東京理科大学近代科学資料館が夏の企画展「日本の女性科学者~道を拓いたマドンナたちの百年~」を開催 -- 6月27日~8月9日まで

東京理科大学

東京理科大学近代科学資料館(東京都新宿区)は6月27日(火)~8月9日(水)まで、夏の企画展「日本の女性科学者~道を拓いたマドンナたちの百年~」を開催する。女性が進学することがまれだった明治・大正期の日本の女性科学者たちの業績や歴史を展示するとともに、女性科学者育成のためのさまざまな取り組みを行っている大学や各機関の紹介も行う。入館無料。日・月・祝は休館。  科学者という職業は、欧米でも19世紀までは男性の職業と見なされていた。日本では、明治5年に学制がしかれて男女共に初等教育が受けられるようになったが、女性が進学できた学校はごく少数で、男女が平等に教育を受けられるようになったのは第2次世界大戦以降である。  今回の企画展では、このような社会の中、明治・大正期に生まれながら、高い志を持ち女性科学者となった先駆的科学者の業績とその研究内容について実験を通して紹介。日本の女性科学者の歴史を展示する。  また、理学のさらなる普及を目指した同大の「科学のマドンナ」プロジェクトをはじめ、次世代の女性科学者育成のためのさまざまな取り組みを行っている大学、各機関なども併せて紹介する。開催概要は下記のとおり。 ◆日本の女性科学者~道を拓いたマドンナたちの百年~ 【会期および観覧時間】  6月27日(火)~ 8月9日(水)日・月・祝 休館  10:00~16:00    ※8月9日(水)神楽坂キャンパス・オープンキャンパス 【会 場】 東京理科大学近代科学資料館 2F企画展示室(東京都新宿区神楽坂1-3)  電話: 03-5228-8224  アクセス: JR「飯田橋」西口徒歩4分/地下鉄「飯田橋」B3出口徒歩3分 【入場料】 入館無料 【主 催】 東京理科大学近代科学資料館: http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/   【後 援】 新宿区教育委員会    【展示内容と主要展示資料】 I.日本の女性教育の歴史 II.道を拓いた女性科学者の紹介 (1)丹下ウメ(1873−1955) 栄養学者 ビタミンの研究   (2)保井コノ(1880−1971) 植物学者 日本産石炭の構造決定 (3)黒田チカ(1884−1968) 化学者 紅花の色素カーサミンの構造決定 (4)辻村みちよ(1888−1969) 農学者 緑茶の化学成分の解明 (5)加藤セチ(1893−1989) 分析化学者 吸収スペクトルによる物質の分析 ほか      III.戦後の女性科学者 (1)女性研究者の変遷 (統計) (2)猿橋賞とその受賞者 37名 (3)優れた業績に与えられる賞を受賞した女性科学者 IV.各機関・大学での女性科学者育成のとりくみ   お茶の水女子大学・日本女子大学 ・東京理科大学「科学のマドンナ」プロジェクトなど ◆関連イベント ■「科学のマドンナ」プロジェクト特別企画『Woman x Science 2017』 【日 程】 7月2日(日) 【場 所】 東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区新宿6-3-1) 【内 容】 <講演会>  日本航空株式会社代表取締役専務執行役員 大川順子氏(東京理科大学薬学部薬学科卒業) <トークセッション> 登壇者 (1)大川 順子氏(日本航空株式会社代表取締役専務執行役員) (2)きゅんくん(ロボティクスファッションクリエイター/メカエンジニア) (3)中澤優子氏(家電ベンチャーUPQ CEO)     モデレーター: 元村 有希子氏(毎日新聞科学環境部長) ■第37回猿橋賞受賞記念講演会 【日 程】 8月3日(木) 【場 所】 東京理科大学 神楽坂キャンパス(東京都新宿区神楽坂1-3) 【内 容】 <講演会>  千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター 石原安野准教授(東京理科大学理学部第二部物理学科卒業) 【展示協力(交渉中)】  お茶の水女子大学歴史資料館/東北大学史料館/日本女子大学成瀬記念館    一般財団法人女性科学者に明るい未来をの会   講談社Rikejo/国立研究開発法人科学技術振興機構/国立研究開発法人理化学研究所広報室 ▼本件に関する問い合わせ先  東京理科大学 広報課 担当: 三宅、正木、小原  TEL: 03-5228-8107   FAX: 03-3260-5823  E-mail: koho@admin.tus.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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