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大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科・宮田安彦教授のゼミ生ら12人は10月3日、東京・秋葉原で行われた日本酒イベント「地酒祭り秋の陣2015」〔主催:NPO法人 FBO(料飲専門家団体連合会)、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)〕に参加した。今回は、静岡県伊豆市と福井県若狭町の食材を使った“ご当地カクテル”を考案。NPO法人FBOとSSIの全面的協力を得て、「伊豆カクテル」2種類と「若狭カクテル」2種類の計4種類を発表した。
宮田ゼミでは、若い女性への日本酒の普及を目的とする「日本酒文化発信プロジェクト」を推進している。4月5日に開催された「地酒祭り春の陣2015」では新潟県十日町の食材を。また7月に松屋銀座で行ったカクテル販売では群馬県高崎市、青森県青森市、神奈川県湘南地域の食材を使うなど、今年度は日本各地の地場産品を材料に使った“ご当地カクテル”を考案してきた。“ご当地カクテル”には、地域の生活文化を再現したいとの学生らの強い思いが込められている。
今回は、静岡県伊豆市と福井県若狭町とのコラボ。ぶどう酢を加えた伊豆の地酒あらばしりに生クリームを乗せて、ふわっとした口当たりが楽しめる「サプライ酢」と、海に沈む夕陽のロマンチックな世界をグラスいっぱいに表現した「甘夏の恋人」の2種類を「伊豆カクテル」として発表。また、地酒の若狭自慢と希少価値の高い紅映梅(べにさしうめ)を合わせた「Umany(ウメニー)」と、同じ地酒を使って梅シロップと梅の実を丸ごと1個加え、三方五湖の澄んだ水を表現した「MIKATA 五湖」の2種類を「若狭カクテル」として発表した。
会場には日本酒好きの来場者が大勢集まり、同大のブースも終始賑わいをみせていた。来場者は、実際に学生が作るカクテルを飲んでみて「口当たりがいいですね」と学生に感想を話したり、ブースに展示している伊豆市や若狭町の食材を手にとって学生にレシピを聞いたりしていた。
学生らは「短い準備期間でそれぞれの地域を理解し、カクテルにどのようなストーリーを込めるのか検討したり、それを表現するレシピを作成したりするのはとても大変でしたが、来場者にカクテルを楽しんでもらえてうれしいです」「日本各地の名産などに触れることができて、勉強になります」と話している。
(参考)
・日本酒の普及と“ご当地”の魅力を伝える 日本酒カクテル考案(大妻女子大学HP内関連ページ)
http://www.otsuma.ac.jp/news/2015/20151008174620
(関連記事)
・大妻女子大学の学生が発案した日本酒カクテルを7月1~28日まで松屋銀座で販売 -- 学生ら自身が解説も(2015/06/30)
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=8136
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