SAS、Microsoft Azure上で手軽かつ低コストで導入可能なアナリティクスソリューション「SAS Viya Essentials」を発表
データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下、SAS)は、SAS Managed Cloud Servicesを通じて、Microsoft Azure 上で稼働する新しいソリューションSAS® Viya® Essentialsの提供を開始しました。この新たなソリューションは、企業が標準化されたシンプルな方法で、SASが提供する先進的なデータおよびAIソフトウェアを利用可能にします。
アナリティクスをより身近に
ユーザーは事前の専門的な学習を必要とせず、複雑な設定やカスタマイズを行うことなく、SASのサービスを迅速かつ容易に導入できます。99.5%の稼働率を保証するSLAも提供されます。4つの事前定義されたアーキテクチャプロファイルがあり、SAS® Visual Analytics、SAS® Visual Statistics、SASのクラウドネイティブなデータ &AIプラットフォームであるSAS® Viya®( https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html )が含まれます。低く抑えられた固定費と専任サポートチームにより、コストのかかる中断を最小限に抑え、ITの負荷を軽減します。
SASのCIOであるジェイ・アップチャーチ(Jay Upchurch)は、次のように述べています。「SASは、業界や企業規模を問わず、誰もがAIを活用できる環境の実現を目指しています。AI投資をいかに迅速に最大化し、企業の目標達成につなげるかということが、企業が直面する課題のひとつです。そこで役立つのが、SAS Viya Essentialsです。お客様が必要とする信頼できる答えを迅速かつ柔軟に、コスト効率の高い方法で得られるように支援することで、競合他社の一歩先を行くことができます」
塩野義製薬株式会社の米国子会社である Shionogi Inc. は、1878年の創業以来、科学の可能性を最大限に活用し、患者の生活の質向上に貢献してきました。過去60年にわたり、さまざまな新しい抗生物質のほか、HIV治療薬やインフルエンザ治療薬を開発してきました。現在、同社はその科学的実績を基盤として、難治性グラム陰性菌感染症向け抗生物質の販売や、COVID-19の予防・治療用抗ウイルス剤の臨床開発を進めるとともに、子会社Qpex Biopharma, Inc.を通じてさまざまな耐性菌向け抗生物質の開発を推進しています。感染症以外にも、同社のパイプラインには希少疾患、急性虚血性脳卒中、がん診療の臨床プログラムなどがあります。
Shionogi Inc.のコマーシャルオペレーションズ部門バイスプレジデントであるアニンディタ・シンハ(Anindita Sinha)氏は、次のように述べています。「当社は、コストを適切に管理しつつ大規模なデータワークロードを効率的に処理可能な、信頼性の高いベンダーを必要としていました。SAS Viya Essentialsのおかげで、大規模なデータセットを高速かつ効率的に処理できるようになりました。重要なインサイトを継続的に生み出し、ビジネスの成功を加速させ、科学的功績のさらなる発展につなげることができます」
強力なパートナーシップ
SASとMicrosoft社は、両社の広範なテクノロジーおよび市場開拓パートナーシップを今後5年間延長することを決定しました。これは、両社のパートナーシップにとって新たな節目となります。このパートナーシップにおける新たなイノベーションは、次のとおりです。
● SAS Viya Copilot( https://blogs.sas.com/content/sascom/2025/05/02/sas-viya-copilot-your-ai-assistant-for-new-levels-of-productivity-with-data-and-ai/ ):Microsoft Azure AI Foundryとの統合を通じてSAS Viyaプラットフォームに直接組み込まれた会話型AIアシスタントです。直感的なコード作成補助機能やAIを活用したモデルパイプライン開発により、ユーザーの生産性向上を促進します。SAS Viya Copilotは現在、招待制のプライベートプレビュー版のみ提供されています。
● SAS Viya Workbench( https://www.sas.com/ja_jp/software/viya/workbench.html ):データサイエンティストやモデラー向けに設計されたクラウドベースのコーディング環境です。Visual Studio Code、Jupyter Notebook、またはSAS Enterprise Guideを通じて、SAS、R、Pythonを用いた迅速なモデル構築を支援します。SAS Viya Workbenchは、Microsoft Marketplaceで提供されています。
● SAS Decision Builder( https://www.sas.com/en_us/software/decision-builder.html ):Microsoft Fabricに追加された新機能で、SASが誇る高度なインテリジェント意思決定機能を提供します。Fabricユーザーは迅速かつより優れた意思決定を行うことができ、信頼性の高いインサイトをもとにAIモデルを本番環境へ移行することが可能になります。SAS Decision Builderは、Fabricプラットフォームにネイティブ統合されており、現在パブリックプレビュー版として利用可能です。
SASの創業者兼CEOであるジム・グッドナイト(Jim Goodnight)は、SAS Innovate 2025(2025年5月5-9日、米フロリダ州開催)において、今回の新たな発表内容に加え、AIの急速な進化が業界全体に与える影響について、Microsoft社の会長兼最高経営者(CEO)のサティア・ナデラ(Satya Nadella)氏と対談しました。事前収録セッションはオンデマンド( https://www.youtube.com/watch?v=3FtQzvMzmVY&list=PLVBcK_IpFVi_ryjTBEsarOATfYJslOf3G&index=2 )で視聴いただけます。
Microsoft社のAzureソリューション製品管理&エコシステムチーム担当バイスプレジデントであるブレット・タンザー(Brett Tanzer)氏は、次のように述べています。「両社の連携により、お客様は信頼性が高く拡張性と安全性に優れたMicrosoft Azureの基盤上で、SAS Viya Essentialsを迅速かつ安心して利用可能です。SASの高度な機能と弊社のクラウドインフラを組み合わせることで、企業はより早く成果を得られ、AI時代における独自のAI変革を加速させることができます」
詳しくは、SAS Viya Essentials on Microsoft Azure( https://www.sas.com/ja_jp/solutions/cloud/sas-managed-cloud-services.html )の製品ページをご覧ください。
*2025年10月29日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリース( https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2025/october/sas-unveils-turnkey--low-cost-cloud-analytics-on-microsoft-azure.html )の抄訳です。本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。
SASについて
SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
