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昭和女子大学(学長 坂東眞理子、東京都世田谷区)女性文化研究所はこのたび、「女子学生のための優良企業ランキング 第4回 (電気機器業、証券・保険・金融業※)」を発表した。これは同研究所内の「女子学生のための企業評価プロジェクト」がまとめたもの。『CSR企業総覧2015年版(東洋経済新報社)』データから女性の平均勤続年数や両立支援制度、役職登用率、多様な人材活用などを指標に、ライフスタルに合わせて女性が働きやすい企業はどこかを調査した。
※金融業=銀行を除く。リース、クレジット会社など
生活学や女性史、労働と家族、女性文芸、比較女性文化など、「女性文化」に関する多様な研究を行う昭和女子大学女性文化研究所は、女子学生らの就職活動支援を目的に「女子学生のための企業評価プロジェクト」を発足。
このたび、『CSR企業総覧2015年版(東洋経済新報社)』データを基に、女性がライフスタイルに合わせて働きやすい「優良企業」はどこかを調査した。
一昨年11月に「銀行業、サービス業」、昨年6月に「小売業、化学・化粧品業、情報・通信業」、11月には「食料品業、卸売業、輸送用機器業」の調査結果を発表している。
今回対象となったのは『CSR企業総覧』に掲載された電気機器業91社、証券・保険・金融業(「証券、商品先物取引業」・「保険業」・「その他金融業」)33社(女子勤続年数が無回答の企業を除く)。調査結果は下記の通り。
【調査結果】
●タイプ1:ワークライフバランスとフレキシブルワークで“いきいきキャリアウーマン”
― チャレンジ志向の女子学生にお勧め ―
1.証券・保険・金融業=明治安田生命保険、T&Dホールディングス、第一生命保険、オリックス、SMBC日興証券(5社)
2.電気機器業=ソニー、NEC、コニカミノルタ、東芝、富士通(5社)
●タイプ2:バリバリ仕事したい!― “バリキャリ追求”の女子学生にお勧め ―
1.証券・保険・金融業=クレディセゾン、日本生命保険、東京海上ホールディングス、朝日生命保険、大和証券グループ本社、SBIホールディングス(6社)
2.電気機器業=シスメックス、日立製作所、富士ゼロックス、TDK(4社)
●タイプ3:出産・育児を越えて就業継続― ワークライフバランス重視のしっかり女子にお勧めの3社 ―
1.証券・保険・金融業=三菱UFJニコス、住友生命保険、野村ホールディングス(3社)
2.電気機器業=セイコーエプソン、横河電機、三菱電機、リコー、日本信号(5社)
女性の活躍を期待する声は高まっているが、企業による温度差は大きく、女子学生にとってどの企業が本当に女性の活躍を期待し、働きやすいのかを見分けるのは難しい。「女子学生が卒業後、継続して働き続け、キャリアを向上させて、企業の意思決定を担うメンバーとして活躍してほしい」との願いを込めて、今回の調査を実施した。詳しいランキングは添付資料を参照。
◆ランキング調査方法
【評価方法】
ふたつの評価指標を作成し、それをクロスさせた視点から評価。
○指標A: 就業継続・WLB指標=女性の勤続年数、男性との格差、就学前の子どもを持つ男女社員にフレンドリーな制度やWLBを保つ制度など7項目を評価。
○指標B: キャリア・フレキシブルワーク指標=女性の定着率、企業の意思決定への参加状況、ダイバーシティや柔軟な働き方の施策・制度の整備状況など9項目を評価。
【女性文化研究所企業評価プロジェクトチーム】
坂東 眞理子所長、森 ます美教授、白河 桃子特別研究員、治部れんげ特別研究員、酒井計史非常 勤講講師
■昭和女子大学女性文化研究所
http://content.swu.ac.jp/jyobunken-blog/
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学女性文化研究所
TEL: 03 -3411-5096
E-mail: jobunken@swu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/