-
-
-
北翔大学・北翔大学短期大学部(北海道江別市 学長:西村弘行)は、ICカードリーダーなど業務用端末の製造販売やシステム開発を行っている株式会社シーエスイー(本社:愛知県あま市 代表取締役社長:河本正晴)と産学連携協定を締結する。これは、開発や新規事業の創生、人材交流、教育および人材育成等の分野で連携していくことを目的としたもの。6月23日(金)に調印式を執り行う。両者は以前より出席管理システムの協同開発を行っており、協定締結を機に、同システムの開発や技術および人材交流などをさらに発展させていく。
授業の出欠確認や集計作業には、教員や事務職員の業務負担が大きいだけでなく、代返をする学生や登録漏れなど多くの問題がある。
北翔大学ではこうした問題の解決の手段として、2013年度からICカードリーダー(Pit-21)を使用した出席管理システムを導入し検証を開始。授業内で活用できる機能や学生指導を行う機能を取り入れたシステムの構築を目指し、同大事務職員を中心に株式会社シーエスイーと協同開発を行っている。学生サービスの向上、教員の研究時間および学生指導時間の確保、教育の質的向上、授業内容の充実、職員の業務負担の軽減、代返防止を目指すとともに、利用者の操作性の容易さも考え開発している。
このたび、このような学生・教育支援システムの開発や技術および人材交流、人材育成などを連携して推進する目的で、北翔大学と北翔大学短期大学部は株式会社シーエスイーと産学連携協定を締結する。調印式や協定内容などの詳細は以下の通り。
◆調印式
【日 時】 6月23日(金)14時
【場 所】 北翔大学7号棟5階会議室7A
◆協定締結内容
【目 的】※協定書抜粋
開発、新規事業の創生、人材交流、教育および人材育成等の分野で相互に連携協力し、科学技術の振興および産業と社会の発展に寄与する。
【連携事項】※協定書抜粋
・学生・教育支援システムに関すること
・広報および広報支援システムに関すること
・技術および人材交流に関すること
・人材育成に関すること
・その他産学連携に関して必要と認める事項
◆端末「Pit-21」の導入効果について
【導入前の問題】
●教員の作業負担
出席カード等(手書き入力)により出席を取っているが配付・回収、その後の集約・入力に時間を要している。
●事務の作業負担
出席簿の入力状況の把握および回収、授業の申請(履修登録)漏れ学生や出席入力ミスによる学生の対応、出席簿の入力サポート等に時間を要している。
●授業の申請(履修登録)・履修指導
登録が漏れたまま授業に出席している学生がいる。
科目担当教員が出席簿等で登録状況を確認し指導するが、集約後(翌週)になるため、登録期間に指導ができない。
また、適切な指導を行わない場合、登録漏れの状態が続き、授業に出席していても単位認定がされない。
●代返
代返する学生がいて、厳格な出席管理ができていない。
●授業
既存の出席簿(紙)は学生の顔と名前が一致しない。
授業時の発表等で、出席簿から学生の名前を読み上げても欠席者にあたり思うように進まない。
●学生指導・保護者対応
学生へのフィードバックに時間を要し、出席状況の公開が遅れ、学生自身が出席状況を確認できない。
欠席回数の多い学生(不登校学生)の発見が遅れ、休学・退学につながる。
保護者から出席状況の問い合わせを受けるが、出席簿に入力していない科目があるため回答までに時間を要する。
【導入後の効果】
●教員・事務職員の作業時間と労力の負担軽減
出席は学生が学生証をかざすのみ。収集したデータは自動的に反映するため、教員・事務職員の作業時間と労力が大幅に軽減される。
●履修登録状況の自動確認
履修登録状況を考慮しているため、打刻時や確認画面で履修登録されていない学生を把握できる。学生は打刻時に登録状況を確認、科目担当教員も即時に確認できるため、未登録者に履修指導をすることが可能となる。
このことにより登録間違い・漏れが大幅に軽減される。
●代返の抑止
打刻時に性別の色分け、氏名、顔写真を表示することで防止する。
また、教員が授業内で学生をランダムに抽出してあてることにより抑止される。
●写真付簡易出席簿の表示
打刻後の機能で出席状態を纏めた出席簿を即時表示できる。
詳細機能で学生の顔写真やカナ氏名が表示される。受講人数・履修登録未申請者数も瞬時に把握できる。
●ランダム抽出機能
出席者の中から無作為に学生をあてる機能。
出席している学生から抽出されるため、欠席者をあてることがなくレスポンスの良い、質の高い授業が展開できる。また、積極的な利用により、アクティブラーニング(能動的)授業につながる授業支援機能となる。
●出席データの即時連携・反映
教員の入力漏れを防ぎ、厳格な出席の把握が可能。
翌日未明に一括登録されるため、学生・教員は翌日に出席状態を確認できる(有線LAN同大の場合)。
【今後の展望】
・教育機関へ導入してもらうことで、事務的業務の精度向上ならびに時間の軽減をはかる。教員の研究時間の確保にもつながる。
・厳格な出席管理のみならず、授業で活用できる機能の強化および授業支援機能と連携した、成績評価につながるシステムの開発を目指す。
・広く教育機関で利用できる汎用性の高いシステムの開発を目指す。
●株式会社シーエスイー:
https://cseinfo.co.jp/
●Pit-21A:
http://pit-21.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
北翔大学
〒069-8511北海道江別市文京台23番地
TEL: 011-386-8011(代表) 担当:樋渡(ひわたし)
株式会社シーエスイー 東京支社
〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町20-7 ITOビル 3F
TEL: 03-5643-5881
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/