乃村工藝社、ユニフォームのリニューアルにユニクロを採用 | 社員のウェルビーイング向上へ
空間プロデュース企業の乃村工藝社は、気候変動や人財の多様化、働き方の変化などに対応するため、主に施工現場を管理する社員が着用するユニフォームを約10年ぶりにフルモデルチェンジしました。新しいユニフォームはユニクロのオリジナルデザインで、機能性とデザイン性を兼ね備えています。着用した社員が安心して健康的に働くことができ、乃村工藝社が創業当時から企業文化として大切にしている、ものづくりマインドやクリエイティビティなど、プロフェッショナルとしての誇りを感じられるユニフォームを目指しました。このユニフォームは、2025年9月3日から着用を開始します。また旧作業着の一部は回収後に内装材としてアップサイクルし、当社オフィス内で使用予定です。
現在、内装・展示業界の現場では、熱中症対策や制作管理職(制作ディレクター)の多様性への対応が求められています。当社社員アンケート※1で収集した「ユニフォームに求めるもの」についても、デザイン性以外に、通気性、伸縮性、速乾性、消臭、多様性への対応などがありました。
新しいユニフォームは、これらの意見を反映させ、ジャケット、パンツ、シャツ、ポロシャツの4アイテムを、ユニクロの協力を得て、オリジナルデザインのユニフォームとして製作されました。
サイズ展開も豊富で誰にでもフィットしやすく、制作管理職の女性比率の高まり※2から新たにウィメンズのサイズも設けました。現場で必要な道具が簡単に身に着けられるようにも考慮しています。また素材は、伸縮性が高く軽量で速乾性に優れたものを採用。デザイン面では、乃村工藝社の企業文化やプロフェッショナリズムを体現しています。
着用した社員からは「猛暑の中でも通気性が高まり安心して働けそうだ」「動きやすく作業がしやすい、長時間履いていても着心地がよい」「シワにもなりにくいので、信頼感も感じていただけるのでは」「自分にあうサイズが選べるので身体にフィットする」などの声があがりました。
今回のユニフォームのリニューアルによって、社員のパフォーマンスやモチベーション、エンゲージメントの向上も期待できます。長期的には、内装・展示業界のブランドイメージ向上にもつながることを期待しています。
※1 アンケート対象者・・・対象:乃村工藝社の旧作業着貸与者 1,195人/有効回答数:833人(回答率:69.7%)/アンケート実施日:2024年7月
※2 乃村工藝社の制作管理職の女性比率・・・10年で約2倍に増加。2014年(10年前)7 % 、2024年(昨年度)15%
ユニフォーム リニューアル背景
乃村工藝社の業務フローと制作管理職(制作ディレクター)の働き方
アンケートからの要望内容
施工現場では空調が入る前に工事をすることも多く、特に夏場の熱中症対策は不可欠であることや、立ち座り・かがむ・歩き回る・「立ち馬」の昇降などの動きがあります。機能面では、通気性、伸縮性、速乾性、消臭などが求められました。
ユニフォームの場所別着用頻度は施工現場とそれ以外のオフィスやクライアント先などで50%ずつで、両方のシーンで着用できるバリエーションが求められました。また近年の制作管理職の女性比率の高まりから、女性でも着用しやすいサイズ展開やシルエットへの要望もありました。
デザイン性については、乃村工藝社の企業文化や、プロフェッショナル性、信頼感を醸成するデザインをユニクロと検討を重ねました。
ユニフォーム リニューアル詳細
ジャケット
■素材
2WAYストレッチ、軽量、ドライ機能がついた年中快適に過ごせる素材
■仕様
❶開閉しやすいフロントファスナー
❷制作管理者専用ノート、ペン用のポケット
❸メジャーなど使用する道具など収納する専用ポケット
❹ペンや三角スケールが入る腕のポケット。現場で着用する腕章用のループつき。
❺汗を逃がす背中のベンチレーション
➏袖のサイズ調整ボタン
➐NOMURAオリジナル刺繍ワッペン
■素材
2WAYストレッチ、軽量、ドライ機能がついた年中快適に過ごせる素材
■仕様
❶ベルト無しでも履ける腰ひものイージー仕様
❷使用する道具が収納でき、ふくらみが目立たないサイドポケット
❸NOMURAオリジナル刺繍ワッペン
スーパーノンアイロンジャージーシャツ
■素材
ストレッチ、ドライ、形態安定機能付きコットンブレンドの動きやすいジャージー素材
■仕様
❶使用する道具などが収納できる専用ポケット
❷NOMURAオリジナル刺繍ワッペン
エアリズムカノコポロシャツ/ボタンダウン
■素材
見た目はやわらかなコットンの鹿の子編みで、肌ざわりはサラリとなめらかな「エアリズム」の素材。着た瞬間ひんやり涼しい、接触冷感機能付き。
■仕様
❶実用的な胸ポケット
❷乃村工藝社のロゴ刺繍マーク入り