PMSに伴う睡眠課題への新アプローチ「ネムノス®」の実証実験開始 ~体内時計調節で睡眠の質向上を目指す~

コンビ株式会社

赤ちゃん用品の製造及び販売等を行うコンビ株式会社(本社:東京都台東区 代表取締役社長:松浦康詞)で、高機能食品素材の開発を行うライフサイエンス事業部は、当社が販売する睡眠サポート食品素材「ネムノス®」について、月経前症候群(PMS)に伴う睡眠課題の解決可能性を検証する実証実験を、2026年2月下旬より開始します。

本実験は、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「令和7年度 女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業」の助成を受けて実施します。

■実証実験の背景
見過ごされがちな女性の睡眠課題
女性は生涯で平均8.6年間を月経期間として過ごすとされ(※1)、その中で月経前症候群(PMS)による不調を経験する方も少なくありません。PMS症状の一つに、日中の強い眠気や夜の不眠があります。これは月経前の約2週間(黄体期)に女性ホルモンのバランスが変化し、体温リズムが乱れることで起こると考えられています。

一般に、体内時計は睡眠だけでなく、様々な生理機能のリズムに関わっていると考えられています。また、不規則な生活リズム(社会的時差ボケ)が健康に影響を与える可能性も指摘されています。

PMSは経口避妊薬(ピルなど)による症状緩和が可能ですが、日本での普及率は約3%と(※2)、多くの女性が対策を取れていない、もしくは我慢している状況です。特に、痛みや生理不順で婦人科を受診する機会はあっても、眠気や不眠で受診する方は少なく、見過ごされがちな課題となっています。

当社は、時計遺伝子に働きかける高機能食品素材「ネムノス®」が、こうした女性特有の睡眠課題の解決に貢献できる可能性があると考え、実証実験を通じて検証することといたしました。

■今後の展開
2026年2月下旬から2027年10月末までを目途に、月経前症候群(PMS)に伴う眠気への効果検証を実施します。「ネムノス®」のフェムケア分野における新たな価値を検証し、女性の健康課題解決の選択肢の一つとして提案ができるように目指してまいります。


■「ネムノス®」について
「ネムノス®」は、ネムノキの樹皮から抽出した食品素材で、体内時計の調節に関わる遺伝子(時計遺伝子)に働きかけ、生活リズムを整えるサポートをします。先行研究では、午後の眠気軽減や睡眠の質向上が確認されています(※3)。今回の実証実験で、これらの機能がPMS症状としての睡眠課題にどのように作用するか、検証してまいります。

■本実証実験が目指す社会的価値
本実証実験を通じて、以下のような社会的価値の創出を目指します。

・女性の健康課題への新たなアプローチ
PMS症状としての睡眠課題は、多くの女性が経験しながらも対策を取れていない領域と言えます。本実証実験により、食品素材による日常的なケアの可能性を探求します。

・多様な選択肢の提供可能性
現在、PMS症状への対応は主に医療的アプローチに限られています。本研究が、将来的に女性が自身の体調に合わせて選べる選択肢の一つとなることを目指します。

・次世代への知識の伝播
「PMS症状は我慢するものではなく、対策を考えられるもの」という認識を広めていきたいと考えています。


■東京都「フェムテック開発支援・普及促進事業」について
公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する本事業は、女性の健康課題を解決するフェムテック製品・サービスの開発と普及を支援するものです。女性の健康課題解決に関する6テーマ「月経、妊娠・不妊、産後ケア、更年期、婦人科系疾患等、ヘルスリテラシー」の開発・改良、普及を支援します。


(※1)「生涯で約8.6年」は、生涯の月経回数推計(約450回)を文献に基づき、1回あたり7日として換算した当社算出値です。(450回×7日=3150日≒8.6年)。 出典:Short RV. Proc R Soc Lond B Biol Sci. 1976;195(1118):3–24.
(※2) 出典:United Nations, DESA, Population Division (2019). Contraceptive Use by Method 2019: Data Booklet(ST/ESA/SER.A/435), Annex Table: Key Indicators(Japan, Pill=2.9%)
(※3) ネムノキ樹皮抽出物「ネムノスⓇ」の体内時計調節効果/板谷(牧岡)祐子[アグリバイオ(2020年7月臨時増刊号)]


健康食品素材に関するお問い合わせ先:ライフサイエンス事業部TEL:048-845-5710

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