクタリングなど、幅広い開発タスクをバックグラウンドで処理し、完了後にドラフトプルリクエストとして返します。これらの作業はクラウド上で実行され、複数のタスクが並行して処理でき、開発者のPCがオフラインでも継続されます 。
また、GitHub Actionsベースのセキュアな実行環境を活用し、ビルド、テスト、リンターを自動的に実行し、プルリクエストベースで人間のレビューを要求する仕組みにより、開発フロー全体を常に管理下に置くことができます。さらに、レビュー時に@copilotとメンションすることで、フィードバックを直接提供することも可能です。
モデルコンテキストプロトコル(MCP)の採用により、CopilotはGitHub MCPサーバー(https://github.com/github/github-mcp-server)を介したリポジトリデータの読み取り、Playwright MCPサーバー(https://github.blog/ai-and-ml/generative-ai/how-to-build-secure-and-scalable-remote-mcp-servers/)によるWebページ検証、独自のMCPサーバーとの接続も実現しています。GitHub Copilotコーディングエージェント(https://docs.github.com/ja/copilot/concepts/coding-agent/coding-agent)についてはこちら(https://github.blog/news-insights/product-news/from-pair-to-peer-programmer-our-vision-for-agentic-workflows-in-github-copilot/)をご覧ください。
GitHub Copilotに作業を依頼するその他の方法
Copilotコーディングエージェントは、以下の方法でもタスクを開始することが可能です。
- GitHub Issues: Github.comまたはGitHub MobileからIssueをCopilotにアサイン(https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/use-copilot-agents/coding-agent/assign-copilot-to-an-issue)
- Visual Studio Code: GitHub Pull Requests拡張機能(https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=GitHub.vscode-pull-request-github)を通じて、タスクをCopilotにアサインし、実行中のタスクを追跡
- その他のIDE: JetBrains IDEやVisual StudioのCopilot Chatを通じて、プルリクエストを開く(https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/use-copilot-agents/coding-agent/create-a-pr)ようCopilotに依頼
- MCP対応ツール:モデルコンテキストプロトコル(MCP)を介した互換性のあるアプリケーションからタスクを起動(https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/use-copilot-agents/coding-agent/extend-coding-agent-with-mcp)
初期リリース(https://github.blog/jp/2025-05-20-github-copilot-meet-the-new-coding-agent/)以降、以下のような機能強化が進められています。
- 提供範囲の拡大:すべてのGitHub Copilot有料プラン(Pro, Pro+, Business, Enterprise)で利用可能
- 20倍の利用が可能に:各エージェントセッションが使用するプレミアムリクエストは1回だけの利用に限定(https://github.blog/changelog/2025-07-10-github-copilot-coding-agent-now-uses-one-premium-request-per-session/)
- よりスマートなエージェント:変更検証用内蔵ブラウザ(https://github.blog/changelog/2025-07-02-copilot-coding-agent-now-has-its-own-web-browser/)に加え、リモートMCPサーバー(https://github.blog/changelog/2025-07-09-copilot-coding-agent-now-supports-remote-mcp-servers/)対応、カスタム指示、Firewall(https://github.blog/changelog/2025-07-15-configure-internet-access-for-copilot-coding-agent)による設定変更が可能
- 複数のインターフェース対応:GitHub.com、VS Code、JetBrains IDE、Visual Studio、GitHub Mobileで利用可能
GitHub Blog
英語:https://github.blog/news-insights/product-news/agents-panel-launch-copilot-coding-agent-tasks-anywhere-on-github
日本語:
https://github.blog/jp/2025-08-20-agents-panel-launch-copilot-coding-agent-tasks-anywhere-on-github/
Press Release:https://github.com/newsroom
Blog: (英語) https://github.blog (日本語) https://github.blog/jp
X: (英語) @github https://twitter.com/github
(日本語) @GitHubJapan https://twitter.com/githubjapan
【GitHub について】
GitHubは、すべての開発者のためのグローバルなホーム(家)として、安全なソフトウェアの開発、拡張、提供の実現に向けた世界有数のAI搭載開発者プラットフォームです。グローバル企業の総収入ランキングトップ100の『Fortune 100』に名を連ねる90%以上の企業の開発者を含む1.5億人以上が、GitHubを利用し素晴らしい共同作業を行っています。GitHubが提供するあらゆるコラボレーション機能により、個人やチームはかつてないほど容易に、より速く、より良いコーディングを実現しています。また、77,000を超える組織がGitHub Copilotを導入しています。
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