相鉄いずみ野線緑園都市駅で、フェリス女学院大学の学生が考案した電車到着サイン音「アンダンテ」を試験導入 -- 学生のアイデアで駆け込み乗車を予防

フェリス女学院大学

フェリス女学院大学(横浜市泉区、学長:秋岡陽)と相鉄グループの相鉄ホールディングス(株)(本社・横浜市西区、社長:林英一)、相模鉄道(株)(本社・横浜市西区、社長:滝澤秀之)は、3月1日(水)から相鉄いずみ野線の緑園都市駅で電車到着サイン音「アンダンテ」を試験導入する。これは、同大音楽学部音楽芸術学科「音環境デザインゼミ」(担当:船場(ふなば)ひさお講師)の学生らが考案したもので、到着する電車の上り・下りの方面や種別を音の種類で認識することで、駆け込み乗車を予防する。  緑園都市駅を利用するフェリス女学院大学の学生の中には、高架上の線路を走行している電車の到着がわかりづらいとの声が多くあった。そこで、音楽学部音楽芸術学科「音環境デザインゼミ」の学生たちは相鉄ホールディングス(株)にサイン音の導入を提案。相模鉄道(株)がこれに賛同し、試験フィールドとして同大の最寄り駅である緑園都市駅を提供したことで、共同プロジェクトが始まった。  プロジェクトでは、同大の学生を中心にアンケートを実施。駅のイメージを反映した心地よい音であると同時に、どのタイミングで聞くと余裕を持って安全に電車に乗ることができるかなどを検討。相模鉄道(株)の経験と技術的な協力のもと、学生らがサイン音が流れる場所やタイミング、長さなどにもこだわって音づくりを行った。  完成した「アンダンテ」は、電車が到着する前に駅の改札付近で流れ、電車の上り・下りの方面や種別を音の種類で認識することで、駆け込み乗車を予防する効果が期待される。上り(横浜方面)はクラリネット、アルトフルートの音色で音が上がるメロディー、下り(湘南台方面)はビブラフォンの音色で音が下がるメロディーとなっている。また、各停と比較して快速は音符の数が多く、テンポも速くなっている。  3月1日(水)から試験導入を開始。その後不具合がなければ本格的に稼働することとなる。 ◆電車到着サイン音「アンダンテ」の概要 【設置場所】  相鉄いずみ野線 緑園都市駅(横浜駅から快速で約18分) 【試験開始】  2017年(平成29年)3月1日(水)10時予定  ※その後不具合が無ければ本稼動とする。 【音の違い】 ・上り(横浜方面):クラリネット、アルトフルート ・下り(湘南台方面):ビブラフォン 【種別の違い】 ・快速:テンポ80、音源の冒頭が16分音符 ・各停:テンポ68、音源の冒頭が8分音符  各停と比較して快速は音符の数が多く、テンポも速くなっている。 【上りと下りの違い】  上り(横浜方面)は音が上がり、下り(湘南台方面)は音が下がるサイン音 【アンダンテとは】  音楽の速度記号で「歩くような速さで」という意味のイタリア語 ※以下のホームページで視聴することができます(3月1日(水)掲載予定)。  http://www.sotetsu.co.jp/train/info/338.html ■緑園都市駅 1976年(昭和51年)に相鉄いずみ野線の延伸に伴い開業。「これからの駅」をテーマに公募されたアイデアを生かし、庭園や展望台、ドーム型の屋根、わが国初のタッチパネル式自動券売機などを設置し、当時では先進的な取り組みを行う。1997年(平成9年)には、関東の駅百選にも選ばれている。1日平均乗降人員は、約2万6千人(平成27年度実績)。 ■フェリス女学院大学  1988年(昭和63年)に相鉄いずみ野線緑園都市駅の最寄りに「緑園キャンパス」を開設。以降、地域との交流や近隣小中高との連携した取り組みを積極的に行ってきた。また、キャンパスの電力の一部をまかなう風力発電風車や、人と環境にやさしいエコロジー校舎やエコ体育館など「エコキャンパス」にも取り組んでいる。 ・大学公式サイト http://www.ferris.ac.jp/ ■音環境デザインゼミ(音楽学部 音楽芸術学科)  担当は船場(ふなば)ひさお講師。音楽フェスティバルの企画や、身の回りにあふれる音や音楽についての調査や研究をしており、より良い音環境をどう創り出していくかを学んでいる。 ▼本件に関する問い合わせ先 ・フェリス女学院大学 企画・広報課  植村・松本  TEL: 045-812-9624 ・相鉄ビジネスサービス(株) 総務広報サービス部(広報担当)  飛川(とびかわ)・山中  TEL: 045-319-2057 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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