愛知大学法科大学院(名古屋市東区)は12月19日(土)に公開講演会「布川事件の桜井さん えん罪の恐怖を語る」を開催する。1967年に発生した強盗殺人事件「布川事件」のえん罪被害者である桜井昌司氏が登壇。自身の実体験を踏まえ、代用監獄での取り調べや裁判の実態に加え、どのようにしてえん罪を晴らすことができたのか等について講演を行う。入場無料、事前申し込み不要。
最高裁で強盗殺人罪による無期懲役刑が確定し、服役していた桜井昌司さんが再審で無罪になったことは記憶に新しい。
このたび、愛知大学法科大学院が開催する公開講演会「布川事件の桜井さん えん罪の恐怖を語る」では、桜井さんから自身の実体験を踏まえた生々しいお話を聞くことができる。代用監獄での取り調べや裁判の実態に加え、どのようにしてえん罪を晴らすことができたかなど、貴重な内容となっている。また、現在国会に上程されている刑事訴訟法改正案に司法取引の導入や盗聴の拡大が盛り込まれていることの重大性、危険性についてもお話しいただく。概要は下記の通り。
◆愛知大学法科大学院主催 公開講演会「布川事件の桜井さん えん罪の恐怖を語る」
【講 師】 桜井昌司 氏(布川事件えん罪被害者)
【日 時】 2015年12月19日(土)受付13:30~、開演14:00~
【場 所】 愛知大学車道(くるまみち)校舎 K901教室
【プログラム】
・14:00 映画「映像で見る布川事件の40年」
・14:30 桜井昌司さん講演「布川事件の真実」
・15:30 質疑・討論
【入場料】 無料(事前申込不要)
【主 催】 愛知大学法科大学院
(参考)布川事件とは
1967年8月、茨城県北相馬郡利根町布川の自宅で、独り暮らしだった大工の男性(当時62歳)が、何者かによって殺害された事件。桜井昌司さん(当時20歳)と、もう一人の男性(当時21歳)が強盗殺人罪で起訴され、1978年7月、最高裁で無期懲役が確定したが、その後、2次にわたる再審請求を経て、2011年5月、水戸地裁土浦支部の再審無罪判決が確定した。
●愛知大学法科大学院HP
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▼本件に関する問い合わせ先
愛知大学車道教学課 法科大学院係
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(平日9:00~12:00、13:00~17:00/土曜9:00~12:30)
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