港明用地開発における新たなまちの名称・施設等の決定について

三井不動産株式会社

「人と環境と地域のつながりを育むまち」を開発コンセプトとし、「みなとアクルス」としました。

東邦ガス株式会社、東邦不動産株式会社、三井不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社は共同で、名古屋市港区において新たなまちづくりを進めています。本年2月に名古屋市から都市計画決定が告示され、5月に開発許可を得たことから、このたび東邦ガスグループは、基盤整備工事に着手しました。 事業主体となる東邦ガスグループでは、「人と環境と地域のつながりを育むまち」を開発コンセプトとし、これを具現化する新たなまちの名称を「みなとアクルス」としました。 「みなとアクルス」では、まち全体に一体感をもたせ、地域の皆さまや来訪者が憩い、交流できる緑豊かな都市空間を創出します。また、ガスコージェネレーションを中心に、電気・熱・情報のネットワークを備えた「スマートタウン」を構築して環境にやさしいまちを実現します。さらに、災害時でもエリア内でのエネルギー供給を継続するとともに、地域の防災活動を支援します。 エリアは4つのゾーンで構成します。第I期開発として、「にぎわい・交流ゾーン」には三井不動産が東海3県で初進出となる『ららぽーと』(大型ショッピングセンター)を、「住宅ゾーン」には三井不動産レジデンシャルが約500戸の集合住宅(分譲)を計画しています。また、東邦ガスグループでは、「スポーツ・レクリエーションゾーン」にゴルフ練習場やベーカリー&喫茶などを、「複合ゾーン」にエコステーションを、「にぎわい・交流ゾーン」にエネルギ-センターを建設します。 2016年春から2017年にかけて、順次 各施設の竣工・開業を予定しており、共同事業者4社では、引き続き、先進的かつ魅力的なまちづくりに向けて、開発を推進してまいります。 【開発概要】 ・開発場所:名古屋市港区港明二丁目他 ・開発面積:約31ha (ナコ゛ヤト゛ーム6個分) <第I期開発(約20ha)> 商業施設・集合住宅・スホ゜ーツ施設等 供用開始予定:2016年春~ <第II期開発(約10ha)> 複合業務施設・集合住宅等 供用開始予定:2021年~ 1.まちの名称・完成予想イメージ (1)名称 「みなとアクルス(minato AQULS)」 (2)名称コンセプト 港区につくるまち「みなとアクルス」は「AQUA」「LINK」「SMART」の文字から「AQULS」と名付けました。歩くたびにみずみずしい出会いが広がり、みなで次の未来を育てるまちをイメージしています。 「AQUA : 運河・自然に親しみ、こころ潤うまち」 「LINK : 人と人、人と地域をつなぐ、笑顔咲くまち」 「SMART: スマートエネルギーを実現し、進化するまち」 2.まちづくりの特徴 (1)まち全体が一体感をもち、憩いや交流ができる緑豊かな都市空間を創出  まち全体に調和した一体感があり、にぎわいと潤いにあふれ、多様な人々が歩いて楽しい都市空間を創出します。周辺環境との調和を図り、緑や運河等の地域資源を活かしたまちづくりを実現します。 1. シンボルロード:エリアの東西を結び、交通の利便性や回遊性を向上させるとともに、災害時の避難経路や緊急車両通行ルートを確保します。 2. 運河プロムナード:地域の皆さまや来訪者が水辺を感じながら散策し、憩い、交流するにぎわい に溢れた親水空間を整備します。 3. リング歩道:エリアの中心に各ゾーンをつなぐとともに、運河沿いの緑道や外周部緑地と一体感をもたせたリング形状の歩道空間を整備します。またリング歩道近くに、自然を身近に感じられる場としてビオトープを設けます。 (2)先進的なエネルギーシステムによる「スマートタウン」を構築 総合エネルギー効率の高いガスコージェネを中心に、外部からのグリーン電力購入、大型蓄電池(NAS電池)、太陽光発電、運河水熱利用などを組み合わせ、都市再開発において“中部圏初”となる電気・熱・情報のネットワークを備えたCEMS(コミュニティ・エネルキ゛ー・マネシ゛メント・システム)を構築します。 このシステムを通じて、ガス・電気・熱の一括供給を行うことにより、総合エネルギー事業のモデル地区となる「スマートタウン」を実現します。本システムにより、1990年比で、国内トップレベルの省エネルギー率40%、CO2削減率60%を達成する見込みです。なお、本計画に対しては、環境への配慮が評価され、本年2月に名古屋市から低炭素モデル地区に認定されています。 (3)地域の皆さまのくらしを守る地域防災を推進 大規模地震時などでも、ガスコージェネ・太陽光発電・大型蓄電池などの活用、災害に強い中圧導管によるガス供給により、エリア内で必要なエネルギー供給を継続するとともに、隣接する港区役所や港防災センターにも非常用電力を供給します。 ららぽーとに併設される立体駐車場、ならびにエネルギーセンターを、約9,000人の受入が可能な津波避難ビルとして整備し、地域の皆さまの一時避難場所を確保します。また、避難者への物資提供など、地域ぐるみの防災対策を積極的に検討してまいります。 3.第I期開発 施設計画 (1)にぎわい・交流ゾーン 1. 「ららぽーと」(大型ショッピングセンター) ※事業主体:三井不動産 東海3県初出店となる「ららぽーと」においては、ファッション、雑貨、飲食、エンターテイメントなど、話題性の高い店舗の誘致を目指すとともに、訪れる人々が快適に過ごすことができ、地域コミュニティの核となる施設づくりを目指してまいります。 2. エネルギーセンター ※事業主体:東邦ガスグループ ゾーン南西角にエネルギーセンターを設置し、エリア全体のエネルギー供給を24時間体制で一括管理します。1階には飲食店など業務用のお客さま向けに、機器の展示や提案を行うショールームを開設します。 (2)住宅ゾーン ※事業主体:三井不動産レジデンシャル 地下鉄「東海通」駅に隣接した駅そば生活圏となる立地条件を活かし、周辺環境と調和したゆとりと潤いのある中高層住宅を建設します。「新しい」暮らしのあり方をご提案する集合住宅 約500戸を予定。なお、ゾーン西側の住宅は、第II期開発で整備します。 (3)スポーツ・レクリエーションゾーン ※事業主体:東邦ガスグループ 地域の方々がスポーツを楽しみ、憩う場として、230ヤードのフィールド距離、最新のICカードシステムを導入したゴルフ練習場「邦和みなとゴルフ」、くつろぎの空間と焼きたてパンが自慢のベーカリー&喫茶「チェリー」、庭づくり・外構・エクステリアの設計から施工までをご提供する「邦和グリーン」をオープンします。 (4)複合ゾーン ※事業主体:東邦ガスグループ 複合ゾーンは、交流する人々が増え、地域の活性化に寄与する研究開発・教育・業務施設、地域の生活を支える医療・老人福祉施設などを、第II期開発で整備する計画です。 今回の第I期開発では、先行して、ゾーンの北西角に、水素ステーションと、天然ガススタンドおよびエルピーガススタンドを併せ持つエコステーションをオープンします。 4.今後のスケジュール スポーツ・レクリエーションゾーンの「ゴルフ練習場・ベーカリー&喫茶」などや複合ゾーンの「エコステーション」は、2016年春の開業を予定しています。 2017年には、にぎわい交流ゾーンの「エネルギーセンター」からエネルギー供給を開始し、「ららぽーと」の開業とともに、「集合住宅」の分譲を順次開始する予定です。

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